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>さらにいえば、自分が可愛い、あるいは美人の女性を目にした場合、多くの男性は純粋にその女性に好かれたい、あるいは自分の彼女にしたいという願いを抱くであろうと思いますが、自分の場合は、それよりもむしろ、”嫉妬”のようなものを感じてしまいます。
>……あの美貌が自分の物だったらいいのに……。どうしても、そういう風に考えてしまいます。
このお気持ち分かるような気がします。
私は女なので朧塚さんとは逆に「男性⇔女性」の部分を入れ替えてもらったらそのまま私が昔から思っていることです。
私の場合はマッチョな男性です。アクション物映画のヒーロー達やプロレスのビル・ロビンソン(古いですね〜)が憧れでした。
「あの人が彼氏だったら、私の王子様だったら」ではなく「あの肉体・強さが自分のものだったら」と憧れるのです。
私は子どもの頃からウルトラマンに始まって特撮ヒーロー物やとにかく男の子が見るようなものばかりに熱中し、「魔法使いサリーちゃん」などはほとんど興味がありませんでした。
遊ぶ玩具もレーシングカーとかUFOとか。
お人形も「付き合いで」遊びましたがそんなに好きではなかった。
ひらひらドレスには憧れてロングドレスのようにも見える子供用ネグリジェ買ってもらって着て悦にいってたりはしましたが。
(これはたいていの女の子の通る道のようです。私の姉妹達も我が娘も皆やりましたから。おもちゃ売り場には「女の子用ロングドレス」がたくさん売られてますし)
そんなことで単に「強いもの」への憧れという意味だけでなく「男になりたい」というよりは「自分は男であるべき」という意識もあって、マッチョになりたかったです。
ところが思春期頃から幸か不幸か(?)その望みとは裏腹にマッチョどころか「いかにもピンクが似合う女の子女の子した子ね〜」と言われる外見になってきてしまった・・。
もう抵抗は出来ないなと早くに悟った私は、おバカな頭である方法を考え出したんです。
それは、「男である自分(実際は女なんですけどね)が好むような女に(外見上は)なってみればいいではないか」ということ。
服、髪型、言動、「自分好みの」女性をとことん演じてやろうではないか、それを自分の物にしてやろう(もちろん自分自身なので自分の物なんですが)と。
異性との付き合いの中では恋愛なのかある種のナルシシズムなのか突き詰めたら訳が分からなくなる心理があったように思います。
女の姿をした自分を抱く男性、その相手の男性に「乗り移り」自分がその男性であり抱いている女性は自分ではない、というような意識。
とことんナルシシズムなのかも知れない。
本当に自分は男性でありたいと願っているのか、そうではなく「男性の肉体や感覚や視点を欲するのは自分が女であることを確認したいがため」であって自分を騙して(騙されて)いるのかも知れない、とも思ったりします。
Chiquititaさんや朧塚さんの考えてらっしゃること、私が考えること、
こういう事ってあっさり言ってしまうと「無いものねだり」、
もっと突き詰めたらアニマ・アニムスというのですか、
複雑なものが絡み合っているのかも知れないですね。
はじめの話題に戻りますと、
やはり女装したいという男性は潜在的にもとても多いのではないかと思います。
テレビを見ていてよく思うんですが、
香取クンのしんごママとかゴリエとか100%ギャグのためという訳でもないような気がします。
香取クンは特に普段の服装がフワフワヒラヒラの女性的な物が多いですし。
極端な見方かも知れないけれど、叶姉妹も女性ではあるけれど、ある意味で「女装」して演技しているように思えてなりません。
結局生物学的に女であっても「女装」している人は多いのではないかなと。
とにかく、芸能人は特にそういう願望を表に現しやすい環境にありますよね。
ファッション関係や美容関係などもそう。
でも大部分の職業ではなかなか理解されにくく宴会とか限られた場面でそれもギャグであることを強調してやらなければならなくなる。
誰もが大っぴらに「変身願望を叶えられる日」というのがあればいいのになあと思いますね。
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