アスペルガーの館の掲示板

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[#31877] 人と折り合いをつける(長文失礼いたします) ルルの小瓶 09/9/14(月) 12:46 [未読]

[#31880] Re:人と折り合いをつける(長文失礼いたし... ネーブル 09/9/14(月) 13:41 [未読]
[#31884] 心強いメッセージをありがとうございます ルルの小瓶 09/9/14(月) 17:40 [未読]

[#31880] Re:人と折り合いをつける(長文失礼いたします)
 ネーブル メール  - 09/9/14(月) 13:41 -

引用なし
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   ルルの小瓶さんへ

あの・・・適切な言葉が見つかりませんが、拝読したそのままの気持ちを言うと
「感動しました。」の一言です。
ルルの小瓶さんの、体験も体感も、私には想像の範囲でしか思い浮かばないのですが
ルルの小瓶さんの表現力と文章力には、独特のすごい力があると感嘆しています。

仕事先の同僚にも「読んで」と伝えました。
同僚は「涙があふれた」と言っていました。

ルルの小瓶さんは、実生活で家族を傷つけ、ご自分も傷ついていらっしゃるのですが
ルルの小瓶さんの文章を見て、涙したり、自分の生活を振り返ったりという人は
確実に居ると思うのです。

ルルの小瓶さんには、見知らぬ人を感動させる。そういう才能があると思います。


>みなさまはじめまして、私はルルの小瓶と申します。23歳、女性です。
>
>私自身、アスペルガーと診断されていません。弟がその診断を受け、
>父親も濃厚な疑いがあり、最近自閉症に関する本を読み始めました。
>
>
>突然ですが、皆さんは人とどう折り合いをつけて生活されているのでしょうか?
>
>私の存在が他人に迷惑をかけてしまいます。
>また、一人になれる場所がないと壊れそうになります。癇癪を起すんです。
>
>身体を前後に揺らすと気持ちは落ち着きますが、私を「正常」と信じてきた家族にとって、この行動は「異常」な光景です。裏切り行為です。
>
>裏切った人の心を取り戻すためには、そこに残るべきでしょうか?
>それとも、彼らの視界に入らない場所へ退くべきでしょうか?
>
>平常心を保つため、私は一人の時間と自分の夢を大事にして(しすぎて)、
>家族の気持ちを裏切りました。
>実は、自分でもそのことに気がつかなかったのです。
>
>癇癪を起して迷惑をかけるのに、自分の実績は積もうとしている。
>これが原因です。
>
>家族と同居していると、癇癪を起した姿を見せてしまい、
>彼らの気分を害してしまいます。
>
>でも、だからといってまた一人暮らしをはじめれば、
>私はいつまで経っても「癇癪病」が治らないまま、
>また、私が家族にもたらした「害」を無責任にも、ほったらかすことになる。
>
>責任感ある大人ならば、どういった行動を取るべきでしょうか?
>
>
>自分の生い立ちも含め、具体的な経緯を改めて記載いたします。
>長文、乱文になり申し訳ありません!
>
>もし、よろしければ何か助言をいただけないでしょうか?
>よろしくお願い申し上げます。
>
>
>昨日、訳が分からなくなって断髪しました。ハサミで無理やり切ったので、3か所ほど禿げた部分があり、半分「坊主」です。
>
>なんとか続けてきた「接客業」のバイトも、当日にドタキャンする形で辞めました。こんなことは初めてでした。
>
>
>贅沢な悩みですが、やはり辛いことが重なったからでしょうか。。。?
>
>
>今年の4月に、生まれて初めてできた恋人が自死しました。
>とてもまじめで優しく、私と同じく人付き合いが苦手でした。
>
>私が留学に行って以来、母や弟の心が離れてしまいました。
>
>4年かけて「正常」に戻した持病が、再発していると告げられました。
>
>
>絵を描く商売をしている両親の元に生れ、幼少時より昼夜逆転する両親と
>同じ生活を送っていました。真夜中に起きて、翌日夕方に就寝。
>
>2歳で言葉を発したものの、自分で勝手な名前を作って、使用していました。
>この時まだハイハイせず、両腕で下半身をひきずって移動。
>
>4歳のころ、いとこに無理やり性的な嫌がらせを受け、以来、革のベルトで首を絞めるなど自傷行為を開始。性的嫌がらせは、その後、中学3年まで続く。
>
>弟の誕生。とても喜ばしい出来事です。
>私にとっては、はじめての生きた友達でした。
>
>癇癪を起こして泣き叫んだり、ものに当たる私に、母は心底疲れていたと察します。大人しく素直な弟に、両親だけでなく周囲の関心が向いていくように感じました。
>
>母は、「正常」な私がなぜ、時々破滅的な行動に出るか理解に苦しむようでした。父は私が「精神病」だと避けるように言い放ちました。
>それでも、心療内科に診てもらうことはありませんでした。私は「正常」だと決まっていたからです。
>
>私の悩みは贅沢でした。
>
>父は自分以外に関心がなく、子育てに参加しませんでした。そんな父に母は、心底失望させられていました。
>
>母は、弟に手を上げることなく、ビンタや物を投げつける対象は私の役割でした。
>「いい子」でいれば両親は安心しました。
>
>はじめて留学するまで、両親の言葉すべてが正しいと信じていました。
>「よい長女」でいるために、母の父に対する愚痴などはできる限り聞くように心がけていました。父からの無視も我慢しました。
>
>それでも、本当に弟のことは大好きです。唯一、「本当の私」でも必要としてくれる対象でした。
>
>
>交流できる、況して悩みを相談できる友人はいません。自分が対人関係を築く意欲がないからです。中高ともにいじめを経験。
>
>クラスメイトが言わんとしている「裏の真意」が汲み取れません。しかし、成績は上々でした。
>
>
>一人暮らしと海外留学が私を変えました。
>
>異国の地に一人。すべてを自分でしなければならない義務感と、
>何を選んでもよいという自由が救いでした。
>
>得意な外国語と絵を活かして、生まれて初めて気が合う人たちと出会います。
>その一人が、初めての彼氏でした。
>
>彼は、私が「精神病」だとは思いませんでした。
>逆に、私の弱点をまるごと受け入れてくれたのです。
>今まで日本で経験してきた固定概念が吹き飛ぶ出来事でした。
>
>彼の両親は、幼い頃に離婚。2人とも彼を置いて新しい家庭を築き、彼は境遇を同じくしていた友達と暮らしていました。
>
>私なんかより、ずっとずっと辛いことを乗り越えてきた戦士でした。
>
>
>彼は絵が上手でした。よく2人で絵を描いていました。
>
>時々自分を見失ったように泣いたり、私とのコンタクトを避けたり、急に欲したりと、予測がつかない姿がなんとなく私自身と重なりました。
>言葉が通じなくとも、気持ちは伝わりました。
>
>私たちは傷つきあいながら、お互いのために「正常」になろうと、必死でした。でも、実は2人ともありのままの姿が大好きだったのに・・・
>
>そんな矢先、私が帰国。
>私は、本国に友達がいないことを忘れていました。
>また「まとも」な型にはまらないといけないことを忘れていました。
>
>辛かった。
>
>留学から帰った私に、母も弟も「家族じゃない」と言い放った。
>
>「いつも自分のことしか考えていない」
>「人の気持ちをよく考えていたら、あなたのようにはなれない」と。
>
>正直、心当たりはありました。自分のことしかわからない。
>
>その通り。
>
>私は留学にかまけて、自宅で祖母の介護を余儀なくされた母と弟を見殺しにしました。
>
>心も体も疲れ果てた2人を知りながら、留学先での大学生活を全うしました。
>
>その2人に、自宅で泣いている姿を見せてしまったのです。
>私の悲しみなど、彼らとは比べようのないほど小さな涙でした。ふざけた悲しみでした。
>
>
>自宅にも居場所がなく、ただただ彼のメールを待っていました。
>
>
>自分が消えてなくなりそうで、自信をつけようと不慣れな「接客業」のバイトにもチャレンジしました。
>
>最初は、おぼつかず注意を受ける日々でした。お客様の真意が理解できず、とんちんかんな案内を繰り返していたからです。
>
>しかし、なんとか得意の記憶力を活かして、お客様のパターンと仕事内容をひとつひとつ記録した「することメモ」を作りました。
>
>今では、なんとか順調に作業もこなすことができ、
>社内では理解を示して下さる上司や、お客様からよい評価を受けることができるようになりました。
>
>そんなとき、恋人は自死しました。
>そうして、一番求めていた声を二度と聞くことができなくなりました。
>
>
>どうすればいいかわからず、ずっと泣いていました。
>バイトもまた、ミスを繰り返すようになりました。
>
>自宅では「泣いていると、気分を阻害する」と母から注意をいただき、
>気分の乱れを解消するために、文章や絵を描こうとしました。
>
>でも、まったく意欲が湧かず、しだいに腕を切り始めました。
>
>その傷がいっそう気分を害するようでしたので、止めて、
>我慢しました。
>
>でも、堪え切れずに今度は、自分の髪を切ってしまったのです。
>
>接客ができない髪型になり、
>母や弟は、私の責任感のなさに呆れ果てました。
>
>「ふざけるな」のひとことに尽きる、と打ち明けてくれました。
>
>「バイトに行っても迷惑をかける」と思い、勤務日でしたが急きょ辞職を決めました。
>
>
>現在は、外出することもなく自宅に籠っています。
>
>家事は全般的にこなすよう努力しています。
>
>家族行事(庭掃除など)にもできるだけ参加するよう心がけていますが、
>私からの自発的な会話はありません。
>また、私の言葉が母や弟を害するやもしれない。そう思うと、何を話せばよいのか分からないのです。
>
>母や弟からの言葉は重く受け止めるようにしています。何も言い返しません。ただ、受け止めることが私に残された「態度」だと思います。
>
>
>大変長々と失礼いたしました!
>
>
>最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。
>私のどうしようもない話に、耳を傾けてくださったみなさまに
>深く感謝申し上げます。

[#31884] 心強いメッセージをありがとうございます
 ルルの小瓶  - 09/9/14(月) 17:40 -

引用なし
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   ネーブルさん、はじめまして。

読んで下さり、またメッセージまで寄せて下さって、ありがとうございます。
本当にびっくりしました。。。まさか、私の乱雑な体験記を読んで、
「感動」するとおっしゃるような方がいらしたなんて。。。
とてもありがたいと感じました。心強い一言でした。
深く感謝申し上げます。

今回はじめてこちらに書きこませていただいたのは、
どうしようもないほど辛かったからなんです。

のどの奥から絞り出したい罪悪感と、眼からにじみ出る寂しい気持ちを
誰かに聞いてほしい、という心の叫びでもありました。

しかし、こうしてネーブルさんや、ネーブルさんの同僚の方に
読んでいただいたことで、私の魂はずいぶん救われました。

本当にありがとうございました。


>ルルの小瓶さんへ
>
>あの・・・適切な言葉が見つかりませんが、拝読したそのままの気持ちを言うと
>「感動しました。」の一言です。
>ルルの小瓶さんの、体験も体感も、私には想像の範囲でしか思い浮かばないのですが
>ルルの小瓶さんの表現力と文章力には、独特のすごい力があると感嘆しています。
>
>仕事先の同僚にも「読んで」と伝えました。
>同僚は「涙があふれた」と言っていました。
>
>ルルの小瓶さんは、実生活で家族を傷つけ、ご自分も傷ついていらっしゃるのですが
>ルルの小瓶さんの文章を見て、涙したり、自分の生活を振り返ったりという人は
>確実に居ると思うのです。
>
>ルルの小瓶さんには、見知らぬ人を感動させる。そういう才能があると思います。

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