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親が勧める勧めないは別にして、ご自分も将来は結婚したい気持ちがあるのですよね。
参考になるかどうか分かりませんが、少し自分の話をさせていただきます。
私もおそらく他の方々と同じように小さい頃から今に至るまで人間関係がうまく築けずに悩んできました。この問題はたぶん死ぬまで解決することはないと思います。それでも学生時代は絶えず交際相手がおりましたし、現在では結婚もしております。
でも、交際相手や結婚相手の気持ちを察したり、逆に自分のちょっと普通じゃない感情を理解してもらえたりしたことは一度もありません。だから、いつもちょっと変な人という認識のされ方だったと思います。それでも、なんとか付き合って行けたのは、ひたすら自分の相手への気持ちを、時には一方的になりながら伝え続け、それだけは分かってもらえていたからです。相手の心の動きがよく分からなくても、自分の感情を100%理解してもらえなくても、自分の相手への気持ちに偽りがないならば、それを一生懸命伝え続けることで相手に自分の気持ちを信じてもらうことはできます。
アスペルガーの人間の感情を普通の人に分かってもらうことはできないし、またアスペルガーの人間が相手の気持ちを察することも難しい。私は、小学校の卒業式の日、担任の先生から生徒ひとりひとりに手渡しされた記念の色紙に、でかでかと「思いやり」とだけ書かれた時のさみしさを今でも忘れることができません(あなたには人を思いやる気持ちが足りない、もっと思いやりを大切にしなさいという教育的訓辞の趣旨だった)。今でも、私は自分の結婚相手の気持ちを察したり気持ちをくんだりしてあげることはできませんが、お互いを信じ合うことはできています。
だから、結婚相談所などに相談して、色々な紹介相手との話し合いを重ねながら、もし、あなたの中に相手を思う気持ちが生まれてきたならば、そのときにそれを相手に伝えていけばよいのではないでしょうか。もちろん、伝わらなければ他の相手を探すと割り切っていた方がよいです。
自分の気持ちを何度も伝えて、分かってもらうというよりは信じてもらう。普通の人には自分の気持ちを一方的に伝えているだけのように映るかも知れませんが、私はこれがアスペルガー流の異性との付き合い方だと思います。
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