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めえめえさんへ
私の未熟なコメントや参加にご配慮頂いて、本当にありがとうございます。感謝を込めて、私なりの体験感を書かせていただきます。
>定型の方々へ
>・自閉圏のひととのコミュニケーションは難しいですか?
相手の方の趣味や好きな事を共有しているときは、難しいとは感じません。そして相手の方の感覚や生活の具体的なことを聞くのは難しくないし、とても楽しく感じます。私の周囲には、饒舌に話す人も、ほとんど単語しか語らない人も居ますが、新鮮な情報として「教えてもらっている」という感覚で、性差も年齢差も忘れて、個人対個人の会話になるのが良いです。
ただ、こちらのことを理解してもらいたいとなったとき、非常に難しいと感じる時が多くあります。
相手の認知や気持ちの中に入れてもらえない、という寂しさを感じます。
特に、共感とか同調を求めたとき、理屈や分析で返されると「言っていることは理解できるが、感情的に
満足できない」というストレスは感じます。
>・どういうことで苦労したり、ムッとしたり、傷つきますか?
1対1で居るときは楽しいしスムーズな関係が、もう1人(以上)を加えるとなぜかバランスが崩れ、誰かが疎外感を感じることが多いです。
同じことを言っても、好意的な相手には笑い、嫌いな(苦手な)相手には、あからさまに無視する、という場面があり、そういう時はムッとしたり傷ついたりします。
>・コミュニケーションしてよかった、と思うことはどんな所ですか?
それはもう、視野が広がったという点です。
障害にかかわらず少数派の方の視点や感覚は、モノゴトを考えたり判断する上でとても新鮮で大切な視点を持たせてくれるものだと思います。
私自身、少数派に類する「体質」を持っているので、多数派の感覚や倫理や「普通」に苦しんだ時期がありました。「普通はさぁ」というさり気ない一言が自分には当てはまらない苦痛を、逆に言えば、多数派の「普通」に属さない自分なりの世界が存在して良いんだということを、自閉圏の方に背中を押してもらえたような自信につながりました。
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