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▼ウォルフルさん:
ちょっと、トピック主題とズレますが。
知らない方が幸せだったかも知れない、裏事情に触れてしまいましたので。
昨年末の派遣村の報道を見て
派遣=敗残者=悪者(無用物)的な報道が目に付きました。
湯浅氏と面識があり伺ったのですが、報道されていない一面で。
実際の現場では、確かに炊き出し配給の列に2回並ぶ方や
金だけもらって”ドロン”する方等もいました。
彼ら自身、「明日は無い」と言う感覚が身に染み込んでいる状態なので
今、糧を確保という行動を取ったと思われます。
冷遇されつづけて、習慣となってしまって居るようです。
(ある意味精神的に破壊されているとも)
また、職業斡旋があっても、応じないのを、
”マスゴミ”どもは「贅沢言うな!」的世論を形成しようとしましたが
彼ら自身、過去の過酷な就労環境が染み付いているので、
今一歩踏み出す事ができない。
「また、騙されるのかぁ」という感覚です。
所持金が小銭になるまで、手を講じないと言うのが不思議でしたが、
実際の派遣の賃金形態は、日給月給なので休むと給料が減る。
そもそも、生活ギリギリレベルの給料なので休めない。
このままでは、ジリ貧になるのは判っていても、次の仕事を
探す時間すらないと言う現状。(まして、スキルUPなど及びも付かない)
社会人になる前の段階でも、「もの言わぬ事が良し」的な教育
対抗手段も習得せぬまま、社会に放り出されたと言う感じがします。
まあ、ある意味では戦う事を好まない、善良な市民とも言えますが
彼らに会っても、怒りを感じないです。
状況改善の為に何か遣ろうという気概も感じられない。
(どこか精神的に壊れてる感じがしました)
また価値観自身も違って居るようで、派遣村以前から湯浅氏が
反貧困ネットワークを行われて居られた時に、
就業援助して、めでたく臨時雇だけど就職が決まり。
数ヶ月後、勤務成績も良いので、「正社員に」とのオファーがあっても
本人は断ったという話も聞き及んでいます。
(どうも価値観が違うようだと湯浅氏は言っていました。)
自分が継続的に安定した生活を行うというイメージすら持てないように
なっていると思いました。
「自分で努力しないからだ!」とか
マンガで、”アリとキリギリス”の話を持ち出して、
したり顔の、自称”勝ち組”連中も
たまたま、今の教育制度の波に乗れただけであって(運が良いだけ)
状況が変われば、判らない。(自分は安全地帯に居るつもりで居る)
昔、知り合いが某有名進学校志望の小学生の家庭教師を
アルバイトでしていた時、社会科の問題で
「公害を出した会社はどうすれば良いですか?」の問いに
小4(クソガキ)は『規制の緩い、東南アジアに移転すれば良い』と
答えたそうです。 (多分、親が言ってる事を習得してると思われ)
そういう連中が、全員では無いにしろ国や経済を動かす側に入ってると
言うこと自身、歪んでいると思う。
私の場合は、戦える手段をそれなりに会得したので、
時たまの引きこもり後に”出撃”することは可能ですが、
戦う手段を持たない場合や障害を持って居る場合、
”丸腰”同然状態と同様です。
(下手をすれば足枷つけられてる鴨あつかい)
自己防衛の為に引きこもると言う理由が判ります。
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