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めだかさんへ
こんにちは。定型・女性です。
いわゆる、定型者向けに「アスペルガーとは」という書籍が多く出ています。
では、それを読んだ定型者は、すんなり理解して上手く対応出来るかと言えば、決してそうではありません。
知識を実践でうまく生かせるための第一歩は、お互いが自分のことを相手に知ってもらう努力だと思います。
「自分はASで、ASの概要はこの本を読んでみて下さい」
という、理解を求める自己紹介が出来るかどうか。
「自分は定型だからこう考えたり感じたりするんです」
という、理解を求める自己説明が出来るかどうか。
まず、相手への働きかけが出来るかどうかで、ノウハウや知識が有効になるかならないかだと思います。
私は、アスペルガーの特性などが書かれてある本を何冊も読みました。
で・・・「この項目は(ASの)Aさんには該当するけど、Bさんには当てはまらないな」と、実際のつきあいの中で判断します。
同じASという特性を持つ人でも、こだわりの対象や、持ち前の性格や、考え方や、癖や、二次障害の有る無しなど、一人一人「えらく違うんだな」という印象になるからです。
ASの友人に、私と別の仲間が、同じ内容のことを言っても、理解や反応が違います。それは、別の仲間は早口なので、ASの友人には「うまく聞き取れない早さ」だからです。
そういう時、別の仲間は「おかしいな、本に書かれてある通り、ちゃんと主語述語を明確にして言い切り型で伝えたのに、どうして理解されなかったのかな」と首をひねります。
その時に「もっとゆっくり言ってもらえないか」と、ASの友人が言ってくれなかったら、こちらのせっかくの知識(データや公式)も有効に活用されません。
このように、お互いが相手のことを知り、微調整し合いながら個々別に「うまくやっていく姿勢」を持つ事が一番の大前提になると思います。
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