アスペルガーの館の掲示板

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[#28878] [投稿者削除] [未読]

[#28901] Re:日本の書籍は当てにならないですね ヒゲ 08/10/31(金) 18:41 [未読]
[#28923] Re:日本の書籍は当てにならないですね natsuko 08/11/3(月) 1:31 [未読]
[#28938] Re:日本の書籍は当てにならないですね ゲットジョブ 08/11/4(火) 8:38 [未読]
[#28936] ヒゲさん ゲットジョブ 08/11/4(火) 8:24 [未読]
[#28966] Re:日本の書籍は当てにならないですね さかい 08/11/6(木) 17:24 [未読]
[#29402] Re:日本の書籍は当てにならないですね ゲットジョブ 08/12/8(月) 22:11 [未読]
[#29823] #28901の補足 ヒゲ達磨 09/1/30(金) 16:44 [未読]

[#28901] Re:日本の書籍は当てにならないですね
 ヒゲ  - 08/10/31(金) 18:41 -

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   ゲットジョブさん、ヒゲ達磨です。50代前半の男性です。
細部にこだわるアスペルガー・AS的な物言いで、不快かも知れませんが御容赦下さい。

> 今、発達障碍の子供が増えているはずですが、やはり遺伝の影響で増えているのだと思います。

ゲットジョブさんは、「発達障碍の子供が増えているはず」という印象を持たれていますが、私ヒゲ達磨は、??です。”増えている”としても、遺伝の影響とは考えていません。

1. 日本人の遺伝子プール(総遺伝子)は、異人種の多数流入など起きていませんから、大きな変化はないと思います。したがって、その個々の組み合わせである各人レベルでも、発達障碍の形質をもたらす遺伝子レベルの有意の変動(例えば、遺伝子の保有数の増加)は起きていないと考えます。

2. 胎内環境の変化
発達障害の形質をもたらす責任遺伝子をもつ親族を調べると、男子はAS、自閉症を発現しているのに、女子は責任遺伝子をもちながら発現していない。それで性別が影響することが考えられます。まず頭に浮かぶのは、胎内での性ホルモンの影響です。女性ホルモンが責任遺伝子の発現を抑制したり、責任遺伝子の働きを打ち消す別の遺伝子の働きを強化したりするなどの経路が考えられます。

 それで、内分泌撹乱物質(環境ホルモン)などによえう胎内環境の変化(汚染?)の影響が考えられます。

「環境ホルモン」の一つ、ビスフェノールAは、マウスに極低量、胎児期(妊婦さんの摂取)、生まれて間もない時期(乳に含まれて)の暴露すると、神経の発達や性周期行動への影響や曝露されたオスが交配相手に雌から選ばれない選好されないなど観察されています。マウスは、人間に聞こえない超音波で会話・コミュニケーションしていることが知られています。
私の妄想ですが、ビスフェノールAの影響で暴露した雄マウスは、超音波でラブソングをうたう神経回路が未発達で雌マウスを口説けないかもしれません。雌マウスから見れば、傍にいながらラブソングをうたって言い寄らない変な雄で交配相手に選好されないのかもしれません。

この部分の研究は、緒についたばかり。将来的には、治療薬などの開発に繋がる可能性やAS者や自閉症者の進化的、社会的位置づけを明らかにすると思うので、視野に入れておきたいと思いますが、発達障碍の増減と関連付けるのは性急と思います。

自閉系の動物モデル(実験)については、http://nosumi.exblog.jp/8474231/
環境ホルモンの点は
「脳構造構築及び神経回路形成に対する障害の特定と,毒性表現型の進行・固定のメカニズムが明らかとなりつつあり,今まで盲点であった子どもの全成長過程を対象とした行動毒性評価系の確立が期待されている。」
http://www.jsot.gr.jp/office/tayori_33-2.html

3. 社会環境の変化
ASの考えが日本に紹介されたのは1980年代、それ以前にはアスペルガー・ASという発達障碍は日本社会には存在していませんでした。その頃既に私は、社会人で働いておりました。当時は、変人。今はアスペルガー・ASという障碍者。発達障碍の知識・認識が一般社会や医療・福祉の分野に知れ渡って検診などの体制が整備されていくと、発達障碍者と認められる人数も増えていくのではないでしょうか。

さて、ここの掲示板などを見ますと、高校生で睡眠障害を起こし学校に遅刻することが多く、退学を迫られる話をよく目にします。自慢にもなりませんが、私ヒゲ達磨は、高校2年のとき260日ほど、つまりほぼ毎日遅刻していました。起きられない。注意をされましたが、それで退学云々という話はありませんでした。”変人”として許容されていました。今の社会には、許容力がなくなっていると感じます。

1.、2.の点は、脳の器質という形質レベル。それが、生きづらさ・障碍になる、脳の発達障碍形質を持つ人が障碍者になるのは、こういった社会の許容力が大きく関わっていると思います。その許容力が乏しくなっていることが、発達障碍者の増加の一因と私は思います。家族や職場の許容力を強める、無論、発達障碍者が周囲に無意識に及ぼしている不快さを軽減する自覚的努力を前提として、許容力を高めることが必要ではないでしょうか。

[#28923] Re:日本の書籍は当てにならないですね
 natsuko  - 08/11/3(月) 1:31 -

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   そんなことはないと思います。

それと、私もダニエル・エイメン博士の本は読みました。が、最近はここ数年の間に日本でもアスペルガーやADHDに関する分かりやすい本がけっこう出版されてると思いますが・・・

[#28936] ヒゲさん
 ゲットジョブ ホームページ  - 08/11/4(火) 8:24 -

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   詳しい解説ありがとうございます。

数字で何パーセントだという前に遺伝子の勉強をしたほうがいいですね。

もし私が本当の意味で安定した仕事に就けたら、結婚や子供が欲しいと考えると考えるようになると思いますが、

発達障碍は女性と男性では発症率が男性のほうが高いという話は聞いていたのですが、原因になる責任遺伝子を女性が持っていても、発症しないケースが多いと言うことですね。
家の母親は発症してしまったのですが・・

内分泌撹乱化学物質でしたら、8、9年前にダイオキシン類が新聞で沢山報道されましたが、どうでしょうか。
着色料も影響している仮説がありますし、内分泌撹乱化学物質や着色料をまとめて毒素学というのでしょうか、毒素学と遺伝子学が発達障碍を考える上で気にしておきたい学問です。

紹介いただいたサイトの
>毒性学的には常識であるところの,これらの「急性毒性」,「慢性毒性」,「遅発性毒性」等の概念は一般的には殆ど理解されていない様である。

ここら辺から知識を身につけていきたいです。

社会の許容力がなくなってきたというのもそうかもしれません。
パソコンやシステム化された社会でしたら、私のように適応力がないものだと、統制する側のような仕事に就こうと思っても能力がないので就きにくいです。
私のように能力がないわりにはホワイトカラーに憧れている人はフリーターになったりしていると思います。

貴重なご意見ありがとうございます。

[#28938] Re:日本の書籍は当てにならないですね
 ゲットジョブ ホームページ  - 08/11/4(火) 8:38 -

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   natsukoさん

日本でも最近は入門書と体験談の本が沢山出版されていますね。

コメントありがとうございます。

[#28966] Re:日本の書籍は当てにならないですね
 さかい  - 08/11/6(木) 17:24 -

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   ひげさん、はじめまして

>発達障害の形質をもたらす責任遺伝子をもつ親族を調べると、男子はAS、自閉症を発現しているのに、女子は責任遺伝子をもちながら発現していない。それで性別が影響することが考えられます。まず頭に浮かぶのは、胎内での性ホルモンの影響です。女性ホルモンが責任遺伝子の発現を抑制したり、責任遺伝子の働きを打ち消す別の遺伝子の働きを強化したりするなどの経路が考えられます。

これに関しては環境的なものの背景のほうが高いのではないかと思います。

そもそも女性の脳梁は男性のものより太いため、右脳と左脳間の情報伝達が活発です。
このため女性はより言語が男性よりも一般的に早くしかも多様性に富んだ表現が出来るようになるといわれています。

この特性を生かして成り立っている女性の社会は男性のそれよりも更に空気を読むことを幼い頃から要求されます。

更に男性と違って女性はより社会から複雑かつ曖昧な立場=お嫁さんという選択肢もあればキャリアウーマンという選択肢もある、社会進出推奨されているようでかわいらしい女の子の立場、を要求されます。

いくら自閉症でも知能と訓練により自閉性がカバーできるアルペルがーであれば、男女比で見たときその訓練の密度が桁違いに違います。

男性は女性よりも小さい頃から多面的な、横並び的な社交性を要求されることが社会的なシーンで少ないのではないかと思います。

あくまで女性の当事者の視点から発言させていただきました。

失礼いたしました。

[#29402] Re:日本の書籍は当てにならないですね
 ゲットジョブ ホームページ  - 08/12/8(月) 22:11 -

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   ▼さかいさん

女性は責任遺伝子を持っていても発症しないことがある→性ホルモンが関係ある→女性ホルモン、ダイオキシン類等の内分泌撹乱化学物質が関係しているのでは? と考えられますね。

ご意見ありがとうございます。

[#29823] #28901の補足
 ヒゲ達磨  - 09/1/30(金) 16:44 -

引用なし
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   胎児期の男性ホルモンが多いと
    自閉症的な傾向が強くなる、
         英ケンブリッジ大学

【2009年1月13日 AFP】

母親の胎内で高濃度の男性ホルモン・テストステロンにさらされた赤ん坊は、
幼年時代に自閉症的な性質が現れやすい。
英ケンブリッジ大学(Cambridge University)によるこうした研究結果が、
12日発行の学術誌「British Journal of Psychology」に発表された。

 研究チームは、妊婦235人を対象に、羊水中の胎児のテストステロン濃度を
測定・記録し、誕生後6-10歳時に自閉症的な性質を呈したかどうかの聞き取り
調査を行った。

 その結果、胎児期のテストステロンの濃度が高いほど、自閉症的な性質
(社交ベタ、想像力や共感能力の欠如、特定の物への異常な執着など)が現れや
すいことがわかった。

 これまでの研究では、胎児期のテストステロン濃度が高いと、乳児期に相手と
目を合わさない傾向があったり、言語の習得が遅い、共感能力に欠けるなどの
性質が現れることが明らかになっていた。 

 研究を主導したSimon Baron-Cohen教授によると、胎児期のテストステロンと
自閉症的な性質の関係性に焦点を当てた研究は今回が初めて。
「胎児期のテストステロンは、身体のみならず、精神も雄性化するのではないか」
とみている。

 教授は一方で、胎児期のテストステロンの濃度が高いと本格的な自閉症を発症
することが確認されたわけではないと念を押す。
「われわれは全員、何らかの自閉症的性質を持っている。
 それが多いか少ないかは、身長のように個人差がある」

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