アスペルガーの館の掲示板

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[#33131] 夫がなくなりました flor 10/3/1(月) 2:13 [未読]

[#33138] Re:夫がなくなりました ネーブル 10/3/2(火) 16:39 [未読]

[#33138] Re:夫がなくなりました
 ネーブル メール  - 10/3/2(火) 16:39 -

引用なし
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   florさんへ

初めまして。
人は不思議なもので、離れて暮らしていても、いざ亡くなるとたくさんの様々な思いや気づきを残してくれますね。
死という静かな形の・・実はいかに雄弁なことか。
人生の経験値は、年齢や経験のほかに身近な人や縁ある人の死によって深くなるものなんですね。

florさんの様々な深い思い、それが亡くなったご主人の昇華になり、供養になるのでしょうね。

時間とともに、陰影や光彩の具合が変る故人の印象や思い出を、こうやって語って下さるflorさんに出会えたご主人は、ある意味幸せな人だったと思わずにはいられません。

合掌。

>こんにちは。
>ずっと以前にかきこみをさせていただいていました、florです。
>アスペの長男は、小学生になりました。
>
>夫婦喧嘩が絶えず、DVもあり、
>夫が仕事を転々とした挙句にしばらく失業し、
>私が外で働くようになって、やっと落ち着いていた息子がおかしくなり、
>不満があっても家族のために働かなくてはと思った夫は、
>ようやく決まった職場で我慢するあまり、家庭でのDVがひどくなり、
>長男にまで手をあげるようになり、
>結局、児童相談所から、女性サポートセンターへ紹介され、
>シェルターでしばらく過ごしました。
>カウンセリングも受け、ずっと悩んでいた私の気持ちもとても軽くなり、
>長男へのサポートが受けられる小学校への編入も決まり、
>新しい住居も決まり、
>これから、ようやく前を向いていきていける、
>明るい未来を信じて自分の足で、自分の責任でいきていくと、
>ようやく、そう思えたそのときに。
>主人が自殺してしまいました。
>
>不思議なほど、後悔はしていません。
>家を出なければならない、夫のためにも私は去るべきだと思った判断は間違っていなかったと今でも思っています。
>シェルターを出た後、夫と連絡を取ってしまったこと、それだけが、軽はずみだったと思います。
>私が決して帰らないと思い知った夫は、自殺をほのめかしました。
>私は、少し悩みながらも、相手にしませんでした。
>
>葬儀の頃は、自殺ではないと思っていました。
>狂言自殺のつもりが、誤って命を落としてしまった、と。
>かっこ悪いけど、馬鹿みたいだけど、そうまでして私達に帰ってきて欲しかったのだと、そう、本気で思っていました。
>そんな馬鹿な夫を、とてもいとしく思いました。
>
>時間が経つに連れ、やはり夫は自殺だったのだなあ、と思うようになりました。
>あちこちからの借金の返済、ローンが滞ったことによる差し押さえの連絡、
>自己破産したら、お金も無い自分は住居もなくなってしまう・・・。
>そんな思いの中で、私達も帰らない。
>家族のために、最後に命と引き換えに、マンションを残そうとしたのだと思います。
>それが、家族のために出来る一つのことだと思ったのでしょう。
>
>仁遠からんや 我仁欲すれば ここに仁至る
>
>遺書に書き添えられていました。
>彼は、こうすることが仁なのだと思っていたのでしょう。
>
>私は、彼に立ち直って欲しかった。
>私がそばにいるとダメだと思った。
>いつもいつも、私が尻拭いばかりして、
>子どもと母親のような関係だった。
>彼は、自立するべきだと思った。
>きっと、立ち直ってくれると、そう信じたのに。
>離婚しても、子ども達のお父さんとして、がんばっていってほしかったのに。
>
>彼を追い詰めたのは、私でした。
>私は、彼を愛していなかった。
>拒絶した。
>決して、受け入れなかった。
>愛して欲しくて、わかってほしくて、
>子どもが反抗するように暴れていたのかもしれないと、
>そう思うようになりました。
>
>強迫神経症で、綺麗好きの彼に、
>散らかり放題の家は、とても辛かったに違いない。
>けれど、私はなんだかんだと理由をつけて、掃除をしなかった。
>いわゆる片付けられない女だった。
>散らかった家で、心がすさんで暴れていたのだね。
>
>もし借金が無かったら、
>部屋が綺麗だったら、
>私が連絡さえしなかったら。
>
>多分、彼は死を選ぶことは無かったでしょう。
>
>恐ろしいことに私はそれでも自分のせいだと思っていないんです。
>だって、出来なかったんだから、しょうがないじゃない・・・
>そう、言い訳できるんです。
>以前の私だったら、自分を責めて、責めて、ぼろぼろになるはず。
>なのに、今の私は、それをしないんです。
>とても楽で、とても辛い。
>命が一つなくなったのに、夫はもうどこにもいないのに、
>普通の精神状態でいられる自分がとても・・・・・・・なんだろう・・
>こんな風な私を見て、夫がとても悲しんでいるだろうなと、
>死んでまでなお、こんな風にしか思ってもらえないなんて、
>とてもかわいそう。
>そう思います。
>
>時々感情の波が襲ってきて、悲しみもあって、
>きっと、とてもストレスがあるはずなのに。
>気がつけば、この数年、とてもひどかった寒冷蕁麻疹が・・・
>軽くなっていました。
>薬を何日も飲み忘れていたのに、気づかないくらいに。
>
>夫がなくなってしまったというストレスよりも、
>以前、夫と一緒に過ごしていたときのストレスの方が
>ずっと大きかったって、事だよね・・・。
>
>経済的にもとても楽。
>知らないところでお金を使ってしまう主人がいない生活は、
>それだけで楽だろうとおもった。
>離婚が成立しない間は、母子手当てももらえない・・
>それでも、がんばるんだと思っていた。
>それなのに、気がつけば、
>ほとんどかけていなかった保険でも、
>彼の借金と葬儀代は何とかなった。
>マンションのローンは、無くなった。
>遺族年金ももらえることになった。
>
>本当の母子家庭になったから、諦めていた福祉も受けられるようになった。
>保育所も、学童保育も、すんなり決まった。
>
>彼の死を、とても辛いとおもう一方で、
>実際に楽になっていく生活に、とてもショックを受けます。
>彼が生きて、立ち直ってくれることこそが、私の望んだことなのに、
>彼の自殺など、決して認めたくはないし、とてもうらんでいるのに。
>自殺したことは、決して私達のためになどならないのだと、彼に言いたいのに。
>
>でも、楽になっている生活に、
>身体の状態に、
>むなしさを感じます。
>
>彼の存在は何だったのだろう。
>彼が、とてもかわいそう。
>自分の存在ってなんだったんだろう、
>自分って、やっぱりいないほうが良かったんだな、
>そう思っているような気がして、
>とても、とても辛い。
>
>相変わらずの長文すみません。
>今回は、大目に見てください。

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