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▼ニュースリムさん:
こんにちは。
>どこで言われたか知りませんが。「赤ん坊は泣くのが仕事、学生は勉強が仕事」と言われてたみたいです。おばあちゃんかな?とも思いますが・・
>
>だったら、勉強が仕事ならば金銭がもらえる。と思ってしまったらしいです。
なるほど。言葉を『額面通り』『字義通り』に受け取るASの子らしいですね。
勉強=仕事=報酬とインプットされてしまったのですね。
言葉にはほとんどのものに、何通りかの意味合いがある。この場合も、仕事=本分。やらねばならないこと。(=無報酬でも)という意味合いがあるのに、たぶんそこについてはわかってないのでしょうね。
本来なら、『仕事の報酬というのは、作業そのものというより「感謝」の気持ちの「代替物」である』という暗黙の了解を幼いころからの経験の積み重ねにより理解していることが多いのですが、我が子を見ていても自閉スペクトラム内にある子の場合「経験から学ぶものが偏っていたり、スル―されている」ことが実に多いことを日ごろからよく感じています。
ニュースリムさんところの息子さんもそんな感じなのかもしれませんね・・・。
>しかし、頼られるのは小学校までで中学に入ると「ガリベン」「勉強ばかりしてる」などあまりよい様には言われなくなったみたいです。
>
>確かに目に見えるものしか信用しません。
>
>まごころ、絆、などは「自己満足」として片づけられます。
>
なんとなくですが・・・このあたりに息子さんの執着の根源みたいなものが隠れているような気がしますね・・・。
勉強が楽しくてやっているのではなく。自分が他者に認められたいがための『手段』だったのかも・・・という気がします。
しかし、ひどいですね。
本来頑張って学力を上げるため努力してきてそれで成績が良い者は、尊敬され認められるべきなのに。
嫉妬が入るから難しいんでしょうね。
うちの周りにはこういうような環境(きちんと勉強する価値が正当に評価されないということに)が嫌で、私立中学受験に意思を固める子が身の回りにはけっこういますよ。
お金について・・・もしかしたら、「自分のしたこと(努力したこと)への価値付け」かもしれませんね。。。
息子さん本人自身はっきり自覚してなくても、本当は「お金が欲しい=はっきりとした形での評価が欲しい=自分を認めてほしい・価値があるとわかって欲しい」が隠れてるような気がします。
もちろんお金という形ではあげてはいけないと思うのですが、彼の頑張った努力に比例した報酬に関しては「なんらかの形」で残してあげるというのはいかがでしょうか。
きっと、反抗期だし男の子ですから口で褒められたり認められたりするのは絶対に嫌がると思いますから(我が家の主人が今でもそういうタイプです)、表彰状や記念になる物、美味しい食事や旅行など、本人が記憶に残る形のものを用意してみるのはどうでしょう・・・。
たぶん、最初はそんなもの!と嫌がると思いますよ。
でも試してみると変わってくるんじゃないか、と。
自閉圏の子達はたいてい「変わる」と「はじめて」「自分の思っていないところ」がすごく嫌いですから提案には当初かなり抵抗をしめしますけど、経験してみて納得すると受け入れてくれますし。
私だったら、ということで考えてみました。
もうすでにご存じでやってらっしゃるとは思いますが、ABA(応用行動分析)などのやり方で息子さんニュースリムさん双方が楽になるように使える部分がもっとあるといいのですが。
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