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Pinkyさんへ
お返事有難うございます。もかかです。
Pinkyさんは娘さんの事を本当に考えていらっしゃる
優しいお母様のようですね。
こちらも誠意を込めてお返事させて頂こうと思いますが、
至らない点も多くあるかと思いますので、その時はごめんなさい。
Pinkyさんの娘さんに対する、不安な気持ちは十分に
伝わってきました。
恐らく娘さんの『ジェンダーの不一致』『男性脳の思考化』を
心配されていらっしゃるかと思うのですが、
Pinkyさん文を拝見させて頂いた限りでは、
私はその様な心配をする必要はあまり感じませんでしたので、
気を楽に持たれていいかと思いますよ。
と、申しますのも、当事者の方が必ずしもジェンダーの不一致を
起こす訳でもなく、ましてや男性脳ばかりではありませんので。
でも、もしそれでも心配であるとおっしゃるのであれば、
私から一つ提案なのですが、
娘さんの感受性を使った能力、延いては、
女性脳を養うのはいかがでしょうか？
（例えば、絵画教室や音楽、コンテンポラリーダンス
等を習わせてみる等。）
一般に、AS当事者の方の多くは感受性が豊かで
芸術的才能を持っていらっしゃる方が多いです。
私もその内の一人です。
幼い頃の私は、人一倍活発で踊るのと歌うのが大好きで
よく笑う、脳天気な性格だった様です。
また、幼い時から絵画が得意で将来は画家か映画監督に
成りたいと夢見ていたのですが、
私の両親はいわゆる学歴重視の人間だったので、
小学校中学年頃から、親に言われるまま、
ガリ勉漬けの毎日を送って育ちました。
そうして気付いた頃には、
元の性格と真逆な、生真面目であまり笑わない人間に
なってしまいました。
つまり、幼い頃に女性脳であったであろう思考が
強制的な環境の変化で極めて男性脳となってしまった
のでは無いかと私の中で勝手に考えている訳です。
（厳密には、極端に主軸である男性脳と、時折出てくる
女性脳の両方が交わらず存在した状態であると言えます。）
ですから、何が言いたいかと申しますと、
娘さんはまだ二次成長の初期という事ですので、
仮に脱線してしまったとしても
まだまだ、幾らでも女性としてのジェンダーに
修正できるのではないかと思う訳です。
ここで、誤解を招いてしまいそうなので申し上げますが、
私としては『男脳』である、『女脳』である事が
いけないとは思っていません。
要するに、当事者本人が幸せであれば、
どちらでも良いのではないかという考えです。
（私は人生の目的が幸せに成る事だと信じたいのです）
>娘なら、こう答えるだろうと、日ごろの行動、言動を思い返すも
>結局、私＝母から見た娘になってしまいます。
>また、初潮も来ていない成長途中の子供なので、テストの結果に
>囚われてしまって、負担になりはしないかという心配もあります。
本当に、娘さんへの配慮、心配りをされているお母様なのですね。
心が和む想いです。
娘さんにテストされても、されなくても大丈夫だと思います。
また、テストの点数は丁度娘さんが、二次成長の最中で
点数自体が変わってくる可能性もあると思いますので、
テストの点も気になさらなくて大丈夫だと思いますよ。
>娘は、１年前頃から
>「男って、いいよね〜男の子の話の方が面白い！！」
>と言っています。
>仲良しの女の子と1対1なら、もっとも楽しく話すことが出来るそう
>ですが、学校以外で接触のない4人以上の女子グループになると
>お手上げ、といった感じらしいです。
>かといって、男子の中に入りたくても結局、いじめられてしまうので
>今では、男子に近寄らないと言っています。
思春期ですので、不器用ながら異性の事が気になりだすのは
とても健常な発達なのではないでしょうか。
『男子と話が合う』＝『ジェンダーの不一致』では
ないと思いますので、こちらも問題はないと思いますよ。
恐らく、男子と話が合うのは、
『ASの想像力の欠如・困難』といった原因から、
物事を遠まわしに言う女の子よりも、
物事をストレートに言う男の子の方が楽だと捉える事が
出来そうですね。
また、同じような理由から『一対一の会話』の方が楽しく
『４人以上の会話』は難しいという話にも
説明がつくと思います。
この説明が正しければ、『男の子４人以上の会話』にも
娘さんが話しに付いていくのが難しいはずですが、
いかがでしょうか？
（『女の子４人以上の会話』よりは簡単かもしれませんが）
>それから、私の疑問なのですが
>娘は、女の子らしい服装、フリフリワンピとかが大好きです。
>一番着てみたいのは「秋葉のメイド服」です。
>でも、スカートを着ている時もパンツの時もふるまいは同じ・・
>股を広げて、まさに丸見え状態です。
>「恥ずかしさ」が娘には、ピンとこない。ということは理解できましたが
>どのように教えたらよいのでしょうか？
女の子らしい服装が娘さんは好きなのですね。
これもPinkyさんが気にしていらっしゃる様な
『ジェンダーの不一致』は考えられないと思いますし、
むしろ非常に健常だと思います。
私にも丁度歳の離れた、娘さんと同世代の妹（定型）が
いるのですが、フリフリが好きだと言っています。
私の小学生〜中学生の半ばまでと言うのは、
髪がショートカットで男の子の格好を好んでしていたので
まさに男の子そのものだった様に思います。
ですから、娘さんにおける心配は大丈夫だと思いますよ。
説明の仕方ですが、今回の例に限らず
理詰めで出来るだけ、詳しく疑問文を交えて
説明されることをお勧めします。
私達ASは、常に言葉に厳密でありたいと願う所がありますので
抽象的で、適当な指示や隠喩というものを理解するのに
苦労してしまいます。
宜しければ、この様に説明されては如何でしょうか？
「スカートを広げていたら、パンツとか見えるでしょ？
パンツが見えたら変態なオジサンとかが●●ちゃんを
さらいに来るよ？良いの？皆と会えなくなっても良いの？
どこにそんな変態なおじさんが見てるか分からないんだから
気をつけなさい。スカートは広げてはいけません」
気付かれたかと思うのですが、この説明には
疑問文がかなり多く、非常に細かい点まで説明している事に
なるかと思います。
定型の方は驚く事でしょうが、相手の気持ちを推察する力に
乏しい私達ASの場合は、この様に説明される事で安心しますし
逆にここまで説明されないと理解出来ないのです。
娘さんの為にも1番されて欲しくない話し方は、
感情を込めて、頭ごなしで怒鳴りつける事です。
その様な事をされた場合子供のASは、
恐らく一気にパニックに陥ってしまうでしょう。
何故なら、何故怒られているのか分からないからです。
また、自分の事が嫌いだから怒るのかと
思うかも分かりませんから、
どうしても叱らなくてはならない場合には、
「お母さんは、貴方の為を思って言うのだけれど・・
〜だから、〜してはいけません。」と
しっかり要点は踏まえて、落ち着いた口調で
ビシッと話されると、お子さんも理解しやすいのでは
無いかと思います。
>どう言えば、責められた・・ととられず、納得できるのでしょう？
もしかして、叱ることに対して躊躇されているのでしょうか？
もしそうであれば、その心配はいりませんし、
むしろ子供の時に叱られる事が、後に社会適応していく上で
重要な事だと思いますので、いけない事は、いけない！と
どんどん叱って上げて下さい。
ただし、「貴方の為を想って言っている」という言葉を添えて
淡々とした口調で真剣に。
>>私の過去の人間関係を振り返ってみますと、
>>自分と点数が近い人の方が、相性が良かった様に
>>思われます
>私と娘の相性は・・・
>知りたいような知りたくないような・・
娘さんはまだまだ過渡期ですし、未来が有り先は明るいです！
娘さんに諭したり、叱ったりする事は
非常に時間が掛かり、時には面倒に感じるかも分かりませんが
諦めず、誠意を込めて社会と人について教えて上げてください。
あと、私達は自尊心が損なわれやすいので、
必要以上に褒めて育てる事をお勧めしたいです。
非常に長文・乱文になってしまい申し訳ないです。
最後に、お子さんの子育てを私も蔭ながら
応援していますので頑張って下さい。
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