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ASの問題点は世の中の少数派であることだと思う。
子供を見ていてそう思う。
高校3年の長女、中学3年の長男にはAS傾向がある。
小学6年の次男はまあだいたい普通。
それで長女、長男は普通ッ子の弟をすごくばかにしている。
成績が悪い。
太っている。
体育が苦手。
かけっこが遅い。
内気。
おとなしい。
うらおもてがある。
言いたいことも言えない、勇気がない。
ずるい。
取り柄がない。
確かに数字的な取り柄はない。
長男など弟の身長を聞き(自分より小さい)、体重を聞き(太っている)、
通信簿を聞き(すごく悪い)、テストの成績を聞き(20点とか30点)
ありとあらゆる数字を聞いてげらげら笑う。
家の中ではひたすら虐げられている次男。
しかし、学校ではけっこう楽しくやっていて、友達も多く
今までいじめに合うこともなく過ごしている。
成績表には成績の悪さにもかかわらず“友達からも信頼されています”と
書かれていた。
姉や兄から見ると“成績が悪いのに要領ばっかりよくてずるい”となるが
弟はずるいわけではないのだよ。
気を使っているのだ。
弟は普通の人の世界ではばかにされずに暮らすことが出来るだろう。
長女と長男もASの世界ならきっと楽しく暮らすことが出来るだろう。
文化と価値観が違う。
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