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▼みえさん:
>クラシック・ギタリストの斉藤明子さんもアスペルガー症候群と診断されたそうです。
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>斉藤さんのホームページに「アスペルガー症候群と私」というページがあります。(現在は製作中)
>http://www.akikosaito.jp/
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>斉藤さんの夫の尾尻雅弘さんもギタリストで、夫婦で活動をしているそうです。
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>お二人は、以前テレビの「ウリナリ」でウド鈴木にギターを教えたことがあるのですね。
今年2月に、毎日新聞のコラム「ネコのあくび」で斉藤明子さん・尾尻雅弘さん夫妻のことが取り上げられていました。
斉藤明子さんだけでなく、尾尻雅弘さんやお子さん達もアスペルガー症候群と診断されているみたいですよ。
毎日新聞より引用
ネコのあくび:ギタリスト
「フィガロの結婚」「アルハンブラの思い出」。二つのクラシックギターの音がやさしく、激しく、魔法のように聴衆の心を満たす。斉藤明子さんと尾尻雅弘さんのデュオである。2人にしか表せない世界、それは2人が夫婦だからというばかりではない。
ギターに夢中で気付かなかったが、ふと見ると明子さんの体のあちこちにあざがある。部屋の中で家具にぶつけたのだ。雅弘さんがふらふらになって倒れ、病院で肺炎だと診断された。「なぜ早く連れてこなかったのか」。近くにいるのに気付かなかった明子さんを責めることはできない。当の雅弘さんも自分の体の異常に気づかずに音楽にのめり込んでいたのだ。何かに夢中になると脳が「フル画面」の状態になり、ほかのことに注意が向かなくなる。
子どもが3人いるが、落ち着きがなく保育園や学校で問題になることが多い。専門機関で発達障害の疑いがあると言われた。「ところで……」と夫婦にも診察の目が向けられた。親である2人もアスペルガー症候群だと診断された。変わり者だといわれる人は自分がどう変わっているのかがわからないものなのだ。
アスペルガー症候群の人はコミュニケーションや社会性などに困難を抱えているが、独特の内面世界を構築し芸術や科学や哲学に天才的な能力を発揮する場合がある。クラシックの曲は音域が広くてギター用の編曲が難しい。夫婦は音域を広げるために弦を増やす。ギターの形も変えてしまう。「こんなことができるのもアスペルガーだからだと思うんです」。まじめな顔で夫婦は言った。【野沢和弘】<絵・伊賀高史>
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