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こんにちは。アスペルガー当事者です。
▼FFさん:
>最近は就労やバイトを意識して支援センターに行く手筈を整えたり
>志望している専門学校の見学の予定を立てる等
>自分でも少しずつだけど前進しているなぁと感じています。
>
>前進しているとは思うのですが、周りの人が就職に近づいたり
>大学で勉強している事を考えるといてもたってもいられなくなり
>どうしても焦ってしまいます。
>支援者やこの掲示板の方々にも言って頂いた「少しずつでいい」
>という言葉は常に念頭に置いているのですが、
>何かの拍子にすぐ傷つき、落ち込み、焦り、盲目的になってしまうので
>辛いです。(これは以前の記事にも書きましたが)
まあ、身の振り方が決まらないのは、一番しんどい時期なのでは
ないでしょうか。
成人当事者の知り合いが言うには、高校生〜二十代は、突然
一念発起してできっこない高いハードルに挑んだり、
苦手とわかってる分野に邁進しようとしたそうです。
言われてみれば私も、進学や就職活動にあたって、わざわざ最も
困難な選択肢(下宿や接客業)を選ぶ傾向がありました。
今になって考えてみると、どうも自分の能力に不安があるときほど、
all or nothing で極端な選択肢を志向していたようです。
おそらく、自分が何ができて、何が得意で、何が苦手か、といった
自己分析がしっかりできてなかったから、見通しも立てられず、
いつまでも不安なままだったのかなと思います。
FFさんは若いのだし、これから支援センターにもいらっしゃるようだし、
何ができて何ができないか、得意を生かすにはどうしたらいいか、
不得意を避けたり工夫して乗り切るためにどうしたらいいか、などを
具体的に相談していく中で、「あ、これならなんとかいけるかも」
という手応えを感じれば、だんだん不安も減っていくのではないかなと。
現在できていないことでも、一生できないままとは限りません。
丁寧にひとつひとつ対処したり工夫すれば、できることの幅は
広がる可能性のほうが大きいと個人的には思います。
ただ、焦って努力の方向性を見誤ると、体力気力がもちません。
自分で、半年後、一年後にどうなっていたいか、という目標をいくつか
あげてみて、支援してくれる人と一緒に無理がないか相談し、
スモールステップに分割して一歩づつ進んでいくことをおすすめします。
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