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そろばんさん、始めまして。アスペ児の母親です。
オキシトシンのお話はこの金沢大学の講演会などで聞いていました。
私の理解力なのであまり自信がないのですが、あくまで一部の自閉症者に効用があるのではないか、と研究をされていたと思います。自閉症にかかわると思われる遺伝子は次々と発見されていて、何十個(百に近い数字だとか)もあり、それらのいくつかの組み合わせで発症しているようなので、その中のある一定のパターンの方に効用がありそうだと。
またこちらの大学では「治療か共生か」と題しまして市民参加型のサイエンスカフェが行われ、色々な立場の方のお話が伺えてとても興味深かったです。
精神科の先生はもちろん、小児科、こどもの心の診療科、脳化学、社会行動学、法学、哲学、幼稚園教諭、小学校の校長先生、通信制高校の校長先生、発達支援センター、行政側、政治家、自閉症とは関係のない一般主婦、保護者、そして当事者のかた、など、(まだいらしたはずなのですが…)それぞれの立場で自閉症を考えて今後どうすべきか等、述べていらして、とても勉強になりました。
「薬で、治ったとして個性が失われてしまったら、治療前の人と同じ人と言えるのだろうか?」といった話までもありました。
その中でもオキシトシンはこれから色々検証され、一般に使われるにはまだまだ時間がかかるだろうとの事でした。
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