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▼午後ティーさん:
分かりにくくてすみません。
福音というのは「自閉症(含むAS)は遺伝子変異による疾患であり、自閉症の異常行動は養育者・両親や本人の責任ではない。」という点です。
「凶報」は
>結婚時に(例えば)先方がナイショで、遺伝子の検査をして、「陽性」?だったら、結婚を取りやめる理由に使われる、と言う意味でしょうか?
結婚だけでなく、子供をつくらないということも含みます。
この研究でも、以下の指摘がされております。これによれば遺伝子を調べる必要はありません。
1.男兄弟に自閉かASがいる女性は、その変異遺伝子を持っている可能性が高い。(ホルモン環境かX染色体上の遺伝子群の影響で、その女性の形質は正常。)
2. 自閉症リスク変異が母親由来の家系に多いことは・・自閉症遺伝子変異に特徴的パターンである可能性がある
Rett症候群は自閉症とは異なる疾患だが、特徴的な自閉性障害を(一部は自閉症と共通)する疾患で、その原因遺伝子MEGP2は、母親からの染色体でしかはたらかない遺伝子(Maternally expressed genes の略でMEGと呼ぶ)
>「ASでも自閉症でも」望まない場合は堕胎が可能になる、という意味でしょうか?
可能になるというよりも、実態的に強制されるだろうということです。
御紹介した二分脊椎症のHPのこの部分です。
「こうした、出生前の検査システムを、20年前に開発し、その整備につとめてきたのが、リーズ大学のハワード・カックル教授です。公衆衛生学の専門家であるカックル教授は、出生前の検査の費用をすべて公費で負担しても、障害者の数が減るので、社会的負担は軽減されると主張してきました。イギリスでは、障害者が65歳まで生きたときに、一般の人よりも、およそ2400万円多く、国が支出すると推計されています。カックル教授は、出生前の検査にかかる費用の方が、遙かに安上がりだという計算を、この論文で行いました。多くの妊婦の中から、出生前の検査で、障害を持った胎児を一人発見するのにかかる費用は、38,000ポンド、およそ760万円です。その胎児が中絶されれば、社会が負担する費用は3分の1で済むと主張しました。
この検査は、個人の選択を重視しているのではなく、「重大な障害」を減らすために行っているのです。教授はこの出生前の検査システムを、自ら、マス・スクリーニング=ふるい分けと呼んでいます。
二分脊椎の子をあえて産んだ両親から、悩みを訴える相談が寄せられています。検査で病気がわかるのに、なぜ生んだのかという非難の声に苦しんでいる人達からです。」
人格を攻撃、否定され破綻手前までいったAS当事者(?)の私にとっては福音ですが、私の子供らにとっては??
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