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うどんやさん,はじめまして.そしてご意見ありがとうございます.
>DOVEさんが一体どのような'支援'をどの層に向けて考えているのでしょうか?
>義務教育を受けている子ども、その保護者が対象ですか?
>世間では無職・引きこもり・ニートと呼ばれるカテゴリーにいる当事者?
>ホワイトカラーの会社員ですか、大学生ですか?
支援内容と対象のことですね.私は発達障がいを持つ方々に関わるようになって,約1年になります.その短い時間の中で体験したこと,勉強したことの範囲で考えていることをお話ししますね.
私の現場は医療機関ということもあり,訪れる方は,鬱を発症した方,自傷他害など反社会的行為に及んだ方,18歳を超えて行き場を失った方,小・中・高は何とかやれていたが大学や就職した後に発達障がいによる生きにくさが顕在化した方(グレーゾーンの方)などが多いように感じます.年齢層は20代の方が最も多く,次いで30代,10代という感じでしょうか.
そして,皆さんが私たちに訴えることは「コミュニケーションがうまくいかない」「自分の居場所がない」「うっぷんが晴らせない」「働きたくても長続きしない」といったところです.
あと,付近の専門援助機関については,発達障害者支援センターのほか,児童対象の福祉施設くらいだと思います(余り情報を持っていません).作業所は,精神障がい,知的障がい対応のものは複数ありますが,発達障がい専門の施設はゼロです.ただ,当院が「発達障がい専門外来」をはじめてからは,精神の作業所に何人か受け入れをしてもらっており,これから・・・という感じはあります.
このような状況の中で,私の方としては,「まずは同じ障がいを持つもの同士が集える場所,交流できる場所が必要だ」と感じ,愚痴が言える場所や人を作ること,相談者を作ること,さらに世渡りの仕方や生き方のコツを学んだり,何かを達成したり,成功する体験を積んでもらうことができればと思っています(まだ漠然としておりますが).
>DEVOさんは意見を訊ける先輩や師匠が周りにおられると思います。
>そのプロの'療育''発達'の専門家で現場に関わってきた人の話を聞いてみるとか。
おっしゃる通りです.情報不足であることは間違いありませんので,少し情報を集めてみようと思います.
>DEVOさんがどこまでエネルギー・人・物・金をつぎこんでいく気でいるかにもよりますよね。
そうですね.私は雇われの身ですので,なかなか自由は利きませんが,企画していく中ではっきりさせていきたいと思っています.ちなみに現在保有している施設(総面積約500u)が精神障がいの方向けに一通りの物はあり(机やイス,創作活動の備品・用具など),専門スタッフを2人配置する予定ですので,ベースとしては大丈夫なのではないか・・・と.今後の企画に応じてそれにプラスしてもらうよう経営者に掛け合うつもりでおりますね.
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