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>アスペルガーの子供を持ち、ピアノを教えている、みあと と申します。
はじめまして。ボーダーに近いASで、ピアノやエレクトーンを教えています。
>あと、音符を図形化して見る訓練のために、
>「ドレミレド」などのある程度まとめた音符のカードを見せて、音の並びの形で理解させることもあります。
>アスペルガー傾向のある人は、この音符の図形化が得意な人が多いと感じます。
図形化大好きです。
笛さんへのレスにも書いてあるので詳細は省きますが、子供の頃「音を聴く」作業をしてこなかったばかりに音楽の仕事をしているとは思えない位音感が発達していない私は、暗譜する時に「見て覚える作業」をたくさんします。
どの位の比重かというと、発表会のためになんとなくたらーんと3ヶ月弾いてきた曲を「発表会まであと1ヶ月だから、次のレッスンでは暗譜していかなきゃダメだなぁ」とレッスン3日前に楽譜を凝視して、時には鍵盤で弾いて確かめて無理矢理記憶に入れます。この時点で「手が覚える」ほどすらすら弾けている訳ではありません。本当に頭の中に分析した物を叩き込んでいるのです。もちろん、音感も少ないので耳で覚えている分量は僅かです。
どの位の分量を覚えるかというと、ベートーヴェンの熱情全楽章だったり、ドビュッシーの前奏曲第2集全部だったり、の分量です。
楽譜を飛行機の中で見て覚えて演奏会で弾いたというギーゼキングの例がありますが、彼の場合は「ショパンエチュードは難しい。私に6時間(だったかな?)も練習させた」という位の初見の速さがありますので全く比較にはなりません。私にはそういう初見の速さはありません。初見は速くありませんが、楽譜を覚える作業が速いので、外面的には「譜読みが速い」と思われています。
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