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ニンジンさんへ
こんばんは。たもっちです。
私は、現在生まれ故郷の実家で母親と二人暮らしをしており、地元の鍼灸マッサージ治療院で勤務しています。
32歳の時まで、東京都内で一人暮らしを営んでおりました。
当初は、食事や洗濯などの家事には問題が無かったものの、就職や知らない人達や近所付き合い等のコミュニケーション形成や保持で大いに悩んでいました。
その頃になって来ると、両親は高齢化で体力気力とも低下し、経済的にも苦しくなって来ました。当初は専門学校へ行っていたため、僅かながらの仕送りは許されてはいました。しかし学校卒業後は、そういう訳に行かなくなり、就職活動や就業生活の維持に懸命でした。その努力の結果、何とか一人暮らしはやって行けたのです。また、僅かながらも友人知人が新たに生まれる事さえも出来ました。
そんな中、父は永眠し母は体調不良やけがで歩行不能となって入退院を繰り返し、姉は離婚してシングルマザーになり、私が望んでいた母と姉と甥の三人暮らしをも拒まれてしまいました。本当は、曲りなりにも楽しく過ごせていた一人暮らしの生活を暫く続けたかったのだが、この様な状況だったので実家へ帰る事になりざるをなりました。
実家へ帰って来た当初は、母親への治療やリハビリ、除雪作業や力仕事の手伝いで追われていただけではなく、親子間の考え方の違いから来る感情的対立や喧嘩がしばしばあり「東京での一人暮らしは良かった。また戻りたい。」との気持ちさえも出て来ました。その様な繰り返しをして行くうちに、お互いに慣れたのかそうせざるを得なくなってしまったのかどうかは不明だが、今は平穏です。
私が一人暮らしから得られた事は、自分の事は自分でするという自己責任感の育成と社会の厳しさを肌で感じる事が出来た事です。
自分自身がASであるため、社交性よりも家事等の生活術を重点に置いた事が多かったです。
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