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▼愚鈍な母さん:
初めまして。オリヴィアです。
私はまだ大学生で母親の立場からの的確なアドヴァイスというは出来ないかもしれませんが・・・
私の母は、私が普通の子供と少し違う(1、2歳の頃から、一瞬見た物を正確に絵に描いた、こだわりが強い、小学生低学年から哲学書や医学書等の専門書を読みあさっていた、文章は上手いのに口頭でも文章構成が下手、人間関係が苦手、等)ということに気付き、公汎性発達障碍の可能性をかいま見ていたらしいのですが、個性の一つと考え、医療関係の施設に連れて行かれたことはありません。
きっと、息子さんにはご両親が伸ばしてあげたい、と思う才能がおありなのでしょう。
アスペルガーの傾向にある人は、受験勉強や教科書の上だけの勉強には興味は無いけれど、教科そのものには興味がある、ということがあるみたいです。私もそうでした。例えば、数学や物理のことをもっと知りたい、と思う一方で、学校での勉強には全く意欲がありませんでした。それでも将来の目標の為だけに半ば機械的に勉強していました。幸い中学高校の頃、良い先生に恵まれ、大学数学の教科書を貸して下さったり、相対性理論を解り易く詳しく説明して下さったりした先生がいました。もし周囲にそういった先生がおられないなら、息子さんが大学に行ってから学びたい分野に関する書籍(教育雑誌等でも良いです)を買ってあげて、モティベーションをあげるのも良いと思います。
母はよく、「あなたの才能は大学にいってから伸びる」と言ってくれていました。実際私にはそのような才能があるのかどうか分かりませんが、兎に角、大学での勉強は凄く楽しく感じます。ですから、息子さんもそういったタイプかもしれません。
それに、定型非定型問わず、受験生は九月頃から伸び悩むみたいです。私も随分昔に中学受験をしました。目標の学校の偏差値は58で、私の偏差値は12月でも40そこそこでした。受験は前期と後期があり、前期が58で後期が62でした。塾の先生からは志望校を下げろと言われましたが、私は意地でも第一志望を変えませんでした。予想通り前期で落ちたのですが、それから一ヶ月強の間必死で勉強して後期で受かりました。人によっては短期でぐっと伸びる場合があります。特に男の子は短い期間で伸ばせる力があると聞きます。そういう可能性があるということ、心の底から息子さんを信じてあげて「絶対受かる」と言ってあげること、万一受験に失敗しても人生の中では大した過ちではないことを言い聞かせてあげれば良いと思います。
それから、今の所特に特別扱いしなくても良いのではないでしょうか。きっとお母様が息子さんのことに一生懸命になっているということはちゃんと伝わっている筈ですから。仰るように、一つの個性だと思います。
全然愚鈍じゃないです、立派なお母様です。
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