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はじめまして。当事者の大学生です。
私はアスペルガーと言われた時はショックでした。 診断されるまでは、
自分の不器用さ、人と机を並べての勉強ができない、人の言いたいことが分からない、話言葉が理解しづらい、他人と共同生活ができない、
などの問題は、自分の努力不足が原因であって、努力すれば解決できると思っていたからです。けれど、診断された時は、努力してもどうにもならない問題もあるのではないのか?努力しても無駄じゃないのか?と思いました。
それに、吃音やパニック障害をどうにかしたくて診察を受けていたのに、結果はアスペルガーと言われたので混乱してしまいました。
診断されてから少したって、私のいろいろな問題は、どこまでがアスペルガーの特性なんだろう?、どこからが努力不足による問題・・・あるいは他の二次障害(パニック障害、心身症などなど)・・・なのだろう?と思うようになりました。
私は、アスペルガーの基準にはすっぽりはまってはいませんし、本当にアスペルガーなんだろうか?アスペルガーに似た傾向があるだけではないのか?とも思います。
診断当時は、このように、よりよく・・・というよりは、ものすごく精神的に混乱していました。
最近は、先生や、作業療法士さん、親と話し合い、とりあえず、自分の問題を一つ一つみつめて、それを解決・・解決はできないまでも、マシに出来るように、努力していこう、という事になりました。それで落ち着きました。
フォウさんは、運動が得意でいらっしゃって、学校生活も、問題なく過ごされていた、と知ってとても勇気づけられました。
なぜなら、私はとても運動音痴ですし、共同生活というものにも、なじめない人間で、これはアスペルガーの特性で、自分ではどうにも出来ないかもしれない、と思い込んでいたからです。(ひょっとしたらどうにもならない事なのかもしれませんが)
私は、いろいろな事を人とは少し違った方法で習得してきました。スポーツも私にあった方法があるのではないか?自分に合う方法ならば自分も少しはスポーツができるようになるのではないか、と思います。
精神的に、アスペルガーだから、と周りに流されるままに自分自身を型にはめてしまっては何もできないな、と思いました。
診断をうけることにより、人によってはそれによって安心し、次のステップに踏み出し、さらには社会生活を不自由なく営めるレベルにまで辿りつけると思いますが、アスペルガーについてかなり詳しく(努力や支援でどうにかなるものなのか、どういった支援が必要なのか、などを)説明してもらわないと混乱する場合もある・・・・と実際混乱した私は思います。
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