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▼ゲットジョブさん:
こんにちは、ゲットジョブさん。
こちらに書かれているシチュエーション、仕事におけるいわゆる『ほうれんそう(報告・連絡・相談)』の失敗の部分ですねえ。
一般にもよくあることと思います。
> 平社員の自分が働いているとします。
>係長から指示を受けました。その指示は元々は課長から発せられたもので、「言われたことは守ってくださいね」というものでした。
>
> しばらくして、主任から「これやっとけよ」と指示を受けます。
> この指示は係長の指示とは別のもので、遂行してしまうと係長の指示を阻害してしまうものです。
>
> 既に係長から指示を受けていたわけです。時間的にも主任より係長の指示を先に受けていたわけです。しかも、主任より係長のほうが上司になります。さらに、主任は課長から指示が出ていたことを把握していない状況が生じています。
>
本来なら、課長からの指示ならその下の部下全員(主任さんも含めて)に通達されてることが理想なのですが・・・残念ながら実際の職場ではなかなかそうなっていないことのほうが多いんですよね。
ゲットジョブさんのこのシチュエーションでも、作業内容や指示系統が係長さんと主任さんとでは共有されてない状態だった、ということなのでしょう。
ただし、実際の作業担当者はゲットジョブさんであったため、2系統から指示が出され重なった、という形でしょうね。
ところで、ゲットジョブさんはこう書かれてらっしゃるのですが、
> 会社員として、当然、係長の指示を優先しなければなりません。
実は、ここにちょっと もうひとつ別の発想を選択肢として入れてみてもらえると、いいかもしれません。
「主任は、私が指示された内容(課長→係長経由の指示)を知っていないかもしれない。『確認してみようかな』。」
会社の組織だけで考えてみると、平社員の上には主任がいて、その上には係長がいて、その上には課長がいて、その上には部長が、と縦割りに見えます。
しかし、実際の仕事に関しては、仕事内容や情報をみんなで“共有する”横のつながりの必要があることが多いです。
学校などでの班やグループ作業などのイメージと基本的には一緒ですね。
作業現場では指示漏れや伝達漏れが生じることがままありますから(この場合の主任さんが知らなかったように)、仕事においてはまめに『相手に確認する』ことがスムーズに作業を進めるのに大事です。
自分が責任をかぶらないためにも。
この場合もし、ゲットジョブさんが主任さんに「〜と課長から係長経由で指示出されていますが、やってもよろしいですか?」と確認していたならば、指示を出した主任さんにあくまでも責任があり、確認したゲットジョブさんには責任は行かないことになりますから。
実は仕事の場合、上司が指示を出したからやっただけ、というのは残念ながら理由にはならないんです。
大人なわけなので、その出された指示が『仕事全体の観点から見て適切か否か』を自分自身で判断することをも求められます。
そして、課長の指示と主任の指示などが食い違っていた場合、まずは後からの指示をだしてきた人に確認することと、それでもなかなかうまく伝わらない場合は 係長・主任・担当(ゲットジョブさん)三人で確認・協議する必要もあります。
(このセッティングも通常担当が行うことが多いですね。)
その後、実際の作業に入る、という形をとることが多いと思います。
なんとなくなんですが、ワーキングメモリなどよりも、『部分(作業詳細)に気を取られ全体(仕事の流れ全体)が見えない』という特性が影響しているのかもしれません。
それと、ゲットジョブさんが仰る通り、言われたときの語気の強さに思わず萎縮してしまうというのもあるのかもしれませんね。
指示を出された時に即確認の質問をできれば最もいいのですが、それは難しい部分だと思うので、少し間を空けてもいいですから必ず指示に食い違いが感じられたときは「〜ですけど、いいですか?」と伝達・確認できるとかなりスムーズになっていくように思います。
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