アスペルガーの館の掲示板

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[#34658] 言葉の選び方について チハル 10/7/27(火) 20:15 [未読]

[#34665] Re:言葉の選び方について ウォルフル 10/7/28(水) 12:49 [未読]
[#34669] Re:言葉の選び方について チハル 10/7/28(水) 20:18 [未読]
[#34671] Re:言葉の選び方について サーモン 10/7/28(水) 20:49 [未読]
[#34673] Re:言葉の選び方について チハル 10/7/29(木) 1:40 [未読]

[#34665] Re:言葉の選び方について
 ウォルフル  - 10/7/28(水) 12:49 -

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    チハルさんこんにちは。「他人の持ち物は持って帰ってはだめだよ」という意向を伝えたいという旨の様ですが、この主旨をさかのぼって考えてみればいいと思います。これはとても重要な事です。つまり、「研究室の備品を弄くってほしくない」とチハルさんが思う前提には、「弄くられると研究がその都度ストップし、直すのに時間的にも人為的にもロスがでてくるから」ですよね。さらにこいったロスは研究者のやる気やモチベーションまでも削いで仕舞います。本来研究室は研究者の研究のためにあるのですから、研究者は研究を阻む要因となるものをなるべく研究室から取り除いて利便性を図ろうと努力するものです。ならばその前提を筋立ててはっきりと伝えればいいのです。(同じ研究者ならば理解してもらえると思います)私もよく「〜しては駄目」だといわれてなぜか自分の行動が否定されているのか分からない(というよりも想像出来ない)事がありますが、それはASの人が他の人と同じ前提を共通認識として共有していない場合が多いために起こって来るからです。

上記の問題は、言葉に対するASの認識のズレというよりも、むしろ言葉以外(言外)での認識のズレによるところが多いからだと思います。おそらく私にしたって言葉そのものに対する認識の仕方はおそらくチハルさんともほとんど変わりない(ただし同じASといっても個人差がありますが)でしょう。ですからこの問題に関しても、言葉によって明文化されていない言外の前提となっている部分を「当然分かっているだろう」等と判断せず、言葉で明文化してあげる必要がどうしても出てくるのです。

[#34669] Re:言葉の選び方について
 チハル  - 10/7/28(水) 20:18 -

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   ウォルフルさんこんばんは。

チハルです。
お返事ありがとうございます。下記の一文に、得心がいきます。

>ASの人が他の人と同じ前提を共通認識として共有していない場合が多いために起こって来るからです。

ウォルフルさんの論理だった文章を読んでいて、こちらの伝えたい主旨を正確に伝えることの難しさを感じました。と、言いますのは、私が普段人と会話をする時は、多分に感覚的(つまり、共通認識を多く利用しているということです)に会話を展開しているからです。

今回の問題に関しても、「時間的、人為的なロスがでる」という事は勿論、「人は他人に勝手に私物を扱われると不快に思う」「研究室の備品は先生が管理者であるので、先生以外の人間は許可なしに配置を変えてはいけない」という言外の前提を端折ってただ単に「触らないで」という事ばかり繰り返し告げていました。これでは、本人からすればなぜ触ってはいけないのか納得がいかないので、やめることはできないのですよね。

普段、筋道や理屈を明確に意識せずに会話している私にとっては、明文化というのは難易度が高いですが、問題解決のためにも、明確にする努力をしてみようと思います。

[#34671] Re:言葉の選び方について
 サーモン  - 10/7/28(水) 20:49 -

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   ▼チハルさん:
>言外の前提を端折ってただ単に「触らないで」という事ばかり繰り返し告げていました。
>これでは、本人からすればなぜ触ってはいけないのか納得がいかないので、やめることはできないのですよね。

ご理解くださってありがとう。

あと、蛇足ながらよくされる扱いとして「〜理由は伝わりましたか。もう触らないでくださいね」「はい分かりました。すいませんでした」と、きちんと伝わってケリがついた直後にクルリと背中を向けて「はい一つ仕事終了!さあ他のみんな飲みに行こう行こう!」と、当事者を置いて竜巻のようにいなくなることは、なるべくないようにしてもらいたい。
当事者が邪険に扱われないように気をつけてここに書いてくださる人だから、心得ていてくれると思いますけど。

生物としてそこにいない扱い、用が済んだら壁や空気のように扱うことをしても、ASと明言されたスタッフとしてそこにいるなら、何も文句は言えないのです。
その弱みにつけこまれた時、最後に当事者のすることは心と五感に鍵をかけ、感覚を遮断し、誰の言葉も耳に入らない、目に見えない、声に出さなくすることしか無くなります。そこにいていいと全部の人に心から許された時にしか、発達障害のフルの実力は出せません。
返信はお気持ちだけでもかまいません。

[#34673] Re:言葉の選び方について
 チハル  - 10/7/29(木) 1:40 -

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   サーモンさんへ

チハルです。
お返事、ありがとうございます。蛇足ではないです。貴重なご意見だと思います。

>当事者を置いて竜巻のようにいなくなることは、なるべくないようにしてもらいたい。
>ASと明言されたスタッフとしてそこにいるなら、何も文句は言えないのです。

うーん、当事者を置いて・・・という状況は、私としては残念ですが起きてしまうことがあります。というのも、研究室内の学生は皆その男性がASであるということを知らされていないのです。男性本人やご家族が、学生には言わないで欲しいという要望を先生の方へ出しているそうです(何故言わないで欲しいのかは、私には分かりません)。
私も学生ですが、研究室の学生をまとめる、というポジションについていることから特例として先生から内緒で知らされているのです
(学生に言うな、という要望を先生が破っていることを知ったらもしかしてその男性は怒りを覚えるのかもしれません。私が知っているという事実にも傷つくのかも、と今思いました)

ですから、事情を知らない学生達から見ると、その男性はいわゆる「普通の人」であり、「他人のものや研究室のものを勝手に盗る、嫌なヤツ」と思われても仕方のない状況になります。「嫌なヤツとは一緒にいたくないよ」と別の学生に言われてしまうと、事情を説明できない私は、無理やり仲良くしろとは言えません。
今回の問題の解決策としては、やはり「勝手に触る」ことがやめられるようになることです。
今回の問題が解決すれば「少し個性的な人」という枠で学生達に受け入れてもらえるように見えます。

私個人としては、ASであることをみんなに認知してもらったほうが、協力的に物事を解決できるという意見です。けれど、それは当事者とそのご家族の考え方(皆に告知しないこと)の方が、他人の考えより優先されるべきでしょうから、私が学生に明言することはできません。

何も言わないからといって、当事者の方の心が傷ついていないわけじゃない、ということが分かったのは、ありがたいです。

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