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▼くるみちゃんさん:
はじめまして。
小3のAS児(娘)の母親です。
親子で気が合う、合わないは当然あるとは思いますが、お書きになっているこれ↓は、自閉圏のかたの特性の代表的なものだと思います。
>自分の言いたい事だけを話しにきて、私の話しには、聞いているのか聞えていないのか、私が娘に話す気持ちすら無くなってしまう日々で、
うちの子もモロ、この傾向はあります。
幼稚園入園前から療育を受け、現在でも心理の先生とのセラピーやSST(ソーシャルスキルトレーニング)、児童精神科にも定期的に診察に通っていますが、それでもいまだに「自分が言いたいことだけを話しだす&人(相手)の話を聞けない、聞く態勢になれない」傾向は、なかなか改善が難しいです。
なので、くるみちゃんさんの娘さんはまだ入学前とのことですから、致し方ないかもしれないですね。
とはいえ・・・・・、こちらが一生懸命大事なことをどれだけ丁寧に何回も教えてあげても右から左へ素通りしてしまい、仲良く話そうと思っても会話にならない現実は、とてもとても辛くて虚しい気持ちになってしまうことでしょう。
私はいまだにそうなので。(なかなか、ふっきるのが難しいですね)
心理の先生から私がいただいた提案には、
子供が話す→お母さんが話す→子供が話す→お母さんが話す(時間をきめて、タイマーでカウントして、順番に話す)
と明確なルール化して話す練習をするといいかも、と言われています。
もちろん、いつもはこんなことやってられないので、ちょっと時間に余裕があるときなどに定期的に取り入れていくと理解のきっかけになるのでは、とのことでした。
>注意したい事、やって欲しい事を張り紙やテプラで印刷し、娘が気付くであろう場所に張り、
>1日の終わりには、少しでも娘を誉める事を目標に心掛けています
すごく工夫して頑張ってらっしゃいますね!!
うちの子は視覚優位なことが発達検査ではっきりしてるので、紙に書く、ノートに絵を描いてみせるなどの方法をよく使っています。
ただ、くるみちゃんさんのお子さんは、検査などで視覚優位か聴覚優位かなどわかってらっしゃいますか?
自閉圏の子はたしかに視覚優位の子が多い傾向にはあるようですが、実際視覚より聴覚に優位性があるお子さんもいらっしゃいます。
その場合、視覚優位の子供とは対応の仕方が変わってきます。
まずは、そのあたり、お子さんの能力を先にはっきり掴んでおいた方がいいように思います。(有効な方法がわかりやすいです)
それと、紙などに書いてあげても、注意力の問題や理解力の問題で、子供が自分は何をしたらいいのかがわかってない ということもあります。
紙に書いたものがどうして守られないのか、を細かく観察して原因をひとつひとつ洗い出す必要があります。
・見ることを忘れてしまう。
・本人なりのこだわりがあって守れない。
・たくさんの課題がありすぎて、混乱する。
・書いてあることの意味がわからない。(特に自閉圏の子は言葉が達者なようでもごく簡単な日常語の意味がわかってないことが多いです!要注意です)
・指示が抽象的すぎて 意味がわからない。
・守ることはわかっているが、切り替えができないために守れない
他にも さまざまに子供なりの理由があると思います。
複数が重なってることもあるので、大変なんですけど探っていくと守れない理由が見えてきたりしますよ。
>ウンチがもよおしているのに、遊んでいたりしていると、その場から離れたくない為に、平気でパンツにし始めている事もあり、どうしたら良いでしょうか
推測ですが、切り替えができてないのだろうと私には思えます。
自閉圏のお子さんは、同一性保持というか、何か始めると別なことへの切り替えがものすごく困難なようです。(個人差はあります)
また、「恥ずかしい」という概念が育ちにくいため、社会性が身に着きにくいようですね。
本人にはパンツを汚したら自分で処理することをさせてもいいでしょうし、小さいカレンダーなどにトイレで失敗しなかったときに可愛いスタンプなどを押して、たまったら何かご褒美に替えるなどしてもモチベーションが違ってくると思います。
ご褒美欲しさにやるように思われるかもしれませんが、習慣化してしまうとご褒美に関係なく失敗しなくなりますから、大丈夫ですよ。
くるみちゃんさんの娘さんは、療育などは受けていますか?
もし受けられていたら、親の視点とは違ったアドバイスがもらえるので具体的に相談してみるといいと思います。
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