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はじめまして。
アスペルガー当事者で、広汎性発達障がい児(小6)の親です。
▼まてまてさん:
>題名にもあるように「とっさの一言」に悩んでいます。
>と言うのも、2次障害の時に反抗挑戦性障害となりそれ以降、「とっさの時」の言葉が暴言に近いものになっています。
>
>自分の意としないことを突然言われてしまうと、反射的に暴言を吐くので上級生からは反発されて、口論になります。
>下級生からは、怖くて泣かれてしまったり、手をだされてやり返すといったトラブルとなります。
これ、きつい言い方かもしれませんが、「とっさの一言」だけの
問題じゃないように思います。
下級生が怖がるほどというのは、言葉の内容だけではなく、
身振り(大きい動きや詰め寄るような動作)や表情などの怖さが
伴っているのではないでしょうか。
上級生が反発するのも、言葉だけでなく尊大な(と受け取れる)
態度に反応している部分が大きいように思います。
>本人は言い終わってから、悔やむ時もあります。
相手が泣いたから悔やむのではなく、後になってみれば
自分の反応が不適切だったと反省できるということでしょうか。
アスペっ子は他者から見て自分がどう見えているかを把握しづらい
ため、自分が下級生が怖がるほど恫喝的に見えているという自覚が
ない可能性があります。
第一に、「自分の過剰な反応(言葉や表情)が相手の反発を買う」
という悪いパターンを、理解できる言葉やマンガ絵などで説明し、
そのパターンがトラブルを招くことを自覚させます。
うちの子はこういったときのしかめっ面がかなり酷く、誤解を招く
と思ったので、しかめっ面をすると周囲が不愉快で怖い気持ちになる
ことを話し、しかめっ面が出たら鏡を見せて「ほら、また怖い顔」
と自覚を促していました。
次に、「相手の怒りを引き出さない反応(言葉や表情)」を
くり返し教えていくしかないと思います。
たとえば、意に染まないことを命令された場合、無表情を保ち、
身体の動きを止めて、落ち着いた低い声で、「嫌だ」とだけ言う。
再び命令されても反論しないで「嫌だ」だけを返す、などです。
うちの子の場合、深呼吸をする、目線を外す(下を向く)、
ゆっくり話す、などで怒気を逃がしているようです。
(まだ歯を食いしばって声が震えることもありますが)
もしチャンスがあったら、本屋や図書館で、コミック会話や、
ソーシャル・ストーリーに関する本をご覧になると、
ヒントがあるかもしれません。ご参考まで。
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