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▼miuさん:
>こんにちは、はじめまして。
>アスペルガー症候群の確定診断はいただいていませんが、
>いろいろな機関で様々な発達障害や自閉傾向を指摘され、
>このサイトも参考にさせていただいている者です。
はじめまして。アスペルガー当事者の女性です。
高校生と小学生の母親ですから、miuさんの親ぐらいの年代です。
まず、自閉圏で受動型の特性を呈しているひとは、NOを言うのが
とても苦手です。
そのせいで不当な労働条件や不当な解雇にNOと言えなかったり、
キャッチセールスや事件に巻き込まれたケースもあります。
ワタシ自身、若い頃はNOと言えずに何度も不愉快な目にも遭いました。
NOと言えなかった自分を不甲斐ないと思ったり、もう大人なのだから
自分で責任をとらなければと自分を責めたりもしました。
もしmiuさんの、人の嘘がわからない、人が嘘をつく心理がわからない
という特徴が自閉からくるものでしたら、よいサポーターやアドバイザー
を得たり、カウンセリングや訓練を受けたほうがよいかもしれません。
世の中、嘘をついたり人を騙したりするひとばかりではありません。
でも、社会人として就労し始める前に、自分の利用されやすさをよく知り、
他者との適切な距離のとりかたやNOと言うスキルを身につけ、
適切なサポートを求める練習をしておけば、よりよい準備となるでしょう。
自分の人権を守ることは、他の何よりも優先される事項です。
そしてもし自閉圏であれば、自分を守るためのスキルさえも自然に
学習することができにくいため、常に意識して習得しようと努力したり、
サポートを求めたりする必要があります。
そして、自閉圏であることがはっきりしていると、行政の制度や療育機関
など、発達障害者を対象としたリソースを調べて利用することもできます。
そのためにも、今相談してる機関などから専門医を紹介してもらって、
相談、受診してみてはいかがでしょう。
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