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はじめまして。アスペルガー当事者で、2児のオヤです。
上の子は定型ですが高校生、下の子がPDDです。
▼fuwafuwaさん:
> こんばんは。はじめて書き込みさせていただきます。この4月から高1になる男の子の母です。息子は「高機能自閉症」と診断されています。
まず、進学おめでとうございます。
> 「せめて挨拶やお礼は言おう」と教えているのですが、「おはよう」や「いただきます」さえも、小声の早口でボソボソっと言うのがやっとです。
挨拶は社会性の基本ですから、お母さんが歯痒い思いをなさってるのも
当然かもしれませんね。
ただ、この時期の男子は思春期でもあり、上の子の同級生の親御さんも
口もきかないと嘆いているケースがけっこうありました。
また、上の子は中学が荒れててストレスで場面恐怖に近い状態になり、
高校に入って周囲に慣れるまではやはりピリピリカリカリしていました。
そういう過渡期かもしれない、ということを前提にお話しますね。
> 今日は、私にぶつかった時に「ごめんなさい」が言えず言い合ってしまいました。結局、自分が謝る方だとはわかったのですが、彼にとっては「ごめんなさい」というのはひどく抵抗がある、使うには不愉快な言葉だと言う事もわかりました。「ありがとう」を使うのも不快だそうです。
第一に、自分の行為と結果との因果関係が理解できてない、という可能性が
ありますよね。
ワタシ自身、幼少時にストーブの近くで遊んでて小火を起こしそうになり、
「ストーブの周りで遊んでると火事になる」「火事になったら家が、
寝るところがなくなって、もしかしたら…」と諄々と諭されて、やっと、
自分の行為と周囲への影響が理解でき、「ごめんなさい」が言えました。
想像力の障害、と言われる所以だなぁと思います。
fuwafuwaさんも気付いてらっしゃる通り、ぶつかった場合「自分が謝る方」
かどうか、といった相対的な関係というのはさらに高度な判断です。
自分の行為と結果の関係が咄嗟に理解できず、自分と相手との
その場の関係性が把握できないといった困難さがあるなら、
たとえ挨拶程度のことでも他者と会話するのがストレスになって
(トンチンカンな対応をして批難の目で見られることも多いですから)
ますます他者との関わりが億劫になる可能性があります。
第二に、これは自閉圏のひとに限らず、一般に自分に自信がなく劣等感の
あるときは「ごめんなさい」「ありがとう」と言うことに抵抗感を持つ
のではないでしょうか。一歩下がって自分を下に置く形になるからです。
自分は悪くない(他の誰かが、何かが悪かった)と突っぱねて
逆ギレすることでしか、自分のプライドを守れないのです。
こういった逆ギレのパニックは、自閉圏では特にあると思います。
あるいは、訴訟社会だからうかつに「ごめんなさい=自分に非がある」と
言わないほうがいい、などという一般論を真に受けてるかもしれませんね。
もし、療育や相談を継続的に受けているなら、ソーシャルスキル
トレーニングを受けられるか相談してみてはいかがでしょう。
家庭では、
・親や他の家族が率先して明るく挨拶する
・挨拶してくれると「私(親)は嬉しい/甲斐が出る/気持ちいい」、
挨拶が返ってこないと「私(親)はつまらない/ガッカリする」等の
フィードバックをアイ・メッセージで伝える(淡々と、責めずに)
(他者がどう受け止めているかは言われないと想像できません)
・たとえば、心になくても口先でホイホイ軽く謝るより、生真面目で
妥協がなく真摯なんだ、という風によい面?もきちんと認める
といった対応が、自分としてはありがたかったかな、と思います。
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