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▼FFさん:
>以前予備校の事について相談させて頂いたFFです。
お久しぶりです。 FFさんと同世代の子どもの親です。
FFさんは、簡潔で的確な文章を書かれますね。
状況がとても良く伝わってきます。
>最近は主治医や親、その他の支援者の方から
>「無理することはない 自分にできる事をすればいい」
>と助言して頂き、予備校には通わず週に一回県の支援者センターで
>ボランティアをしているという状況です。
そうですか。
苦しいですね。
それでも、定期的な外出をなさっていて偉いなあと思います。
でも、それも本当はしんどくないですか?
本当にしんどいときは、完全に引きこもっても良いのかもしれません。
(すいません。 頑張っている方に失礼だとも思うのですが)
いえ、「無理」でなければ、週に1回でも外の風に触れるのは大切な事ではあるのですが・・・・・・。
たぶん、我が子の「良い子ででは無い部分」と「背伸びの部分」とをFFさんに重ね合わせて勝手に想像してしまっているのでしょうね。
本当は自暴自棄になって、むちゃくちゃ暴れて、壁に穴を開けたり、窓ガラスを割ったりしたいなあという鬱陶しい気持ちを心の片隅に抱えながら、でも、「悪いこと」なのを知っているからできないで、きちんと「良い子」の行動を出来る範囲で頑張ってしまっている、そういう痛々しさを深読みしてしまっています。
(我が子も、「良い子」なのです。全く壁には穴はあきません。念のため追記します。)
ただね、なんか少しだけ穏当な無茶苦茶行動(矛盾した表現ですいません〜何となく伝わりますか? 被害が少ない破壊的行動という意味合いです)ができると、行動の変化のきっかけになるのかもしれないなあ〜という、そんな気持ちです。
少しぐらい、悪い子したって良い。
良い子だから大切なわけでは無いのです。
「悪い子ほどかわいい」という言葉を耳にされた事はありませんか?
無条件に子どもはかわいいし、大切です。
>自分自身を許してあげる事がどうしても出来ません。
それでも たぶんFFさんのご両親はFFさんを許してくださっていると思います。
丸ごと、ありのままのFFさんが 愛おしくて仕方ないと感じていらっしゃると思います。
>このまま僕は一生苦しみ続けるのではないかと凄く不安です・・・。
我が子がAS周辺の特性を持っていたことで、同じような特性を持つ子どもの親の方々と交流をする機会にに恵まれてきました。
その交流を通じて、
青年期(思春期)の葛藤のありかたが 典型発達の方々よりも 深く厳しい状況になるケースが多々ある事
を学びました。
同時に、その葛藤は、やがて自己確立に繋がり、悩みながらも「自分自身とのおりあい」をつけることが可能になっていく姿を教えて頂きました。
FFさんの苦しさは、今のままの苦しさでは続かないはずです。
生きるという事自体は確かに悩みの連続です。
でも、「自分自身を許すことができる」という境地には 到達可能だと 私は確信しています。
「いつか やがて 遠からず」というのは、
今のFFさんに取っては、とっても遠い未来でしょうか?
だとしたら、申し訳ありません。
ただ、そのような葛藤を乗り換えた先輩達の存在を教えて頂けたことは、私にとっては勇気づけられる事柄だったので・・・・・・。
そして、主体的な人生を選び取っていく入り口に立つ青年期の「今」
自分との折り合いを 丁寧に 選び取って行くことは 「自分らしい」生き方を始める上で、きっととても大切な時間なのだろうと思います。
どうぞ、丁寧に大切に、焦らず今を過ごされて下さい。
無理なさらず、大切に大切に ご自身を守ってさし上げて下さい。
もし、完全に許すことが出来ないでも、それでも大切に守ってあげて下さい。
その中で、きっと、自分を許すという意味が自然に見つかることと思います。
その日の遠くないことを願っています。
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