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▼笛さん:
はじめまして。
アスペルガーの子供を持ち、ピアノを教えている、みあと と申します。
指導者の立場から申しますと、笛さんのように大人の生徒さんに
ドレミで読まなければならない必要性は全く感じないのですが、
先生のご指導方法にもよりますから、一度その旨を説明されてはいかがでしょうか。
ただ、お話を伺って私なりに推測してみたのですが、
木管楽器というのは、音を鳴らしながら口で歌うということがきませんよね。
ピアノや弦楽器なら、音を弾きながら「ド」など歌うことができます。
ですから、ピアノの場合は、音を出しながら、音の名前を口に出すように指導します。
笛さんも、ピアノの時はできていたのではないでしょうか。
それが、木管になったので、長くその作業をしないため、出来なくなってしまった・・・と。
鍵盤があるようでしたら、一度音を出しながら、ドレミを一緒に歌ってみられてはどうでしょうか。
私の生徒さんにも、いろんなタイプがありますが、笛さんと同じように、
うまく弾けるのに、ドレミで言わせると出来ないタイプもたくさんいます。
時間はかかるけど読める場合は、特に問題視しません。
ただ、何度やっても、どうしても名前が出てこない場合、
五線に見立てた5本の紐(2メートルくらい)を部屋に並べ、
その上に、自分が音符になったつもりで立ちます。
「ド」「レ」と言いながら音符の場所を歩き、体で音と名前を覚えます。
あと、音符を図形化して見る訓練のために、
「ドレミレド」などのある程度まとめた音符のカードを見せて、音の並びの形で理解させることもあります。
アスペルガー傾向のある人は、この音符の図形化が得意な人が多いと感じます。
耳で覚えて弾くのも、能力の一つです。
ただ、間違えたまま耳で覚えた場合、修正がかなり難しいので、
最初に正しく耳で覚えなければいけないので、正確な楽譜の理解が必要です。
そのためには、ドレミでなくても「ラララ」で歌えばいいと思います。
長くなった割に、うまく説明できなくてすみません。
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