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[#34687] ひきこもり支援に関しまして ひきこもり支援相談士 10/7/29(木) 18:44 [未読]

[#34763] Re:ひきこもり支援に関しまして ウォルフル 10/8/6(金) 11:21 [未読]
[#34767] Re:ひきこもり支援に関しまして High 10/8/6(金) 18:59 [未読]
[#34783] Re:ひきこもり支援に関しまして High 10/8/8(日) 23:51 [未読]

[#34763] Re:ひきこもり支援に関しまして
 ウォルフル  - 10/8/6(金) 11:21 -

引用なし
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   highさんこんにちは。

highさんの書かれた内容が本当の事だとすれば、私自身世間の仕組みというものについて非常にためになる勉強をした事になります。つまり、日本社会の劣悪生活環境に関する裏事情に私達日本国民全体が無知であるという事は、それだけ日本社会の改善を遅らせる事に繋がるからです。自殺者やひきこもり問題、鬱等の精神疾患をはじめとしてこれだけ日本社会が気力的にも体力的にも停滞し切っている時に「臭いものには蓋をしろ」なんていっている場合ではないと思います。

生活保護より安い賃金、劣悪な労働環境に関する改善策を政局側が打ち出す動機づけとしては、貧困層の実態解明という前提項が何よりも必要です。というのは、貧困層が存在していないのなら安い賃金も粗悪な労働環境も政局がわざわざ改善する必要がないと判断するからです。ところがまだ日本には貧困者数を確定し、日本社会にどれだけ貧困が進行しているかを示す客観的な指標がまだ存在していません。事実上、厚生労働省が生活保護を必要とする生活レベルを貧困の基準として作っていますが、しかし政局はこの基準に基づいた調査すら実施していないのです。なぜなら貧困者数の具体的な数と貧困の実態が周知の事実となれば、政局はただちに政策的な対応を迫られるからです。(政策には多大なる議論の時間と予算の捻出が必要になります)ですから政局はこの貧困の事実を意図的に隠蔽していたといっていいと思います。

ところが2009年8月の政権交代により民主党はただちに貧困層の実態解明せよとの通達を厚生労働省に出し、同年10月にははやくも日本の貧困率は15.7%にまで達しているというデータを国民に開示しました。この政局の進歩は、貧困者の視点に立った日本社会の生活実態把握にはまだほど遠いものがありますが、それでも日本の貧困の実態を意図的に隠蔽していた自民党よりははるかに国民目線に立った政局のあり方といえるでしょう。

ただ、私自身をも含め、日本社会そのものが様々な問題を抱え非常に混乱している以上に、日本政府もまた様々な問題を抱え非常に混乱しているので、政局が日本のかかえている問題を素早く処理する日本社会を導く羅針盤の様な機関にはまだなっていない、というのは確かです。従って今の日本は大海のまっただなかを羅針盤の壊れた船で航海し続けている遭難船に喩える事が出来ますが、何を隠そう私達もまたこの羅針盤の壊れた船に乗っているのですから日々の生活の不安はより一層増すばかりなのです。いうなれば、私もhighさんもAさんもBさんもCさんも含めて日本人みなお先真っ暗なのです。

日本のかかえている様々な問題をはじめとして発達障害者の就労環境(あるいはまた生活環境や学校環境)における問題点が改善されるためにも、まずは政局の混乱がいち早く静まるのを私自身期待して止みません。

[#34767] Re:ひきこもり支援に関しまして
 High メール  - 10/8/6(金) 18:59 -

引用なし
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   ▼ウォルフルさん:
ちょっと、トピック主題とズレますが。
知らない方が幸せだったかも知れない、裏事情に触れてしまいましたので。

昨年末の派遣村の報道を見て
派遣=敗残者=悪者(無用物)的な報道が目に付きました。
湯浅氏と面識があり伺ったのですが、報道されていない一面で。

実際の現場では、確かに炊き出し配給の列に2回並ぶ方や
金だけもらって”ドロン”する方等もいました。
彼ら自身、「明日は無い」と言う感覚が身に染み込んでいる状態なので
今、糧を確保という行動を取ったと思われます。
冷遇されつづけて、習慣となってしまって居るようです。
(ある意味精神的に破壊されているとも)
また、職業斡旋があっても、応じないのを、
”マスゴミ”どもは「贅沢言うな!」的世論を形成しようとしましたが
彼ら自身、過去の過酷な就労環境が染み付いているので、
今一歩踏み出す事ができない。
「また、騙されるのかぁ」という感覚です。

所持金が小銭になるまで、手を講じないと言うのが不思議でしたが、
実際の派遣の賃金形態は、日給月給なので休むと給料が減る。
そもそも、生活ギリギリレベルの給料なので休めない。
このままでは、ジリ貧になるのは判っていても、次の仕事を
探す時間すらないと言う現状。(まして、スキルUPなど及びも付かない)

社会人になる前の段階でも、「もの言わぬ事が良し」的な教育
対抗手段も習得せぬまま、社会に放り出されたと言う感じがします。
まあ、ある意味では戦う事を好まない、善良な市民とも言えますが
彼らに会っても、怒りを感じないです。
状況改善の為に何か遣ろうという気概も感じられない。
(どこか精神的に壊れてる感じがしました)

また価値観自身も違って居るようで、派遣村以前から湯浅氏が
反貧困ネットワークを行われて居られた時に、
就業援助して、めでたく臨時雇だけど就職が決まり。
数ヶ月後、勤務成績も良いので、「正社員に」とのオファーがあっても
本人は断ったという話も聞き及んでいます。
(どうも価値観が違うようだと湯浅氏は言っていました。)
自分が継続的に安定した生活を行うというイメージすら持てないように
なっていると思いました。

「自分で努力しないからだ!」とか
マンガで、”アリとキリギリス”の話を持ち出して、
したり顔の、自称”勝ち組”連中も
たまたま、今の教育制度の波に乗れただけであって(運が良いだけ)
状況が変われば、判らない。(自分は安全地帯に居るつもりで居る)

昔、知り合いが某有名進学校志望の小学生の家庭教師を
アルバイトでしていた時、社会科の問題で
「公害を出した会社はどうすれば良いですか?」の問いに
小4(クソガキ)は『規制の緩い、東南アジアに移転すれば良い』と
答えたそうです。 (多分、親が言ってる事を習得してると思われ)
そういう連中が、全員では無いにしろ国や経済を動かす側に入ってると
言うこと自身、歪んでいると思う。

私の場合は、戦える手段をそれなりに会得したので、
時たまの引きこもり後に”出撃”することは可能ですが、
戦う手段を持たない場合や障害を持って居る場合、
”丸腰”同然状態と同様です。
(下手をすれば足枷つけられてる鴨あつかい)
自己防衛の為に引きこもると言う理由が判ります。

[#34783] Re:ひきこもり支援に関しまして
 High メール  - 10/8/8(日) 23:51 -

引用なし
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   またまた、トピック主題とズレますが。

AS的な、文面そのまま理解だと
>憲法第27条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
不労所得者はどうなるんだ?というツッコミが出てきそうですが(笑)

>憲法第22条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、
移転及び職業選択の自由を有する。
職業選択の自由とあるので、”働かない働き方も”認められるとも
考えられる。
つまり、食って行ける方法が有るなら
ニートや引きこもりも有りではないかな?

国家が引きこもり対策とかいい始めたのは、なにかキナ臭い感じがします。
まあ、表向きは税収減や支援の為の経費削減が意図のように思えますが
先の湯浅氏は公の場(TVインタビュー)で、「懲罰的労働」という言葉を
政治家が口走っていたとの事を思い出しました。

「懲罰的労働」とはアメリカで実施されようとしている制度で
生活保護(相当の支援)を受ける為には、
”最低限の労働をしないとダメ” と言う事にしようという制度です。

アメリカでは、中南米系移民の保護政策として(選挙の為の表稼ぎです)
フードチケットと言う物が存在します。
日本の生活保護に相当しますが、現金で支給されるのでは無く
食料品、日用品を購入する為に金券が支給される制度です。
アメリカでは、クーポン券での割引が多重に使用できる制度の為
食料品購入の際に、クーポン券を複数使用し
実質上の購入価格をほぼ無料にして、支給されたフードチケットで
購入すると、お釣りは現金で貰える。こういう方法を使い、
まったく働かずに、食料をしこたま買い込み、さらに現金を入手する
と言う事が行われています。
これを是正する為に、先の「懲罰的労働」と言うことを考えついたようです。

日本の”アフォー”な政治家の一部もアメリカの真似をしようと
考えているようです。
自ら働かない意志のある者(理由は問わず)
働けない状況の者(障害を持ってる、状況で働けない(介護とか))
の区分なく、第27条をフアッショ的に解釈していると思われます。

また、景気回復の見込みがない、
アジア圏の台頭で商品価格の定価に対抗するため、給与切り下げや
手っ取り早く、労働力確保の為の非正規雇用
それでも、アジア圏に対抗できている状況ではない。
一方、最低賃金の法的縛りがあるので、低賃金の労働力の確保が困難
発展途上国からの”研修生”名目の低賃金労働力も問題が多く、
また手続きも面倒。
そこで、最低賃金以下での労働力として「懲罰的労働」という
発想が出てきたと思われます。
そこで、ターゲットにされたのが”ヒッキー”だと思われます。
他の働けない状況の人、たとえば障碍者や専業介護者などは
団体や”物言える人”が多いので、相当の抵抗が予想されます。
そこで、横のつながりの少ない”ヒッキー”が
恰好のターゲットになりそうです。

表向きは、社会復帰を支援するという大義名分を掲げて
”マスゴミ”先導のまなけ者論の世論を
「最低賃金以下でも、引きこもって収入0よりはマシだろ」
「生活保護は我々の税金から出てるんだ」
背景に引きこもり攻撃のキナ臭い感じがします。

Cyperus−A さんの言われるように
居住環境が無機的になり、近隣の接触がない。
親の働く姿を自営でも無い限り見ることは殆どない。
幸福の定義、価値観が変わった。労働の意義の喪失。
は、私も感じて居ます。

”抗議てきな行動”は感じます。
ただ、抗議する方法や手段を”教えない”
似非民主主義を刷り込まれて居るので
ドロップアウトするしか方法が無いのではと思われます。

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