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アスペルガー症候群=犯罪予備軍という見方はマスコミによる影響が大きいですね。うちの近所の学校にも暴力をふるう子に対して「暴力アスペだ」という言い方をする先生がいたそうで、大学の先生が「とんでもないやつだ。」と話しておられました。
ただ、こういう報道を聞くたびに、人ごとではないと思ってしまうのです。アスペルガー症候群の子の中には、その思考特性から、いじめや対人トラブルが発生すると、自分で処理できる能力を超えてしまう状況になっていくことがあります。
私自身がそういう経験をしました。
過去の自分のHPにはその当たりの内容も書いておきましたが、アスペルガー症候群の誤解のおそれがあると思い、削除しました。
もっとはっきり言うと、学童期に、いじめが原因で、真の「殺意」をいだいたことがあるのです。家庭が、ルーズな環境だったら、実行していたかもしれません。
私は、自分のこの苦い経験が、今の私のアスペルガー症候群の子に対するケアのあり方の考え方に大きく関わっています。
つまりアスペルガー症候群の判定と、その思考特性の理解がとても大切だと思うのです。
判定はどうでもいいという人もいますが、私はアスペルガー症候群の思考特性の理解のために必要だと思います。
私のようなニアミスを防げると思います。
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