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管理人です。
私があのスレッドの議論を止めた一番の理由はやはり突然身近な人を亡くした、という人たちへの気持ちを考えた面があります。
仕事柄若くして亡くなった人を見てきた経験もあります。遺された家族の感情というのは本当に複雑です。亡くなった直後というのはショックの中で葬儀や法要を行っていくケースが多いです。気持ちの整理がつくのは49日の法要が済んだ頃で、日常生活に戻っていく中でようやく実感として「あの人はもうこの世にはいない」という気持ちになってくるケースが多かったです。
亡くなった直後は色々言われて混乱してしまった、という人もいます。ゆっくり気持ちを整理していく中で語れるものも多いのです。
私自身親戚の中に自殺、事故死といった突然の死だった人もいますし、末期ガンで発見後数カ月で世を去った人もいます。そういう人を見送った後の数週間というのは外見では普通に日常生活を送っていましたが、心の中は落ち着かなかったです。
幸い私の周りの人はそういう状況を察してくれていましたが、田舎の親族の中には色々言われて辛い思いをした人もいたようです。事故死した親族は通常の手続きに加えて保険金や加害者からの賠償責任などの件で保険会社との交渉もあり、かなり大変だったと聞いています。
そういう経験から考慮しても今回の事件でまず必要なのは巻き込まれた人たちの心のケアであると私は思いますし、直接知らない立場であれこれ語るにはまだ時期が早いのでは、と考えています。
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