アスペルガーの館の掲示板

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[#25301] これはあきらめですか? riru 08/4/6(日) 15:35 [未読]

[#25335] Re:これはあきらめですか? みいぽん 08/4/10(木) 15:14 [未読]

[#25335] Re:これはあきらめですか?
 みいぽん  - 08/4/10(木) 15:14 -

引用なし
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   ▼riruさん:

こんにちは。
私には アスペルガーと診断されている娘がおります。
ちょっと親側の視点から、私個人ならばわが子に対して どのようにアスペルガーであることを受け止めて欲しいかというのと同じ視点で レスを書いてみようと思います。

私は子供に いずれ自分がアスペルガーであることを知っていてもらいたいと思っています。
そして、検査の結果を自分で把握して、自分自身の得意・不得意を 冷静にそして 分析的に見てもらいたいと思っています。
わが子は周囲の専門家からは 非常に軽度で 集団行動に問題がない、現時点で限りなくグレーゾーンだと言われてはいますが、それでも将来的には告知をするつもりでいます。


それがどうしてかといえば・・・・・
他の方も書かれてらっしゃいますが、発達障害圏の子供達は、能力の凹凸がすごい激しいのですよね。
得意なことはいいとしても、こと苦手な分野に関しては 壊滅的に難しかったりします。
riruさんは いかがでしょうか?
わが子に関して言えば、得意なことはかなり限定されていて、どちらかというと『苦手なこと』のほうが 割合的には“かなり多い”状態になっています。
子供にとっては、この状況はどうしても『自分は人より出来ないことが多い』という劣等感に結びつきやすくなりますよね・・・
得意なことより 不得意なことのほうがどちらかというとたくさんあり、事実 困ることが多いわけですから。

ただし、親の立場から見ると 本人自身が気がついていないと思われる 得意なこと、上手なこと、というのを 当事者の子供は実は持っていることが多いんですよね。
当事者の本人にとって「苦手」「できない」ことは困るので切実で、そちらに振り回されるため、自身の得意なことをうまく活用できてなかったりするように思います。
そのため、自分自身に対して否定的になりやすいのかもしれません。
それは 非常にもったいない。

だからこそ、わが子に対しては無用な「できない」という劣等感を捨て、自分自身の特性を客観的に 何が得意で何が苦手かを 自分で把握して活用して欲しい と思うわけです。


>まあ、原因は頭の構造の違いということで、劣等感はなくなりましたが、ASだから、仕方ない・・・と許して楽になりたい自分と、ASでも努力して、限りなく普通に近づこう(かなり疲れるが)と思う自分とがいて、受け入れ方が解りません。

「普通に近づく」というのは、とても曖昧で、何をどう近づけるのか けっこう難しかったりしませんか?
私だったら、ですが・・・・・
子供には 「普通」に近づいて欲しいとは望まないような気がします。
望まないというよりも、その方法は『合わない』というほうがいいかな・・・
「普通」がどのようなニュアンスか というのにもよるとは思いますが、ビジネス 及び 日常生活上必要最低限な社会性は やはり本人の生きやすさのためにも身につけさせてあげたいとは思いますが、あくまでも 必要最低限度。

「仕事」に関してであるなら、まず「得意」をしっかり把握し、その上で、この得意な能力を どううまく苦手分野のカバーに応用できるか?ということを考えてもらうと思います。

同じ仕事をするにしても、視覚優位なら この視覚からの処理能力の速さで苦手部分をカバーする工夫を と思っています。
この場合、カバーするといっても人と同じまでにいかなくともかまわず、とりあえず “なんとかなる程度”でいいとも思います。
そのぶん、人より優れた得意分野もあるはずですから(周囲の中で1番うまくなくともよく、「平均」より優れていればいいのです)、仕事上であれば周囲には『苦手分野が多くてご迷惑をかけます。が、これとこれは 得意です。まかせてください!』と知らせることができれば、たいていやっていけるようにこれまでの経験から思うからです。

「アスペルガー」と診断されて当初は やはり戸惑われることでしょう。
でも、riruさんのおっしゃるとおり単に「頭の構造(機能)の違い」なんですよね。
苦手は苦手としてわかるからこそ 工夫が出来るってもんです。
短所というのは 使いようによっては長所の裏返しの場合が多いもの。
苦手をカバーしていく手がかり と考えられてはいかがでしょうか。

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