アスペルガーの館の掲示板

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[#3376] 地域格差 Chiquitita 05/2/5(土) 0:23 [未読]

[#3425] Re:地域格差 went 05/2/7(月) 0:45 [未読]
[#3428] Re:地域格差 Chiquitita 05/2/7(月) 2:40 [未読]

[#3425] Re:地域格差
 went メール  - 05/2/7(月) 0:45 -

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   ▼Chiquititaさん:
>引越しを経験された方で、引越しの前後に周囲の接し方でギャップを感じられた方はいらっしゃいますか?

 引越しではないのですが、大学進学がきっかけで地域によるしきたり等の違いを感じました。
 私は大学に2回入学しています。2回とも、実家から遠く離れた地域にある大学でした。高校まで私は、学校という場に対して良い思い出があまりありません。「高校までロクな思い出がないから、身近な人が行かない大学にしたい」という理由で、大学を決めました。
 ここで、私の実家のある県をA県、最初に入学した大学がある県をB県、2度目の大学がある県をC県とします。A県とB県では特に違いを感じなかったのですが、C県ではギャップを感じました。
 ただし、これは、「私が住んでいた当時の精神状態が、各県で異なっていたこと」も大きいと思います。「落ち着かない状態で他の人と接するか、どうか」で、「他の人に対して持つ印象」が違ってくるということも、あり得ます。
 C県の人を好意的な目で見る余裕があったという面も、大きいと思います。「C県の人って嫌」と思って接するか「C県の人って、いい人だ」と思って接するかで、相手から返ってくる態度もまた違ってくることもあり得ます。 

 次にあげるようなことを、経験しました。

1 私の苗字は珍しいです。学校で出席をとられたときや銀行窓口を利用したときに、次のような違いを感じました。
 
 出席を取られたとき
 A県やB県では、「この苗字はなんと読むのですか」と最初から聞かれました。「私が黙っていても正しく苗字が読まれた」というときに、「学があるところを見せ付けようとしている」といった陰口が聞かれることもありました。
 C県では、「この苗字は○○と読むのですか」というふうに、最初に聞かれました。「学があるとかないとかいう話ではない。見たことない苗字だから、間違えて呼んでも仕方ないだろう。とりあえず、思ったとおりに読んでみよう。」という感じだったのではないかと、私は捉えています。
 余談ながら、他の県にある大学に進学した弟の話では、「○○(注 苗字の最初の二字)…102番」と言われることが多かったそうです。
 銀行窓口を利用したとき
 A県やB県では、「電気料金お支払いのお客様」とか、「○○町からお越しのお客様」と、呼ばれました。C県では、「○○(注 私の苗字)様」と呼ばれました。

2 贈り物をいただいたときやお茶を出されたときに、「一度断ってから、その後結局物をもらったりお茶を飲んだりする」というしきたりが、A県にはあります。しかし、「C県でこれをやって、飲む前にお茶を下げられた」と聞いたことがあります。
 また、A県には、倍返しというしきたりがあります。「贈り物をもらったが、迷惑。もう2度と送らないでほしい」というときに、「もらった物の倍額くらいの品物を送り返す」というしきたりです。このしきたりのことを話したら、C県の人に驚かれました。

3 「C県の人って、ズケズケものを言うなあ。怖い。」というのが、私の第一印象でした。しかし、しばらく経つと、「怖い」は「長所でもある」という認識に変わりました。「はっきりとものを言うけれど、裏と表がない」という感じです。
 例えば、「若い人は何を着てもお似合いですね。」という言葉は、A県では、「よくもまあ、こんなところに場違いな格好で来て。」という意味で使われることも多いです。しかし、C県の人にこれを話すと、「そんな裏の意味なんて、全然想像がつかない。」という言葉が返ってきました。

4 A県の県民性を表す言葉に、「煮えたら食わあ」というのがあります。これは、「何人かが鍋料理を囲んでいる。グツグツと音を立て、そろそろ煮えたという頃になった。しかし、誰一人として箸を取ろうとしない。しばらくたって誰かが確かめ『よし、煮えてる』と言って、初めて全員が一斉に箸を取る。」という意味です。
 
 A県やB県では、そのような雰囲気があると思います。「この場合に箸をとるのは、『地域の分限者』といったような人でなければいけない。それ以外の人が行動に出たら、でしゃばり・目立ちたがりというふうに非難される。」という文化があるような気がします。
 
 逆にC県の場合は、「『気が付いた人が箸を取る』という行動に出なければ、『他の人に行動させるなんて、何様のつもりだ。』というふうに非難される。」という文化があるように思えます。
 「気が付いたから箸を取ってみたけれど、煮えてないことがわかった」という場合、C県ではA県やB県ほど非難されないように思えます。
 また、非難された場合に、「やってみなければわからない」と反論することも許してもらえるように思えます。
 「まあまあ、経験したことないんだから仕方ないじゃない。」といったように、かばってくれる人が現れる可能性も大きいように思えます。

 A県・B県にお住まいの方、ごめんなさい。(私の過去の経験から)A県・B県へのバイアスが掛かりすぎた状態で、物事を見ているのが大きいと思います。

[#3428] Re:地域格差
 Chiquitita メールホームページ  - 05/2/7(月) 2:40 -

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   コメントありがとうございます。

▼wentさん:
> ここで、私の実家のある県をA県、最初に入学した大学がある県をB県、2度目の大学がある県をC県とします。A県とB県では特に違いを感じなかったのですが、C県ではギャップを感じました。
> ただし、これは、「私が住んでいた当時の精神状態が、各県で異なっていたこと」も大きいと思います。「落ち着かない状態で他の人と接するか、どうか」で、「他の人に対して持つ印象」が違ってくるということも、あり得ます。
> C県の人を好意的な目で見る余裕があったという面も、大きいと思います。「C県の人って嫌」と思って接するか「C県の人って、いい人だ」と思って接するかで、相手から返ってくる態度もまた違ってくることもあり得ます。 
>(中略)
> 出席を取られたとき
> A県やB県では、「この苗字はなんと読むのですか」と最初から聞かれました。「私が黙っていても正しく苗字が読まれた」というときに、「学があるところを見せ付けようとしている」といった陰口が聞かれることもありました。
> C県では、「この苗字は○○と読むのですか」というふうに、最初に聞かれました。「学があるとかないとかいう話ではない。見たことない苗字だから、間違えて呼んでも仕方ないだろう。とりあえず、思ったとおりに読んでみよう。」という感じだったのではないかと、私は捉えています。
>(中略)
> 銀行窓口を利用したとき
> A県やB県では、「電気料金お支払いのお客様」とか、「○○町からお越しのお客様」と、呼ばれました。C県では、「○○(注 私の苗字)様」と呼ばれました。
>(中略)
>3 「C県の人って、ズケズケものを言うなあ。怖い。」というのが、私の第一印象でした。しかし、しばらく経つと、「怖い」は「長所でもある」という認識に変わりました。「はっきりとものを言うけれど、裏と表がない」という感じです。
> 例えば、「若い人は何を着てもお似合いですね。」という言葉は、A県では、「よくもまあ、こんなところに場違いな格好で来て。」という意味で使われることも多いです。しかし、C県の人にこれを話すと、「そんな裏の意味なんて、全然想像がつかない。」という言葉が返ってきました。
>(中略)
> 逆にC県の場合は、「『気が付いた人が箸を取る』という行動に出なければ、『他の人に行動させるなんて、何様のつもりだ。』というふうに非難される。」という文化があるように思えます。
> 「気が付いたから箸を取ってみたけれど、煮えてないことがわかった」という場合、C県ではA県やB県ほど非難されないように思えます。
> また、非難された場合に、「やってみなければわからない」と反論することも許してもらえるように思えます。
> 「まあまあ、経験したことないんだから仕方ないじゃない。」といったように、かばってくれる人が現れる可能性も大きいように思えます。

かなり「C県」の特徴、茨城のものに近いように感じますね。
確かに茨城弁は聞いていても心地よい響きとはお世辞にもいえませんが、逆にストレートな分、相手には感情が伝わりやすいのでしょう。
接客業務ではさすがに茨城弁ではなく標準語ですが、県民性には言葉以上のものが伝わってきているのを感じます。

あと、千葉の人によそよそしい雰囲気を感じた(千葉県在住の方、ごめんなさい)のは、私が以前の勤め先で東京に出張していたときに起きた、ある出来事がきっかけでした。
私が東京(豊洲)の仕事場から千葉(船橋)の宿舎に戻る途中、京成船橋駅のすぐそばの路上で酔っ払いの中年男が大の字になって寝込んでいました。一瞬、死体のようにも見えましたが、近づいたところ、確かに息はありました。いびきも時々発生していました。
しかし現場を通る通勤客は誰一人として見て見ぬ振り。そのうち通りがかった車にも轢かれそうになったので、安全な場所に移動しようとしても予想外に重くて動かせません。
警察(船橋警察署)にも連絡しましたが、年末年始のパトロールが忙しいのを理由に現場にはなかなか来てくれません。結局1時間も待たされました。酔っ払いが1時間の間持ちこたえてくれたからよかったものの、警察の到着を待っている間に凍死してしまったら、私のしたことは徒労になってしまいます。

何れにしましても、茨城の県民性は(悪いところももちろんありますが)他の方々もよいところは多数認めており、ほとんどが共通の認識を持っています。没個性化の波に飲み込まれないことをひたすら祈るばかりです。

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