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ゆみこさん、はじめまして。
僕は自分を「アスペ的傾向がある」と思っている者です。医師による
診断を受けたことはありません。
僕自身の状況などから思っていることを紹介することにします。ゆみこ
さんにとって参考になるかどうかは分かりませんが・・・。
対人的コミュニケーションが非常に苦手、人の顔を覚えることが困難、
手の動きが不器用などは今も強く感じます。幼かった頃を思い出せば、
アスペ的行動とも解釈できる行動の数はさらに増えます。
最近になって、自閉症に関する本を読んだり、アスペについてのサイト
を読むようになりました。その中で紹介されている事例に比べると、自分
のアスペ的傾向の経験はずっと規模が小さいものです。一方で、自分の
人生の経験は大部分の定型発達者のそれとは明らかに大きく異なるもの
です。そのため、社会の中で、違和感や疎外感や苦しさを感じてきました。
アスペに限らず、健常者と障害者とは固体と液体と気体みたいに明確に
分かれるものではなく、実際はグラデーションが存在するはずです。
そのため、診断基準には達しなくても、アスペ的特徴を強く持っている、
「準アスペ」と言える人がいると思います。その場合、それなりに社会に
適応して生きている面(ある意味では「普通」に生きている)と、アスペ
的体質のために苦労している面と、両方あるでしょう。
つまり、厳密な意味のアスペでなくても、アスペに共通する体質を
持っているために、生活の多くの場面で影響が出てしまうケースもある
と思います(僕自身がそのひとりだと思っています)。
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