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ハム吾郎さん。はじめまして、年頃から言えば私の息子でもおかしくないのですが、ヒゲ達磨です。説教臭くなるかもしれませんが、書き込んで見ます。
ハム吾郎さん。まず貴方が自分の気持ちを率直に、こうした場に書き込まれた。きちんと言う場を選んで、愚痴をこぼされた、ASはこうしたことが下手で、それが職場などでの対人トラブルに繋がっている例を知っていますので、自分の気持ち、感情を表現する訓練、自己療育だとおもって、どんどん、書き込まれたらどうですか?レスがなくてもかまわないなら、ひとりごと掲示板もありますよ。
さて、
私もそうですが、ASは注意力が過集中してしまいやすい。シングルフォーカスと言うのだそうですが、これ人間の大脳の前部帯状回が注意力をコントロールして物事の並行処理をする能力を担っているのですが、そこの働きが不十分なせいらしい。
ところがこの前部帯状回の働きが活発、強いほど妬むとか羨むという気持ちが強い、“他人の不幸は蜜の味”と感じやすいのだそうです。
独立行政法人 放射線医学総合研究所 2/13プレスリリース
妬みや他人の不幸を喜ぶ感情に関する脳内のメカニズムが明らかに
―妬みに関する脳活動が強い人ほど“他人の不幸は蜜の味”と感じやすいことが脳科学的に証明された―
http://www.nirs.go.jp/news/press/2008/02_12.shtml
シングルフォーカスで、勉強とか家事とかが片付かない”悪いこと”と、他人の不幸は蜜の味とは思わない人間性の”良い事”は強い相関関係があるのではないでしょうかね、表裏一体だと。貴方から見れば普通の人はできることの多くてうらやましいしですが、それは妬みや他人の不幸を喜ぶ情動、能力が貴方に較べて高いと言うことかもしれません。
ただ、貴方が書かれているように大多数の定型発達者は、それを上手にコントロールしている。社会生活、学校生活に支障をきたさない程度に自己コントロールしている。コントロールに失敗している人も少数ながらいる。それは、育ち、自己コントロールするよう躾けられなかったなどの原因が強いのかもしれないし、生まれ、私達が不十分なら逆に過剰に働く脳の機能障害が主因かもしれない。
そのような人の心の中を、想像してみると、自分以外の他人は”妬む”対象か、それ以外に2分されているのではないでしょうか。そして、人間は気持ちの良いこと快感を追い求めますから、蜜の味=他人の不幸を追い求めることになる、それを得るには、自分が相手を不幸にすることが手っ取り早い。反撃されない状況で、反撃しない他人に攻撃して屈辱とかの不幸な目にするのが安全確実に蜜の味を味わえる。そして、”妬む”対象以外の人は、潜在的に自分を妬み、自分がそうしているように、不幸をもたらすかもしれないのですから、先制攻撃しようとするのではないでしょうか。
さて、このような性向に苦しんでいる人が、私と同年輩の方が「幼稚園児にまで張り合おうとする」自分の心を嘆いておられましたが、こういう人たちには、心の平安、安息というものがあるのでしょうか。その方も、「無人島に住むより他に・・・」とくどかれていましたが、人間は社会の中で他人と暮らしていくより他ありませんからね。
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