アスペルガーの館の掲示板

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[#27339] [投稿者削除] [未読]

[#27447] しくみでしたら… 08/8/6(水) 16:55 [未読]
[#27449] [投稿者削除] [未読]
[#27454] 知識 08/8/6(水) 20:05 [未読]

[#27447] しくみでしたら…
   - 08/8/6(水) 16:55 -

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   アスペルガー症候群当事者で社会人の笛と申します。
シャクレさんが親御さんという立場でいらっしゃるので、同じような立場の方々からのお返事が多くなっているように感じます。
私自身、シャクレさんが具体的に何をお知りになりたいのか全くわからず、今までROMしておりました。
今までのシャクレさんの投稿を拝読して、お知りになりたい情報がしくみであったとは、想像だにできませんでした。

▼シャクレさん:
>▼六華さん:
>>率直にお聞きしたいのですが…シャクレさんは、何について、どんな情報を求めてこちらの掲示板にいらしたのでしょう?
>>
>>できましたら、「誰だって」「世間は」という相対化ではなく、シャクレさんご自身のお気持ちをお聞きしたいです。
>
>ASの心のしくみを知りたいのです。
>ASの傾向とか、結果ではなく、どのような思考回路、定型とどのような相違があるのが引き金になっているのか?
>
>結果ではなく「しくみ」が知りたいのです。

それでしたら、「心の理論メカニズム」に関する情報をお読みになられたらいかがでしょう。
私は当事者ですので自分の脳の機能が一体どのように多数派と異なるのか「しくみ」が知りたくて色々調べてみた結果、バロン・コーエンが研究・論文発表しているこのメカニズムに辿り着きました。
まだ単なる仮説の域を出ないように評価している専門家もいますが、一当事者として私の中では現在最も納得のいく仮説です。
ネットで「心の理論メカニズム」又は「心の理論」で検索すると多数ヒットしますが、眉つばなHPもありますのでご注意下さい。
(この当たりはシャクレさんは眉つばを見分ける感覚が鋭くいらっしゃるようなので心配しないことにします。)
いくつかご参考までにURLを記載しておきます。

学術フロンティア自閉症をめぐる治療教育の実践と課題(立命館大学人間科学研究所)
http://www.human.ritsumei.ac.jp/project/archive/series/no12/12_5-44.pdf#search='ToMM SAM'

コミュニケーションにおける「心の理論」の役割
http://www.jcss.gr.jp/iccs99OLP/p1-63/p1-63.htm


バロン・コーエンの著書でしたら多数ありますが、まずはこちらをお読みになると良いかと思います。
「自閉症とマインド・ブラインドネス」 - サイモン バロン=コーエン

もうひとつのキーワードは「中枢性の統合(Central Coherence)」又ははセントラル・コヒーレンス(セントラル・コーヘレンス)が挙げられると考えます。
こちらも検索すると色々とありますので、ご興味があれば御調べになってみて下さい。
私は当事者として非常に興味深いと考えます。

>専門家の方は、ASの専門であって、主治医にはなれません。
>息子に限っては、専門の人より詳しくならない限りは、そう簡単にはいかないだろうという困難さを感じているからです。

私の経験上ですが、私の主治医は発達障害の専門家です。
私が主治医より詳しくなることは不可能です。

>「専門的なことはわからない」・・これだと専門の人が、こちらに対してのアドバイスも変わってきます。

これも私の経験上、そのようなことはないと考えます。
こちらがわかるように説明するのが専門家ですから。毎回私が疑問に思うことには非常に詳しく説明して頂いています。
障害はみなそうだと推察しますが、アスペルガー症候群にも「無難な線」はありません。私の場合は本気も熱意も関係ありません。

一当事者の意見でした。ご参考まで。

[#27449] [投稿者削除]
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   この書き込みは投稿者によって削除されました。(08/10/24(金) 12:25)

[#27454] 知識
   - 08/8/6(水) 20:05 -

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   ▼シャクレさん:
>>もうひとつのキーワードは「中枢性の統合(Central Coherence)」又ははセントラル・コヒーレンス(セントラル・コーヘレンス)が挙げられると考えます。
>>こちらも検索すると色々とありますので、ご興味があれば御調べになってみて下さい。
>
>ありがとうございます。さっそく見てみます。

バロン・コーエン、ウタ・フリスなどの著書や論文は単純に知識としても面白いです。
上記をご覧になってご興味をお持ちになったら、書籍をお読みになることをお奨めします。
ご子息がアスペルガー症候群か否かに関係なく、知識としてお持ちになられても無駄ではないと考えます。
悲しいかな私という当事者は、いくら知識を蓄積しても実践に役立てることに困難があるので、実用性の評価には問題があります。
所詮知識は知識。しかし納得がいく、という感覚を味わうことが非常に少ない社会で生きていますと、納得できることだけでも評価できます。

>>>「専門的なことはわからない」・・これだと専門の人が、こちらに対してのアドバイスも変わってきます。
>>
>>これも私の経験上、そのようなことはないと考えます。
>>こちらがわかるように説明するのが専門家ですから。毎回私が疑問に思うことには非常に詳しく説明して頂いています。
>
>疑問に思うから話してくれる。
>疑問に思いたくないことは話してくれない。
>無難にとは、こういった意味で書きました。

理解が足りなくて申し訳ありませんでした。
「無難」とは私にとり非常に曖昧な表現で、具体的に無難の「程度」を的確に把握するのはいつでも困難です。

それから一つ思い出したのですが、専門家にご相談になる時はいきなり「心の理論の欠落」「中枢性の統合の欠陥」などという言葉を使わないのが賢明かと思います。
あくまでも仮説の域を出ないこともあり、専門家によっては拒絶反応が起こり、かえって知りたいことを説明してもらえなくおそれがあります。
私の主治医は非常に研究熱心で、いつも最新の学説や仮説などを勉強・研究している人ですので、私が突拍子も無いような事を質問しても、真摯に答えてくれる用意がありますが。
残念ながら、そのような専門家ばかりではないようですので。

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