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▼まきさん:
まきさん、はじめまして。
ASの子の母であり、かなり高い確率でASであろう主人と生活をしている者です。
結婚して十数年になります。
たぶん? 夫婦としての仲は良いだろうと思います。
うちはまきさんところと違って、主人の方が年齢が上なので違う部分がたくさんあるだろうとは思ったのですが、もし参考になる部分があればと思います。
“べったり愛着がある”ように感じる、というのわかります。(^^)
そういえばうちの主人も結婚前そうだったなぁなんて懐かしく思いだしました。
私は早朝に仕事があるのに、主人そのことを知っているはずなのに、真夜中に電話をかけてきたりが何回もあったりしましたね。
実のところ すごい迷惑で。
しかし話をしないと落ち着かないとか言われたりして、当時は「そこまで思ってくれてるの?」と思ったり困惑したりしました。
今となってわかるのは、「こだわり(同一性保持)」と若干の見捨てられ不安が混じっていたんだろうなと分析してます。
まきさんにわたしがお話しできることとすれば、人にもよるでしょうが、成人の方でもASの人もパニックを起こすことがあるんです。
その状態はさまざまで、突然泣く人もいれば、かっとなって怒鳴る人もいれば、無表情で固まっちゃう人などもいます。
うちの主人なども、たぶん他人にはまずわからない「パニック状態」に陥ることがけっこうあります。(結婚後、子供が診断受けたことで広汎性発達障害について知って理解できました)
スケジュールの変更などは特に引き金になりやすいかも。(^^)
うちでもそうですよ。
ただ、パニックは長く続くものではないんですね。
そのときすごく怒ったように見えても、それがパニックの場合なら「いったん何か用事を作るかなんかしてひとりにさせてあげて、クールダウンさせてあげる」ところっと落ち着いたりすることがあります。
相手がパニクってるのにほっておいてどこかに行くって、定型の人にとっては冷たいことのように思えるでしょうが、そこは違います。
そっとひとりにしてあげて、落ち着くのを見守ってあげるほうが、うちの場合助かるようですよ。
ここで、わかりあおうと話し合おうとするとさらにパニックを長引かせ、お互いに辛くしてしまうように思います。
ただし、彼がパニックではなく論理的に怒っている場合とかは、もちろんこの限りではありませんが。
なので、この見分けがつくと、ずいぶん付き合いは楽になります。
それともし結婚を視野に入れておいでなら。
うちの主人は「べったり」に見える行動をとりながらも、実は「自立度の強い自分がいなくても生活可能なタイプの人」が相性がいいようです。
非常に矛盾していて、「自分は相手に必要とされたい」が「しかし、寄りかかられたり頼りにされるのは嫌」という相反する欲求?の持ち主なんです。(笑)
もしかしたら、ASの人はこういう人が多いのかな?とも思っています。(単にいまどきの男性がこういう人多いだけかもしれませんが)
もし彼にこういう傾向がおありなら。
まきさんが精神的に自立度合を強め、彼を表面的には頼りにしつつも実際には自分だけで行動できるタイプになっていくと、トラブルが減っていきます。
臨機応変に別行動してみたりなど、常識にとらわれないお付き合いの仕方ができてくると、お互いが振り回されたりしなくなりますよ。
ただし・・・女性では一緒でないと寂しいと思われる方も多いようなので、そういう方の場合無理は禁物ですが・・・
我が家は最初は主人のパニックやこだわり?に困惑することが多かったのですが、今は特にトラブルになりません。
ですので、付き合い方の工夫と発想の違いの理解しだいでだいぶ変わりますよ。
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