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[#34687] ひきこもり支援に関しまして ひきこもり支援相談士 10/7/29(木) 18:44 [未読]

[#34725] Re:ひきこもり支援に関しまして ウォルフル 10/8/1(日) 2:13 [未読]
[#34726] Re:ひきこもり支援に関しまして ぴーぴ 10/8/1(日) 10:08 [未読]
[#34727] Re:ひきこもり支援に関しまして ぴーぴー 10/8/1(日) 10:27 [未読]
[#34728] Re:ひきこもり支援に関しまして ウォルフル 10/8/1(日) 11:49 [未読]
[#34733] Re:ひきこもり支援に関しまして ぴぴー 10/8/2(月) 10:48 [未読]
[#34750] Re:補記です。文中の文字が緑色の部分。 ウォルフル 10/8/4(水) 17:41 [未読]
[#34752] Re:ひきこもり支援に関しまして High 10/8/4(水) 23:49 [未読]
[#34763] Re:ひきこもり支援に関しまして ウォルフル 10/8/6(金) 11:21 [未読]
[#34767] Re:ひきこもり支援に関しまして High 10/8/6(金) 18:59 [未読]
[#34783] Re:ひきこもり支援に関しまして High 10/8/8(日) 23:51 [未読]

[#34725] Re:ひきこもり支援に関しまして
 ウォルフル  - 10/8/1(日) 2:13 -

引用なし
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   ゼツボウヒッキーさんこんばんは。
海老原嗣生による「データで暴く「雇用不安」の正体」という書がありますが、現在いわれている若者の就職難はメディアや世論のでっち上げであり、世間が集団心理として生んだ虚構であって本当の事ではない、と説明されています。海老原嗣生氏が暴いた内容は、

1.大学進学率の増加に伴って大学生の母数が増加。さらに少子化という事もあり家庭環境の中で彼らは甘やかされて育っている
2.そのために学生は軒並みプライドが高くなり
3.その学生たちが自分の学歴と釣り合わないとして中小企業の求人を拒否。大企業の限られた求人の口に一斉に流れ込む(就職口の選り好み)
4.就職口なんて他にも一杯あるのに探そうとせず、ただ自分の働きたい職種や就職先がないと騒ぐ

だそうです。実際には人気のある就職先や大企業の求人数そのものはここ十年間はあまり変わりないし、むしろ介護士の資格を持つ人に対する求人の口や、中小企業の求人は非常に多いそうです。

つまり(日本に今蔓延っている勝ち組負け組みという集団心理の存在がそのまま示している様に)就職口そのものが減ったのではなく、世間が勝手に自分達の生き方はもちろんのこと自分の就職先まで勝手にランクづけを行って自分の生き方の幅を狭め、就職先の幅を狭めているだけなのです。比喩的にいうと、冷蔵庫には沢山食べ物はあるのに、好き嫌いをいって高級食材しか食べないといってそれしか食べない。こういう人達にやがて訪れる空腹については「自業自得」といわなければなりません。

[#34726] Re:ひきこもり支援に関しまして
 ぴーぴ  - 10/8/1(日) 10:08 -

引用なし
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   簡易宿泊街に行くとその傾向のある人が多い印象がする。
昔から発達障害者はいただろうけど、発達障害特有の生きづらさで
ドロップアウトした人も少なくないと思う。
発達障害でも働いて自立している人はいるけど、だからといって
就職出来ない自立出来ないのは甘えと切り捨てたりするのは大間違いだと思う。
とにかく、支援を受けないで大人になった人達がどのような支援を望んでいるのか、当事者の意見を聞く事からはじめるべきだし、40代以上の人生につまづいた
発達障害者の支援もやって欲しいと思う。

[#34727] Re:ひきこもり支援に関しまして
 ぴーぴー  - 10/8/1(日) 10:27 -

引用なし
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   ▼ウォルフルさん:
>ゼツボウヒッキーさんこんばんは。
>海老原嗣生による「データで暴く「雇用不安」の正体」という書がありますが、現在いわれている若者の就職難はメディアや世論のでっち上げであり、世間が集団心理として生んだ虚構であって本当の事ではない、と説明されています。海老原嗣生氏が暴いた内容は、
>
>1.大学進学率の増加に伴って大学生の母数が増加。さらに少子化という事もあり家庭環境の中で彼らは甘やかされて育っている
>2.そのために学生は軒並みプライドが高くなり
>3.その学生たちが自分の学歴と釣り合わないとして中小企業の求人を拒否。大企業の限られた求人の口に一斉に流れ込む(就職口の選り好み)
>4.就職口なんて他にも一杯あるのに探そうとせず、ただ自分の働きたい職種や就職先がないと騒ぐ
>
こういう人たちが隠れ発達障害や精神疾患に掛かってる率は高いと思う。 
それに陰湿ないじめにあっている人もこういう人には多いと思う。
本当は集団生活に恐怖を感じてる人達で、自分でもわけのわからない苦しみを
抱えてる人達だと思う。
海老原とかいう人の論にはこういう背景がわからないまま書いていると思う。
こういうのを多くの日本人は受けいれると思うけど、私は違うんじゃないかと
思う。

[#34728] Re:ひきこもり支援に関しまして
 ウォルフル  - 10/8/1(日) 11:49 -

引用なし
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   ぴーぴーさん御返信有難う御座います。

>こういう人たちが隠れ発達障害や精神疾患に掛かってる率は高いと思う。 
>それに陰湿ないじめにあっている人もこういう人には多いと思う。
>本当は集団生活に恐怖を感じてる人達で、自分でもわけのわからない苦しみを
>抱えてる人達だと思う。
>海老原とかいう人の論にはこういう背景がわからないまま書いていると思う。
>こういうのを多くの日本人は受けいれると思うけど、私は違うんじゃないかと
>思う。

まず、私自身の考えを一旦整理して置くと、ゼツボウヒッキーさんは[#34721]で、「就職難で日本社会に就職の受け皿がないのに、発達障害や精神疾患を抱えているひきこもりの人を援助しても無駄」と仰いました。そこで私は反論として[#34725]で海老原氏の論説を引用し「いや、就職難は世論が作り上げた虚構であって実質的にはまだ就職の受け皿は日本社会にはまだ一杯はある、だからひきこもりの人を援助するのはけっして無駄な事ではない」と書いたのです。ゼツボウヒッキーさんの意見は、政府がひきこもりの人を支援するのは意味がないとする絶望論であるのに対して、私の意見は政府がひきこもりの人を支援するのは意味があるとする希望論なのです。

ぴーぴーさんの仰る様に、ひきこもりの多くはの背景には、発達障害や精神疾患に掛かって苦しんでいる人があるのを私も知っています。それは私のかつての境遇でもあったし、[#34699]の前半部分で私が書いた通りなのです。ひきこもりの人が自分のひきこもりの状態に苦しんでいる上に、さらに追い討ちをかけるかの様に「ひきもりの人には社会参加=就職のための受け皿が社会にはない」なんていわれたら、ますますひきこもりの人は絶望感を深めるしかなくなります。

[#34733] Re:ひきこもり支援に関しまして
 ぴぴー  - 10/8/2(月) 10:48 -

引用なし
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   ウォルフルさん、こんにちは。
私は当事者がもっと声をあげて、どのような支援を望むかを言う事も必要だと思います。今の支援では、当事者の立場になって考えた支援ではないので、いい結果に結びつく場合が少ないと思います。少しでもいい結果に結びつく為に、国や行政が当事者の意見を聞き入れる場をつくって欲しいと思います。あと、ダイヤモンド社が大人の引きこもりについて特集しています。ダイヤモンド社大人の引きこもりで検索して下さい。

[#34750] Re:補記です。文中の文字が緑色の部分。
 ウォルフル  - 10/8/4(水) 17:41 -

引用なし
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   ぴぴーさんこんにちは。
確かにそうですね。民主主義国家においては自分の意見を持ち、自分の意見を社会に向けて表明していくという事は、民主主義の根幹を作り上げる重要なファクターとして考えられています。処が私を含めて多くのASの当事者の場合、「当事者がもっと声をあげて、どのような支援を望むかを言う」という事がしばしば「声にならない声=無言の訴え」になってしまい、誰にも聞き届けられないまま、何事もなかった様にこの民主主義社会の中で黙殺されていく存在者にとどまる事が非常に多いと感じます。なぜなら、自分の障害を自覚し、自分の事を客観的に把握するのが難しいというのがASにとっての最大の障害なのですから。ですからたとえ当事者の意見を聞き入れる場を行政側が設けて発言の機会を与えられたとしても、このASの特性を行政側がまず理解しておかないと、多くの場合一回性の場当たり的な対応にとどまりかねません。特に私の場合、文章なら自分の意見をスムーズに言葉で整える事が出来ますが、喋るとなると単語のただの羅列になって相手の理解に訴えかけたり説得させたりするのが非常に難しいのです。しかし、最近は発達障害が紙メディアやテレビなんかで例えばこの掲示板の村上夫婦が色々と発言していますが、こういった当事者による社会に向かっての働きかけは、私の様な自分の声を持ち憎い当事者にとってはとても大きな存在として映ります。

ピーピーさんの挙げて下さった記事の内容を要約すれば、ひきこもりとは「コミュニケーション重視社会がもたらした弊害=コミュニケーションの苦手な者の社会的排除」という内容でしたが、まったくその通りですね。

ではなぜコミュニケーション重視社会が興ったのかというと、原因の一つに「社会機能の分化と細分化」が挙げられるでしょう。この分化という事なのですが、学問の世界においても分野の分化や細分化(=専門化)が際立って起こっているという事がいえます。他にも生物進化においても、まずは単細胞生物から多細胞生物、動物、植物、さらには爬虫類、鳥類、類人猿と、種の系統が時間を下るにつれて分化と細分化現象を引き起こしていきます。さらに人間には脳や心臓や肝臓や精髄、筋肉、ミトコンドリアといった各機関がありますよね。生物進化は高度になるにつれて固体を形成する組織すらも分化と細分化を繰り返しながらより複雑に構造化してゆく傾向があります。分化とは取りも直さず人間社会が発展成熟するに従って必然的に要求される現象なのだと思います。

まず「社会機能の分化と細分化」を考えるにあたって人間の原始的な社会をみれば分かると思いますが、人間がいまだ自然界で暮らしていた頃、人間は自分達で家を作り、食料を確保し、育児をしていました。生活に必要な事はなにもかも全部自分でしなければならなかったのです。処が社会の近代化が進むにつれて、各分野つまり、衣食住の確保や政治・福祉・法律・宗教・経済・医療・教育・娯楽などの各生活要素が細分化=専門職化していきました。前近代社会で家族集団がそれまで家族の中で行っていた教育や労働生産や福祉等の機能を近代化社会では家族の外に委託する様になります。家を建てるのは大工に任せるし、衣食の生産も自分で確保するのではなく、他の人間に委託します。教育も福祉も医療も全部です。すると個人の社会的生活、あるいは家族生活中における社会的役割というものは非常に限られた領域に限られてくる様になります。この事がコミュニケーション重視社会を生み出します。というのも、前近代社会なら、私の様にコミュニケーションが苦手な者でも、狩猟をして魚を取ってきたり稲を育てたりする役割を引き受ける事によって自分の存在意義を家族にアピールする事が出来たのです。自分の役割がある限り、会話等しなくても家族との関係性を維持する事が出来たのです。ところ社会の近代化に従って家族が家族して成り立つ要素は、性的充足と子育て、さらには家の掃除や料理といった家事仕事全般、あるいは家族の感情安定の場としての機能だけに限られていきす。すると家族が対人関係を保つのはもうコミュニケーションの手段しかなくなってしまうのです。これは家族という小社会に限らず、学校、職場、地域社会全部社会と冠せられるものはすべて同じ事です。(そもそも社会機能の分化が起こらなければそもそも学校も職場もなかったわけですが)ですからコミュニケーションが苦手であるという事は、現代社会生活を送る者にとって致命的な欠点となって仕舞うのです。コミュニケーションの苦手な者は意欲だけがどんなにあっても社会生活の中に入っていく事が出来ません。こういった意味でもひきこもり(コミュニケーション能力の低い者の社会的排除)は、社会機能の分化と細分化と密接な関係があります。

>そして分化現象の引き起こす最たるものは、一つ一つの分野が驚くほど高度に発達した、という事だと思います。全領域を一挙に発展させようと努力する代わりに、その努力の向かう対象を限定的に絞れば、その一点の領域に限っては驚くほど成果があがります。(どんなに分厚い紙でも、針の先ほど尖った切っ先で突っつけば、簡単に突き破る事が出来ます)同様に、かつてギリシャは哲学を学問一般として扱っていましたが、以後人類はそこから科学、生物学、生理学、医学とあらゆる分野の方面に向かって学を分化させ続けて来ました、そして何を隠そうこの学の分化によって学問全般は驚くほど高度に発展しました。

>こうした事は、社会機能の分化についても同様に言い得ると思います。つまりそれまで個々の生活が行っていた日常の活動の分化「専職化」ですね。専職化は職種としての衣食住、建築、政治、福祉、医療、教育、娯楽分野と、あらゆる生活力に関する資質や生産や技能や規模や知識や理解を高度に高めます。あまりにも一つ一つの職種分野のレベルが底上げされるため、人間の個々の活動としては十分ではなく、互いに協力し合い、組織立って活動する必要性が出て来ます。たとえばいまだ原始的な営みを続ける人々の家は極めて単純な構造をしていて質素で簡単な造りであり、誰でも数日もかければひとりで仕上げる事が出来ます。ところが近代化された私達の社会での家とは、高層ビルであり、規模、構造の複雑さといった点において極めて高度な造りをしています。市民が暮らす家といえども法律で定められた建造基準に従って基礎から骨組み最後の仕上げに至るまで、到底一人で作り上げる事など不可能な代物です。だから人間は複数の人間が相集い一致団結して、組織だって家を作る活動がどうしても必要になってくる、この事はなにも建築にとどまりません。衣食住、政治、福祉、医療、教育、娯楽分野等、あらゆる方面についてもまた同様の事がいえます。前近代社会においてはさほどにも重要ではなかった、職や日常生活の全般の活動に渡って他者と協力協調し合いながら活動する対人形成能力が、社会機能の分化の興った近代社会では特に必要にされて来たんですね。従って、コミュニケーションの苦手な者や集団生活が苦手な者、他者と協力協調してなにかをやりとげる事が苦手な者は、どうしても社会生活の中で排他的な立場に追いやられ易く、それもこれも社会機能の分化と密接な関係がある事を示しています。

かといって、いまさら社会機能の分化と細分化をもとに戻すなんて出来ないでしょう。それは枝葉分かれした各学問分野をもとのギリシャ哲学の根幹に戻せといった要求に等しく、現在の生物進化が齎した分化=生物多様性を原始地球の海の中の最初の単細胞生物に戻せといった要求に等しいからです。物事は発展進化すると必ず分化現象を引き起こすのであり、分化をやめよとはつまり後退退化せよといっているに等しいからです。

ではどうやってひきこもり問題は解決されるのか?さっぱり私には分かりません。ひきこもりを生み出す先述した様な社会の根源的な問題が解決不可能な問題である以上、ひきこもりの人が周囲のサポートをえつつ、人間としての自尊心を取り戻しつつ、社会の中に自分の居場所を見つつ、経済的にも精神的にも肉体的にも実存的にも自立してゆくといった地道な道しかないと思います。

ただ私に言えるのは、ひきこもりを始めとして社会的弱者の生き辛い社会は他の人にとっても生き辛い社会という事です。ひとつ喩え話をすると、かつて炭鉱夫はカナリアを一匹炭鉱へ連れていって仕事をしたそうです。空気の淀んだ炭鉱の中には二酸化炭素が充満している場合もあれば人体に有害な気体が漏れてきているかもしれない。だから炭鉱夫は人間よりも抵抗力の弱いカナリアをつれていくのです。そしてカナリアに何か異変が起こると、炭鉱夫は危険を感じてカナリアと一緒に外へ逃げるのです。社会的弱者はちょうどこのカナリアに置き換える事が出来ます。なぜなら社会の中の異変や問題点は、まず社会的弱者に一番影響力を持つのですから。そして今の日本社会もまた、今ある問題の解決を放っておいたり先延ばしにしたりすれば、当然今度は他の人にとっても危険となりかねないという事を過去の歴史からも学んでいるはずなのです。だから福祉や弱者の社会的セーフティーネット、あるいはバリアフリーの概念を社会は必ず必要とします。これは弱者を高みから見下して「手を貸してあげる」という発想ではなく、手をとりあって一緒になって「共生していく」という考え方に貫かれていなければなりません。炭鉱夫にとってカナリアの存在は、自分とは無関係な、他人事では済まされない大きな掛け替えのない存在なのです。こうした視点を行政あるいは社会の全体が今一度しっかりと有さない限り、少数の社会的弱者とはただ世話の焼ける、社会にとっての大きなお荷物でしかありません。

[#34752] Re:ひきこもり支援に関しまして
 High メール  - 10/8/4(水) 23:49 -

引用なし
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   ▼ウォルフルさん:
PDD+ADHD+AS傾向、男です。

職安の裏事情
法令違反で無い限りどのような求人企業であっても、求人依頼があった場合には
受け付けなくてはならない
>職業安定法
>第五条の五  公共職業安定所及び職業紹介事業者は、求人の申込みはすべて
>受理しなければならない。ただし、その申込みの内容が法令に違反するとき、
>その申込みの内容である賃金、労働時間その他の労働条件が通常の労働条件と
>比べて著しく不適当であると認めるとき、又は求人者が第五条の三第二項の
>規定による明示をしないときは、その申込みを受理しないことができる。

実際には、生活保護より安い賃金を提示している企業すらあります。
当然、労働環境も劣悪なので、継続して勤務する事は、定形の方でも
困難と思われます、それが故に定期的に求人を掛けざるを得ない。
(また”貧すれば鈍する””安かろう悪かろう”で、
人間関係なども問題が多い所が多いので、ASにとっては地獄でしょう)

また、職安側も求人を出している企業の方を優遇します。
景気が良くなり、”売り手”市場状態になると、始めて職安で求人をする
会社より、過去に求人を掛けていた会社を優先します。
だから、実際には採用する意図がなくとも、求人募集を掛ける企業が
多いです。(ダミー求人)

また、民間の職業紹介や求人情報も、例えば求人誌などでは
いくら求人がなくとも休刊する訳にはいかないので、定期的に
ダミー求人を出してくれる企業には、バックマージンを支払っています。

ダミー求人を除くと実質上の求人は、総数の7割程度になると思われます。

民間求人のデータは著作権を主張されますので蓄積データは表向きには
見れませんが、職安のデータの場合は著作権主張が有りませんので、
有志が、過去数年分のデータをデータベース化して、
短期間に定期的に求人を掛けている企業や、
現従業員数にくらべ求人数が異常に多い企業などを判るように
されている方が居られます。

また、有効求人倍率とか失業者比率は
失業保険需給期間が過ぎ、求職応募をしていない者の数は
入って居ません(要するに引きこもり)
実質上の、”無職率”は、失業比率の倍近いと思われます。

私も、10年周期程度で、1年程度の期間引きこもりをやります
過剰なストレスで自分が壊れない為の自己防衛と、
他者に害を与えない為に世間と隔離する為という理由です。
(今回3回目ですが、今回は復帰が困難そうです。)

[#34763] Re:ひきこもり支援に関しまして
 ウォルフル  - 10/8/6(金) 11:21 -

引用なし
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   highさんこんにちは。

highさんの書かれた内容が本当の事だとすれば、私自身世間の仕組みというものについて非常にためになる勉強をした事になります。つまり、日本社会の劣悪生活環境に関する裏事情に私達日本国民全体が無知であるという事は、それだけ日本社会の改善を遅らせる事に繋がるからです。自殺者やひきこもり問題、鬱等の精神疾患をはじめとしてこれだけ日本社会が気力的にも体力的にも停滞し切っている時に「臭いものには蓋をしろ」なんていっている場合ではないと思います。

生活保護より安い賃金、劣悪な労働環境に関する改善策を政局側が打ち出す動機づけとしては、貧困層の実態解明という前提項が何よりも必要です。というのは、貧困層が存在していないのなら安い賃金も粗悪な労働環境も政局がわざわざ改善する必要がないと判断するからです。ところがまだ日本には貧困者数を確定し、日本社会にどれだけ貧困が進行しているかを示す客観的な指標がまだ存在していません。事実上、厚生労働省が生活保護を必要とする生活レベルを貧困の基準として作っていますが、しかし政局はこの基準に基づいた調査すら実施していないのです。なぜなら貧困者数の具体的な数と貧困の実態が周知の事実となれば、政局はただちに政策的な対応を迫られるからです。(政策には多大なる議論の時間と予算の捻出が必要になります)ですから政局はこの貧困の事実を意図的に隠蔽していたといっていいと思います。

ところが2009年8月の政権交代により民主党はただちに貧困層の実態解明せよとの通達を厚生労働省に出し、同年10月にははやくも日本の貧困率は15.7%にまで達しているというデータを国民に開示しました。この政局の進歩は、貧困者の視点に立った日本社会の生活実態把握にはまだほど遠いものがありますが、それでも日本の貧困の実態を意図的に隠蔽していた自民党よりははるかに国民目線に立った政局のあり方といえるでしょう。

ただ、私自身をも含め、日本社会そのものが様々な問題を抱え非常に混乱している以上に、日本政府もまた様々な問題を抱え非常に混乱しているので、政局が日本のかかえている問題を素早く処理する日本社会を導く羅針盤の様な機関にはまだなっていない、というのは確かです。従って今の日本は大海のまっただなかを羅針盤の壊れた船で航海し続けている遭難船に喩える事が出来ますが、何を隠そう私達もまたこの羅針盤の壊れた船に乗っているのですから日々の生活の不安はより一層増すばかりなのです。いうなれば、私もhighさんもAさんもBさんもCさんも含めて日本人みなお先真っ暗なのです。

日本のかかえている様々な問題をはじめとして発達障害者の就労環境(あるいはまた生活環境や学校環境)における問題点が改善されるためにも、まずは政局の混乱がいち早く静まるのを私自身期待して止みません。

[#34767] Re:ひきこもり支援に関しまして
 High メール  - 10/8/6(金) 18:59 -

引用なし
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   ▼ウォルフルさん:
ちょっと、トピック主題とズレますが。
知らない方が幸せだったかも知れない、裏事情に触れてしまいましたので。

昨年末の派遣村の報道を見て
派遣=敗残者=悪者(無用物)的な報道が目に付きました。
湯浅氏と面識があり伺ったのですが、報道されていない一面で。

実際の現場では、確かに炊き出し配給の列に2回並ぶ方や
金だけもらって”ドロン”する方等もいました。
彼ら自身、「明日は無い」と言う感覚が身に染み込んでいる状態なので
今、糧を確保という行動を取ったと思われます。
冷遇されつづけて、習慣となってしまって居るようです。
(ある意味精神的に破壊されているとも)
また、職業斡旋があっても、応じないのを、
”マスゴミ”どもは「贅沢言うな!」的世論を形成しようとしましたが
彼ら自身、過去の過酷な就労環境が染み付いているので、
今一歩踏み出す事ができない。
「また、騙されるのかぁ」という感覚です。

所持金が小銭になるまで、手を講じないと言うのが不思議でしたが、
実際の派遣の賃金形態は、日給月給なので休むと給料が減る。
そもそも、生活ギリギリレベルの給料なので休めない。
このままでは、ジリ貧になるのは判っていても、次の仕事を
探す時間すらないと言う現状。(まして、スキルUPなど及びも付かない)

社会人になる前の段階でも、「もの言わぬ事が良し」的な教育
対抗手段も習得せぬまま、社会に放り出されたと言う感じがします。
まあ、ある意味では戦う事を好まない、善良な市民とも言えますが
彼らに会っても、怒りを感じないです。
状況改善の為に何か遣ろうという気概も感じられない。
(どこか精神的に壊れてる感じがしました)

また価値観自身も違って居るようで、派遣村以前から湯浅氏が
反貧困ネットワークを行われて居られた時に、
就業援助して、めでたく臨時雇だけど就職が決まり。
数ヶ月後、勤務成績も良いので、「正社員に」とのオファーがあっても
本人は断ったという話も聞き及んでいます。
(どうも価値観が違うようだと湯浅氏は言っていました。)
自分が継続的に安定した生活を行うというイメージすら持てないように
なっていると思いました。

「自分で努力しないからだ!」とか
マンガで、”アリとキリギリス”の話を持ち出して、
したり顔の、自称”勝ち組”連中も
たまたま、今の教育制度の波に乗れただけであって(運が良いだけ)
状況が変われば、判らない。(自分は安全地帯に居るつもりで居る)

昔、知り合いが某有名進学校志望の小学生の家庭教師を
アルバイトでしていた時、社会科の問題で
「公害を出した会社はどうすれば良いですか?」の問いに
小4(クソガキ)は『規制の緩い、東南アジアに移転すれば良い』と
答えたそうです。 (多分、親が言ってる事を習得してると思われ)
そういう連中が、全員では無いにしろ国や経済を動かす側に入ってると
言うこと自身、歪んでいると思う。

私の場合は、戦える手段をそれなりに会得したので、
時たまの引きこもり後に”出撃”することは可能ですが、
戦う手段を持たない場合や障害を持って居る場合、
”丸腰”同然状態と同様です。
(下手をすれば足枷つけられてる鴨あつかい)
自己防衛の為に引きこもると言う理由が判ります。

[#34783] Re:ひきこもり支援に関しまして
 High メール  - 10/8/8(日) 23:51 -

引用なし
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   またまた、トピック主題とズレますが。

AS的な、文面そのまま理解だと
>憲法第27条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
不労所得者はどうなるんだ?というツッコミが出てきそうですが(笑)

>憲法第22条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、
移転及び職業選択の自由を有する。
職業選択の自由とあるので、”働かない働き方も”認められるとも
考えられる。
つまり、食って行ける方法が有るなら
ニートや引きこもりも有りではないかな?

国家が引きこもり対策とかいい始めたのは、なにかキナ臭い感じがします。
まあ、表向きは税収減や支援の為の経費削減が意図のように思えますが
先の湯浅氏は公の場(TVインタビュー)で、「懲罰的労働」という言葉を
政治家が口走っていたとの事を思い出しました。

「懲罰的労働」とはアメリカで実施されようとしている制度で
生活保護(相当の支援)を受ける為には、
”最低限の労働をしないとダメ” と言う事にしようという制度です。

アメリカでは、中南米系移民の保護政策として(選挙の為の表稼ぎです)
フードチケットと言う物が存在します。
日本の生活保護に相当しますが、現金で支給されるのでは無く
食料品、日用品を購入する為に金券が支給される制度です。
アメリカでは、クーポン券での割引が多重に使用できる制度の為
食料品購入の際に、クーポン券を複数使用し
実質上の購入価格をほぼ無料にして、支給されたフードチケットで
購入すると、お釣りは現金で貰える。こういう方法を使い、
まったく働かずに、食料をしこたま買い込み、さらに現金を入手する
と言う事が行われています。
これを是正する為に、先の「懲罰的労働」と言うことを考えついたようです。

日本の”アフォー”な政治家の一部もアメリカの真似をしようと
考えているようです。
自ら働かない意志のある者(理由は問わず)
働けない状況の者(障害を持ってる、状況で働けない(介護とか))
の区分なく、第27条をフアッショ的に解釈していると思われます。

また、景気回復の見込みがない、
アジア圏の台頭で商品価格の定価に対抗するため、給与切り下げや
手っ取り早く、労働力確保の為の非正規雇用
それでも、アジア圏に対抗できている状況ではない。
一方、最低賃金の法的縛りがあるので、低賃金の労働力の確保が困難
発展途上国からの”研修生”名目の低賃金労働力も問題が多く、
また手続きも面倒。
そこで、最低賃金以下での労働力として「懲罰的労働」という
発想が出てきたと思われます。
そこで、ターゲットにされたのが”ヒッキー”だと思われます。
他の働けない状況の人、たとえば障碍者や専業介護者などは
団体や”物言える人”が多いので、相当の抵抗が予想されます。
そこで、横のつながりの少ない”ヒッキー”が
恰好のターゲットになりそうです。

表向きは、社会復帰を支援するという大義名分を掲げて
”マスゴミ”先導のまなけ者論の世論を
「最低賃金以下でも、引きこもって収入0よりはマシだろ」
「生活保護は我々の税金から出てるんだ」
背景に引きこもり攻撃のキナ臭い感じがします。

Cyperus−A さんの言われるように
居住環境が無機的になり、近隣の接触がない。
親の働く姿を自営でも無い限り見ることは殆どない。
幸福の定義、価値観が変わった。労働の意義の喪失。
は、私も感じて居ます。

”抗議てきな行動”は感じます。
ただ、抗議する方法や手段を”教えない”
似非民主主義を刷り込まれて居るので
ドロップアウトするしか方法が無いのではと思われます。

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