|
▼Oliviaさん:
こんにちは。不特定の広汎性発達障害のウォルフルです。
>今、やらなければいけないことと、失敗と心配が積み重なって呼吸困難とパニックでどうしようもなくなります。
自分に切迫した危険な状態が差し迫っている時に、自分の精神状態まで切迫して不安な危険な状態になるのは、ますます自分の置かれた状態をますます悪化させ、ますます災いを増すばかりです。何事にも動じない冷静な態度だけが物事を首尾よく処理する事ができますから。冷静でいられない時は、一挙に行動に打ってでて不安な気持ちを紛らわせるか、何もしないで呆然とただ不安な気持ちの中に沈殿して落ち込んでいるかのどちらかです。でも今は深く深く深呼吸して気持ちを落ち着けるのです、深呼吸する事に全神経を集中します。それでも邪念と苛立ちが頭をもたげてきたならまた深呼吸して下さい。呼吸が乱れていたならまた深呼吸して下さい、自分が呼吸している事しか意識しなくなるまで深呼吸して下さい。そこでリラックスできたなら、目をつむって自分の好きや事や日本の風景を思い浮かべるのです。瞑想ってとっても気持ちがいいですよ。自由連想にまかせて次々と頭の中に色々な映像や音や楽しい気持ちを思い浮かべ、自由きままに想像と戯れるのです。そして目をあけて、外に出て、街の活気を感じたり、風景の眺めを楽しんだりして楽しみます。ではなんでそうやって気分転換に深呼吸したり瞑想したり想像したり散歩する事がいいのかというと、今ちょっと話をしますね。
たとえば、畜産農家の家畜小屋を訪れたりした時って鼻を摘みたくなるほどの臭さを感じますが、でもそこにずっといると不思議なことにその臭いには慣れてほとんど臭いなんて意識しなくなるものです。音楽も何十回も立て続けに聴いていると何も感じなくなるし、絵もずっと見ていると輪郭がぼやけて来て何も感じなくなります。人間の感覚器官は同じ刺激を持続的に与え続けると鈍化してきて、認識対象の全体像をうまく捉えられなくなる様に作られているのです。大学のリポートや論文を書いたり自分の考えを纏めたりする時も同じで、何時間もリポート用紙と格闘していると、段々と自分の考えがぼやけて来て、なにも纏まらなくなって、煮詰まって来て、ついにどうしたらいいか分からなくなります。だから今自分がかかわっている事からいったん自分の目や耳や思考を一定時間離して、気分転換に別の事をして頭の中をリセットする息抜きがどうしても必要になる。そしてあらためて自分の課題に取り組むと、自分のすべき事の全体像が鮮明に捉えられる様になっているので、仕事が首尾よくはかどる様になるのです。ですから気分転換にはイライラして混乱してしまった自分を心を鎮めリフレッシュさせるばかりではなく、後述した様な意味でもとても重要なのです。
あまりにも解決するべき問題が山積みで息苦しくて切羽詰っている時に、気分転換なんてしている場合ではないと思われますが、だからこそ、気分転換はどうしても必要だと思います。多くの人は苦境に陥った時すぐに根を詰めて失敗しますが、苦境を乗り切る術をしっている人は気分転換のありがたみを良くしっています。かつての日本武士はこれら戦で自分や仲間が死ぬかもしれないというに、よく戦の合間合間にのんきにお茶なんか飲んで一息ついたものです。
|
|