アスペルガーの館の掲示板

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[#3430] 気になる保険外診療 Chiquitita 05/2/7(月) 3:07 [未読]

[#3434] Re:気になる保険外診療 秋桜 05/2/7(月) 10:03 [未読]
[#3461] Re:気になる保険外診療 Chiquitita 05/2/8(火) 0:58 [未読]

[#3434] Re:気になる保険外診療
 秋桜 メールホームページ  - 05/2/7(月) 10:03 -

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   ▼Chiquititaさん:
>以前、このBBSで
>「成人に対するアスペルガー症候群の治療は、保険が適用されない」
>というコメントがございましたが、その件がどうしても頭から離れず、何度も投稿を思いとどまりながらも、結局コメントさせていただくことにしました。

「アスペルガー症候群」という診断名に基づいて治療を行うと自費診療になる、ということだと思います。なぜならば厚生労働省にはこの疾患名はリストに登録されていないからです。「自閉症」だったらもちろん大丈夫です。
制度上の問題ですね。
薬物療法の場合も病名に対して認定されている薬の関係があるので「便宜上の診断名」をカルテに書くのはよくある話です。例えば小児自閉症によく使う「オーラップ」は自閉症に対して使えることになっていますが、同様によく使われている「ドパール」(これはL-dopaというドーパミンの前駆体です)はパーキンソンなどの小脳疾患に対する認定薬なので、ドクターによっては「パーキンソン」という診断名をカルテに書いていることがあります。そうでないと監査が入った時に保険料の不正徴収とみなされて保険料の返還といった処分がされる恐れがあるからです。

>その理由は、やはり費用の面が気になったからです。
>もし概算でも費用がどのくらいかかるのかが解れば、私の場合
>●平衡感覚が悪いために転倒事故が多いので、股関節へのダメージが心配だが、股関節の手術の費用とASの保険外診療にかかる費用を比較すると、私の場合は変形性股関節が末期なので股関節の治療のほうが高くつく可能性がある。特に今度転倒事故などで股関節にダメージが及ぶと、人工関節での対応は回避できず、しかも転倒事故のリスクは自骨手術よりも人工関節のほうがはるかに高いといわれている。
>
>●運動神経が破綻しているため、リハビリの進捗が定型発達の患者に比べて悪く、医療機関でリハビリを受けると進捗が悪くなる分、費用が余計にかかる。運動神経の破綻を薬物治療で少しでも改善できれば、リハビリが長引くために発生する医療費を軽減することにも役立つ。
>といった事情があるので、安く上がるほうを選択したいです。

日本では現在のところ混合診療が認められていないため、このケースだと「うつ病」などの便宜上の精神疾患を書いた上で薬物投与という形になるでしょう。どうしても「ASへの治療」にこだわると自費診療になります。そしてそれに関わる診察・薬代なども全て自費になってしまいます。
保険診療だと医療費控除や補助が出るので結局は自費の方が高くなるでしょうね。

ただ平衡感覚がよくなる向精神薬、というのはあまり聞いた事がありません。やはりいぬかいさんも書かれているように、精神科医に相談されるのが一番だと思います。

[#3461] Re:気になる保険外診療
 Chiquitita メールホームページ  - 05/2/8(火) 0:58 -

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   コメントありがとうございます。いぬかいさんへの分もまとめてのレスになりますが、御了承下さい。

▼いぬかいさん:
>運動神経の破綻を改善する薬があるかどうか、
>まず精神科医に確認してみた方が話は早い気がしますが?

…というより、ADHDや鬱状態などで薬物治療に用いられる薬剤が、思考回路だけでなく運動神経にも効果をもたらすのかどうかを確認してみます。
思考回路の交通整理をしてくれるのであれば、運動神経にもある程度の効果は期待できるような気がしますが…

>成人のアスペルガー症候群「には」保健が適応されないだけであって、
>成人のアスペルガー症候群「だから」保健が適応されない訳では無い。

そういえば以前にコメントされていましたね。「ASでは診断をもらえないけれど、鬱状態として診断を戴ける事が多い」とかいった内容(間違っていたらごめんなさい)だったと思います。

>紙切れ1枚の問題なんだからどうとでもなるし、どうとでもできるんだから、
>たかが紙切れ一枚の問題ごときを人生最大の問題とばかりに、
>診断名がどうだと騒ぐ「頭が固い患者」が問題なだけ。

確かに問題でしょう。
ただ、私の場合はASがもしかすると変形性股関節症が19歳で末期状態に至った原因の一つだった疑いがあり、その点は現在担当の整形外科のドクターも交えて今後の対策を話し合う必要があろうかと思います。
ASが変形性股関節症に関わったと推測されるに至った理由は、
●平衡感覚が悪いために姿勢も必然的に悪くなり、股関節周りの筋力が弱い左側(患部)に重力が集中し、寿命を著しく縮めた。通常ならば筋力トレーニングでカバーできる可能性があったのだが、筋力トレーニングそのものが運動神経が破綻していたために効果が出なかった。
●誤ったメスを入れられたために、足の長さに左右で30mmの差が生じ、股関節がアンバランス状態になったために、当時の担当ドクターがまったく予想していなかった脊柱側彎が発生し、これも左右の重力バランスが著しく左側に偏る原因になったが、やはり平衡感覚が悪いため重力バランスが均等にならなかった。
●慢性腰痛が深刻だが、姿勢の悪いのが平衡感覚が悪いことと関連があるとすれば、安静にしていても改善する見込みはほとんどない。ましてや身体障害のために一般的な腰痛体操は困難、もしくは不可能。じゃオレの場合はどうすればいいのか、とドクターにも泣きつきたくなる。
という事情があり、また今後転倒事故のリスクを考えるとASそのものも薬物治療で対応できる部分は十分賄っておく必要がある、という状況にあるのかもしれないので、現在通院中の心療内科にも、変形性股関節症が末期状態にあることを伝えたうえで可能性を探ってみたいと思います。
ASの特性を考えると、どうしても私の思い過ごしだとは思えませんので、その意味でも心療内科や整形外科との連携はこれから重要になって来るでしょう。

ただ、以前NHKの「生活ほっとモーニング」で、弁護士の木村晋介氏(消費者問題のスペシャリストで、時折TVやラジオにも出演しており、作家の椎名誠氏とも親交がある)が深刻な慢性腰痛で歩行困難になったときに整体治療でもまったく効果が出ず、鬱状態気味だったので心療内科で抗鬱剤を戴いたところ、あれだけひどかった慢性腰痛が劇的に改善した、という体験を紹介していたことがありました(2004/6/8放送、詳しくはhttp://www.nhk.or.jp/hot/onair_old/20040608/20040608a.html で)ので、一般的な薬剤でも何らかの効果は期待できるものと思います。

▼秋桜さん:
>「アスペルガー症候群」という診断名に基づいて治療を行うと自費診療になる、ということだと思います。なぜならば厚生労働省にはこの疾患名はリストに登録されていないからです。「自閉症」だったらもちろん大丈夫です。
>制度上の問題ですね。

「自閉症」でなら、4歳のときから確定診断が出ているので、現在通院中の心療内科にも伝えておきます。
目下治療中の強迫性障害や睡眠障害エトセトラの治療が一段落ついたら、思い切って相談してみようかと思いますが、整形外科のドクターとも連携をとらなければならないので、話としてはかなり先になるかと思います。

>ただ平衡感覚がよくなる向精神薬、というのはあまり聞いた事がありません。やはりいぬかいさんも書かれているように、精神科医に相談されるのが一番だと思います。

私の場合は運良く(?)担当ドクターが成人の発達障害にも理解のある人なので、その辺は問題ないと思いますが、どの程度まで心療内科と整形外科が関わればいいのか、その辺も問題になってくると思いますので、むしろ今すぐというのは時期尚早という気もします。

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