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▼Guitarmanさん:
▼shinyaさん:
管理人の秋桜です。言語聴覚士として病院や行政機関で発達障害の子どもたちの支援をしてきました。子どもの頃は自閉症やアスペルガーの特性が強かったのですが、療育などの支援を受けて育ち、今は日常生活や仕事は問題なく暮らせています。
いくつか気になったことがあったので、指摘させて下さい。
shinyaさん:
>精神科にセカンドオピニオンに行くべきです。
>どちらかというと、心療内科は神経症、精神科は精神障害が専門です。
>アスペルガー障害は後者にあたります。障害ですから。治るものではなく、個性です。アインシュタインを治したら、凡人になってしまいます。
これは一概には言えないことです。精神科が専門のドクターでも患者が集まりにくい、ということで心療内科を標榜する場合もあります。
そもそも医師が病院に標榜する科というのは厚生労働省が認めている科であれば、医師免許を持っている人が担当していれば何科であってもかまわないことになっています。
>当然処方も変わってきます。
>おもに心療内科はマイナートランキライザー、精神科はメジャートランキライザーや抗うつ剤等を専門に処方します。
>場合によっては障害年金等も兼ねてきます。
処方薬のこともリタリンのような特別な講習を求められているもの以外であれば医師免許もしくは歯科医師免許さえあれば処方できます。ある種の向精神薬は泌尿器や婦人科の症状に効くので、専門外の薬であってもドクターが処方することだってあるのです。
このような書き方だと誤解を与える恐れがありますから、今後気を付けて頂けると幸いです。
あと、shinyaさんは障害者手帳と障害年金を混同されているようですが、手帳と年金というのはそもそも違う制度です。
身体障害者手帳の場合は指定医制度ですが、精神障害者手帳に関しては医師(精神保健指定医その他精神障害の診断又は治療に従事する医師)の診断書をもとに、判定されます。この解釈では心療内科医でもOKの可能性もあります。
障害年金は医師の診断書は必要ですが、指定医である必要はありません。また手帳があっても障害年金をもらえる条件を満たさなければ受給できないケースもあります。また手帳の等級と年金の等級はリンクしていませんから、手帳=年金ではないのです。
この辺りは社会保険労務士やケースワーカーに相談した方が詳しい情報を得ることができます。
あと、Guitarmanさんのケースでは安易にセカンドオピニオンを勧めない方がいいと私は思いました。理由はGuitarmanさんへのレスに書いたので読んでください。
Guitarmanさん:
書き込みを読んでいて気になったのは、このようなお話というのはまず今かかっているドクターやカウンセラーに話すべき内容だということです。ドクターやカウンセラーはきちんとこの辺りの事情を把握されていますか?
私が読んでいてまず感じたのは、Guitarmanさんの医療不信です。でもその背景にはGuitarmanさんがドクターやカウンセラーに必要な情報を伝えきれていないコミュニケーション不足があるという印象を私は持ちました。
まずこの掲示板に書かれたことを印刷して現在かかっているドクターやカウンセラー全員に見せてください。それで不満なことを言われたら次を考えるのでも私は遅くないと思います。
私も複数の医療機関にかかっていますが、新しい医療機関にかかる時は主治医に話し、必要に応じて紹介状を書いてもらうか、内科での話をしてもいいという許可を取ります。
そして初診時は紹介状を渡したり、主治医(内科)の許可をもらっていることを伝えます。薬はすべて「おくすり手帳」に記載し、かかっているドクター全員に見せています。そしてどういう方針でこの薬や治療法を受けているのかすべて細かく説明しています。診療時間もどこも10分以上はかかりますが、どのドクターもとても丁寧に話を聴いてくださいます。
その上でドクターたちは専門的な意見を述べ、「主治医(内科)にはもう話してあるの?」「主治医の先生と相談した上でいいから、こういう方法はどうか確認してもらってください」と必ず主治医と連携するようサポートしてくれます。私が覚えきれないことは「すみません。メモでもいいので書いてください」とお願いすると皆さん快く引き受けてくださいます。
パーソナルトレーナーについても主治医に「こういうトレーニングで、こういう経歴のトレーナーに見てもらっている」とすべて説明し、主治医も「そういう人だったら安心だね。何かあったらお手紙を出すので言ってください」と話してくださいます。
例えばGuitarmanさんはシーパップのことを心療内科医に話していますか?シーパップで症状が改善されたという話を聞いたら多くのドクターはハルシオンなどの睡眠系の薬の減薬などを検討に入れると私は思います。
率直に医療者と話し合える関係を作ることがまず第一歩ではないでしょうか。
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