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▼チルセさん:
管理人の秋桜です。言語聴覚士として病院や行政機関で発達障害の子どもたちの支援をしてきました。子どもの頃は自閉症やアスペルガーの特性が強かったのですが、療育などの支援を受けて育ち、今は日常生活や仕事は問題なく暮らせています。
>はじめましてASを持っている高校生のチルセといいます。
>私は最近、なにもしたくない気持ちでいっぱいです。高校もアルバイトも来年から行く専門学校の準備も、もうなにもしたくないです。家にいれば最近神経質な母親に苛立ってしまい妹には気をつかうので疲れて、学校やバイト先でいい子なふりをしてしまう自分にも疲れました。
ちょっと頑張りすぎて疲れてしまった感じですね。疲れている時は休養が必要ですが、夜はよく眠れていますか?
また、頑張りすぎている時は身体に必要以上に力が入っていることがあります。身体の力を抜くために深呼吸をすることも大切です。この時に最初に息をゆっくりかつしっかり吐ききってからゆっくり息を吸うようにしましょう。
あとはやることがたくさんある時は「やりたいこと」「やらなければならないこと」を紙に書いてみましょう。締め切りがある時はその日付も一緒に書きます。何もしたくない、というのは状況の整理ができていない時なので、整理するためにも書くことはとても大事になります。
>最近生活が少しハードになり心も体も疲れていて、昨日の夜に私が気だるそうにしていたら妹に「(疲れている自分のことに)気がづいてほしいんでしょ?」と冗談か本気かわからないけれどそういわれ、そういうふうに見られていたのかと、もしかしたら周りからもそう思われているのではないかと、私普段からだいぶ人目を気にするほうなので、かなりショックをうけました。普通の精神状態ならうるさがったり、冗談で言い返したりできると思うのですが、今はそういう周りの言葉や反応を上手く受け流せません。
妹さんにショックだったことを伝えられたらよかったかもしれませんね。今度同じようなことを言われた時に「今気持ちの余裕がないからそういうことを言われるととてもショックだ」と言えるといいですね。
もしも妹さんに言えないとしたら、言えない理由はどのようなことでしょうか?それを整理することもチルセさんが今後人付き合いをしていく際に役立つと私は思います。
>今の状態を周りに理解してもらいたいなとか思うのですが、高校のカウンセリングは職員たちに話がつつぬけで、通院先の主治医は忙しくて一番つらいときに話を聞いてもらうことができません。いままで相談していた母は鬱を患ってしまって、もう負担をかけられないので、周りには手を借りないでどうにかしたいです。こういうような気分や状態のとき、みなさんはどうやって対処していますか?私はちょっと説明が苦手なのでわかりにくかったかと思いますが、なにか言葉をもらえると助かります。
説明はとても分かりやすいと思います。ただ、改行がないため読みにくいというのはあります。
こういう場所だと読み手が読みやすい書き方というのも大切になってきます。これから気をつけてみるといいでしょう。
カウンセリングは本来守秘義務が保障されることが大事です。しかしスクールカウンセラーが自分の手に負えない、学校の職員に知ってほしい情報だと判断して話したのかもしれませんね。
もしも今後誰かに相談する際には「ここまでは必要に応じて先生に伝えてもらってもいいけど、ここだけは他の人に話してほしくない」ということを話せるといいかもしれません。
カウンセラー以外に先生などで信頼できる大人はいますか?人の手を借りたくないとのことですが、こういうことは大人でも誰かに話をすることで明確になってくることなので、一人で抱え込まない方がいいです。
信頼できる大人がいたらその人にここに書いたことを話してみるといいです。口で伝えられないのだったら、プリントアウトして見せてもいいですよ。もしもいなければ発達障害者支援センターなど、相談できる機関を探すことも大切です。
チルセさんくらいの年齢でここまで説明できているのはとても偉いな、と私は個人的には思っています。対面の形で誰か一緒になって助けてくれる人がいるといいですね。
応援しています。
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