|
▼リーヤさんこんにちは。ウォルフルと名乗っている不特定のASの者です。
>世間の中では多数派が一番強いと思います。自分は少数派に共感することが多いです。少数派があまりストレスを溜めずに多数派の中で生きられるような考え方はありますか?
一つの事柄に頑固に囚われている人間のあやまちは、その事柄以外の、彼がそんなものは無意味で無用だと思い込んでいるような他の多くの事柄もまた、他ならぬ彼が追い求めている当の事柄の生成、発達にとって欠かせない栄養である、ということを認めようとしない点にあるのだと思います。ある事柄において溌剌とした健康な状態を維持するには、つねに無数の「その他」あってこそなのだと思います。
たとえば、民主主義においては多数派多数派といいますが、少数派の存在なくしては健全な国家運営は成り立ちません。それはちょうど、種の存続にとっては多くとは異なる異質な他の要素をある一定数ストックしていないと、環境変異についてゆけず、種もろとも一斉に絶滅してしまうリスクが高くなるのと同じ事なのだと思います。ですから、少数派はたえず多数派にとっては危機分散(リスクヘッジ)の役割を果たすとても有意な存在だという点で、多数派は少数派の存在を容認せざるをえないのだと思います。(生命システムですら、ある一定数の異質な要素を取り込んでいないとシステムに不調を来たします)ですが、多くの多数派の人達(特に多数派なら何でも良かれと思っている日本人)はこの事をまったく理解しようとせず、少数派をいつも邪険に扱い、多数派の輪から遠ざけようとしています。現に、こうした危機管理能力の欠如が回り回ってこの多数派社会の至るところで不調を来たし、同じくこの多数派社会の中で暮らす私達少数派もその巻き添えを食らっているのです。
「少数派をぞんざいに扱うな」とは「少数派が苦しむからやめてね」という意味ではありません。少数派をぞんざいに扱えば、少数派も多数派もみんな苦しむことになるからやめてね、と忠告してあげているのです。
日本は少数派だとか多数派だとか区別することなく、「みんな」が幸福に平和に生きられるにはどうすればいいのかをもっと真剣に考え悩むべき時代に差し掛かっているだと思います。
|
|