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こんにちは、ASの桃里です。
子供も、言葉が得意なASDの3年生です。
私の子自身は、普通級でおだやかに暮らせているASDではありますが…
>私としては1年生の間はゆっくり学校のルールに慣れて、
2年生から普通級に行かせられたらと思っています。
私も、それはいい方法だな、と思いました。
(普通級に変わるのは本人の状況に合わせて、中学年や高学年からでも
いいかな、とも)
低学年では学校に慣れること、
安心して学校にいられること、
他者(キーパーソン)に助けてもらえると分かること、
助けてもらうためのコミュニケーションのしかたを学ぶこと
ルールを守ったクールダウン(自分勝手にどこかに行ってしまうのでなく、
本人・支援者・親と相談し、決めた方法の中から選ぶ)
そういうことが、その後の学校生活の大きな助けになると思います。
それらが身についてから普通級に行けば、
最初から普通級に行くより、普通級での学びもより質の良いものになる
可能性が高くなると思います。
知的な能力の高さと、
うらはらに、他のASの子より集団生活の苦手さが強いタイプの子は、
慎重に対応した方がいい、と個人的には思っています。
能力が高いだけに、周囲が本人の困難やニーズをうまく読み取れずに
対応が遅れること、
問題を自分だけで解決してしまおうとして、間違った方法を取ってしまうこと、
集団生活で重要な「キーパーソンとの関係」が作れないこと、
集団には「決定権」があることを学べないままになる危険があること、
などがその理由です。
>先生の指示も半分くらいしか通らないと思います。
とレインボウさんが思っていらっしゃることは、大事だと思います。
(そういった勘は、けっこうあなどれないと思います。)
また、「支援級という資源」を使うことに柔軟であることは、
良いことではないか、と私は考えています。
いざ必要になった時に、本人のプライドが邪魔して支援級にうつれない、
高校で養護学校を選択できない、となるとけっこうきついからです。
私の子は、まだ自分がASDと知りませんが、
母の私がASだと知っています。(最近伝えました)
そして自分もマイペースであり、ASに近いということを
気づきはじめています。
私が支援級がどんなところかという話をすると、
「ぼくもマイペースだから、小人数はけっこう向いてるかも」と
言います。
支援級は複数のクールダウンの場所の1つとしてお願いしてありますし、
(実は本人が安定しているため、クールダウン自体をすることがないのですが…)
支援級の先生は、1年生の時の担任の先生です。
私は、
「○○君や○○さんは、支援級にいるよね。でも、障害があるから
支援級にいる、という単純な理由ではないのだよ。
30人や40人の人数で、いっせいに教えてもらうのでは分かりにくく、
小人数で教えてもらうことが向いているから、いるのだよ。
30人、40人の授業では、一番進んでる子にも、一番分からない子にも
合わせない。
真ん中の子に合わせるからね。そうすると、分からない子がついていくのは、
とても大変なの。
同じことを学ぶのにも、人数が多いと学べなくて、少ないとよく学べるタイプの
子がいるわけ。
それに、支援級の先生は、教え方の1番うまいY先生先生でしょう?
教え方がうまいから、Y先生はずっと支援級にいるのだよ」
と伝えています。
話はそれましたが…、「普通級への移籍を前提にした個別級選択」は
ありだと思いますし、
そう学校にも、療育の先生にも相談してみてもいいかな、と私は思います。
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