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烏龍茶さん、こんにちは。
>アスベルガーと遺伝子の関係ですが、自分からみるとどうも腑に落ちない。
>遺伝子よりも素因というかなんというか……
>一般市民のアスベルガー的な一意見です。
ここからの遺伝子に関する話ですが、烏龍茶さんの考えを否定するものではなく、こんな考えもあるみたいですよって事で読んでくださいね。何しろ遺伝子についての素人の私が聞きかじった事なので…。
私、息子が診断を受けて自閉の事を学び始めたところ、特徴の一つに「こだわり」が挙げられていて、でも「こだわり」って一般の人にも多く見られるのになんでだろう?って思っていたんです。「がんこおやじのこだわりラーメン」なんてよく見かけますし…。どう違うの?って。
昨年あたり、講演会や勉強会等で聞いてきたのですが、近年自閉に関すると思われる遺伝子がたくさん報告されていて、100に届きそうな数だそうです。それで自閉は複数の遺伝子が関係しているとみられているそうなんです。わかりやすく簡単にいうと、例えばさまざまな自閉症の特徴に関する遺伝子が100個あって、そのうち50個以上あったら自閉、30ぐらいならボーダー、10以下は定型といった感じになるのではないかと。
私と同じアスペっ子を育てているお母様方と話していると、困りごとがその子そのの子で違っていて、どうしてこうバラエティーに富んでいるのだろうと思っていた所でもありましたので、この考え方には「なるほど」と私には納得できました。
困るところの遺伝子の種類が違っているけど、たくさん持っているという所は共通しているなと。
そう考えると、先にあげた「頑固親父のこだわりラーメン」なんかは、「こだわり」の部分だけ自閉の遺伝子を持っているのだろうと思うんです。でも、他の部分は少ないので社会に適応できる。もしくは突出した「こだわり」を武器に自閉でも社会に出ている人なのではないかと。
息子の事がわかってくるにしたがって、定型と思われる人の中にも自閉っぽい部分を持った人たちに気が付きます(自分も含めて)。目を合わせなかったり、変なこだわりを持っていたり、ちょっとの雑音に集中出来なかったり…。
なので私は量の差であるだろうと今はとらえています。
>>私はあまり治る治らない等は考えていません。息子が息子らしく人生を楽しめればいいな、と思っています。彼が困っている事が楽になればいいな、とは思いますが…。
こう考えたのは、全部の遺伝子が改善されたのでは、息子が息子でなくなるのではないかという思いです。困りごとの中には知識を付ける事によって改善できる事もあると思うのです。本来の息子らしさを大事にしながら生きやすくなるにはどうしたらいいか?私の人生のテーマになっています。
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