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▼世捨人さん:
>ところで、いったい何がこのような人達に対してつける薬になるのか御存知ありませんか。
話は戻りますがわたしと世捨て人さんと間で見解の一致を見たとしても
あくまで“わたしは思う”が前提にあるので
もしかしてわたしたちが間違っているのかもしれません。
もしかして薬を使用しなくてはいけないのはわたしたちかもしれません。
わたしとしては他の人の価値観を正そうという考えはありません。
ですのでそのような人につける薬も知りません。
>少なくとも自己に対してだけは嘘をつかないようにしないことには・・・。
そうですね。自覚の範囲の中ではそうしたいと望んでいます。
>件の人物は「嫌味がない」という点を気に入られた故にか指導教授に可愛がられ、およそ考えられ得る限りの推薦状とそれに伴う特典を手に入れ、(論文の水準が問題外であったのにも拘らず)遂には後任者に指名されました。
“嫌みがない”というのは大きな徳だと思います。
> 以上の経緯から、彼等は件の人物の中身を知ろうとしていないか、又は(私の一友人の見解によると)知っているが故に通用させているのかという疑問に直面するに至ったのです。
そうですねえ。
わたしも世捨て人さんの友人の見解に近い推理をします。
少しとんちんかんでもいやみがなく、一生懸命で研究以外の世界ではおそらく通用しないと思われるその人の将来をおもんぱかった人事ではないでしょうか。
>もし前者であれば、彼等の人物眼のなさの証明と見做し得るでしょうし、また後者であれば、何はともあれ最も安直な方法で支配しうる人物しか許容しないという、例の指導教授とその取巻き達の有する信念を、この人事の例に於いて読み取れはしないでしょうか。
わたしたちには理解できない価値観があるのかもしれませんね。
純粋に優秀な論文のみを求めてはいないのでしょう。
そのかたの指導教授は……。
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