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丁寧なコメントありがとうございます。
▼フリージア*さん:
>そうなんでしょうね。 そして、それも気持ちとしてわかりますし、対面してのおしゃべりなら、いくらでも盛り上がれそうなのです。
>でも、それこそ、星座や血液型程度に怪しげなお話を、文字で並べてしまうことに「きな臭さ」を感じてしまったのです。
なるほど。
確かに掲示板上に残ると、当人はひとつのパターンを話してるつもりが
普遍的なものと受け取られる危険性があるということですね。
うーん… その危惧もわかるのですが…
>それでは、おしゃべりとして。
>
>私の周囲には、0か100かで途中を考えるのが苦手な方が、結構いらっしゃるように感じています。
ワタシの書き方がよくないのでしょうが、特性の話になっちゃう
のですねぇ…
>たぶん、この意味で、私としては「グレーな人も多いですよ」と、0でも100でもなく、定型者でも、80だったり、60だったり あるいは40位の人までいる事を意識してくださいね、って、念をおしておきたかったのかもしれません。
おっしゃる通り、定型者、自閉者、と二極に分けるのはかなり
乱暴であることはわかっています。
が。
ご存知とは思いますが診断には診断基準をクリアする必要があります。
一つ二つの特性が当てはまるだけでは、クリアできませんので、
果たしてその人が自閉症スペクトラムの端っこ(グレー)にいるのか、
それとも定型者の範疇で変わった性分なのか、判然としないでしょう。
この点は、昨今の脳科学や検査法の進歩により、いずれ(それこそ)
診断の白黒がもっと明確につくようになるかもしれませんね。
ちなみに、これもご存知でしょうが、自閉症スペクトラムの概念は
「社会性・コミュニケーション・想像力の3領域に障害」がある
という点で、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害も
従来知られるカナータイプの自閉症と連続する”障害”であり、
同様なサポートが有効であることを示すため提唱された概念で、
当然のことながらこのスペクトラムの外側に世の大多数を占める
(自閉や知的障がいをもたない)「定型発達者」がいることが前提と
なっていたはずです。
ところが最近は、スペクトラム(連続体)という言葉が一人歩きして、
「世の中の人にはみんないく分かの自閉的要素がある」という
迷信が広まっているのではないか、とワタシは危惧しております。
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