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ブルーナさんはじめまして。
小学3年生のアスペルガー症候群の息子の母親です。
答えになるかどうかは分かりませんが、私も同じようなことがあったので投稿してみました。
うちは3軒もの病院に、3歳という早い段階で診断されました。そんなに早く診断されてもやっぱり、自分がどうするべきか、考える毎日です。
小さいころは保育園でした。小学校に入ってからは、人との関係でトラブル続き。
ブルーナさんと同じく本人から聞き取れることの事実関係が分からないので、(口が上手い子に息子のせいにされていたこともありました。息子が勝手に思い込んでいることもありました。本人が、思い出したくないと話さなかったり、ことばを間違えて使ったり、説明が苦手なこともあります。)本当は何が起こっているのかはわかりません。
そうこうしているうちに、いじめられたり、無視されたりして、近所で特異な存在になっています。
そんな中でも仲良くしてくれるお母さんはいるのですが、アスペルガー症候群というものを説明しても、「一人っ子だし、B型だし・・・ただのわがままなんだよ」と一蹴です。
先生にも「昔もそんな子はいたけど、そんな障害の名前をつけなかったヨ。」といって、姿勢の崩れを治そうとされたり、とび箱を特訓されたりしています。
正しく伝わらないもどかしさを感じ、学校や周りの子供に怒りを感じたこともありました。
「社会はこういう見方なんだ。守ってやることは出来ない、もうあとはこの子にいろんなことを練習させて、この子自身がいろんなことを上手になるしかない。」
と思ってみたり、
「いやいや、家族だけはこの子の好きなことを認めて、どこまでもさせてあげよう。そしたら何かで芽がでるかもしれない。」とか、「よく考えたら、こんなことが出来なくたって生きていけるよな。」「わたしだって運動会のとき足が遅かったよな。何でもできる人間なんていないよな。」
と思ってみたり・・・。
その過程の中で、私の場合はとにかくまずは息子をじっくり見てみようと思って、仕事をやめてみました。今は週2回パートにでています。
いろいろ考え方はあるかと思いますが、仕事をやめてよかった点は、ゆっくり話せる時間が出来たとこと、放課後の様子を見てやれることです。
学校が終わってすぐの表情や落ち着き具合で、こちらも息子の疲れ具合が分かりますし、帰ってすぐは話してくれなくても、ゲームをしたりして気持ちが落ち着いてハイテンションになってくると、学校での出来事を思い出して話してくれることがでてきました。ぐんと分かりやすくなりました。
また、学校で何か授業に変化があるときに、事前に伝えておいたほうがいい流れや注意点は、落ち着いているときにゆっくり伝えられるようになりました。すると、外で上手くいくことや褒められる経験も増え、自信が持てるようです。
逆に、仕事をやめなければよかったと思うことは今のところはありませんが、収入が減った分、別の楽しみにかける時間やお金に、よりいっそう制限がでてきました。
例えば、夏休みなど、ずっと家にいるとき、お友達もいないので家で過ごすわけですが、そのときに「こんなことなら1週間ぐらいどこかに旅行に行って、現場で歴史とか地理でも教えてやろうか」とか、「テニスの夏季教室に参加させようか。」と思いますが、当然かないません。
特別支援学級については、今後、クラスや授業に迷惑がかかり、息子が疎ましがられ、本人が希望するのであれば、積極的に入ろうと思っています。
クラスのお友達の「お前なんか嫌い」という顔をみせ続けるより、先生が自分だけを見てくれているほうがいいだろうと思うので・・・。
この掲示板を読んで、当事者の方のご意見を知って、いろいろと考え方が変わっているところなので、また変わってくるかもしれないですが、今のところはこういう風に考えています。
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