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▼ぴたさん:
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>ASの長男は現在小学校6年生。普通学級で過ごしています。
>中学の選択肢を広げるため得意な勉強を伸ばし、全国レベルの難関校は無理ですが、中堅クラスなら合格できる実力をつけました。
>今のところ我が家では中学受験をさせた後、公立も含め進学先を考える予定です。
まず気を付けてほしいのは、現在は“学校の成績が良い=就労に有利”ということは、以前と比べて非常に薄まってきているということがあります。
むしろ…収入という言う面では、高卒で工事関係など人がやりたがらない仕事について、経験を重ねて、周りからの信頼を得た方のほうが、高収入だったりします。
それから…“学力をつける→人間関係が育つ期間を奪われる→大学・会社で浮足立つ→引きこもり”という負の連鎖にはまっていく子も少なくないです。
僕自身…自然科学系の大学に大学院まで在籍しましたが、ADHD特有の“自分の考え方をまとめにくい”という短所が年月を追うごとに、どーんとのしかかってきて、うつになり、何とか周りの人の手助けで卒業できたものの、卒業式からしばらくの間は、荷物のない下宿の部屋の中で、春浅い北東の冷たい隙間風にさらされても温まる食料さえ喉を通らず、横たわっているだけで本当に一度死んだ感じがしました…人生でどん底の日々でした…
だから…少年期から“学力にかける”とか偏ったことをせずに、常に愛息君に対して“本当にやりたいことは?”“今の学校生活で困ったことは?”“苦手なことを乗り越えるためにはどんな寄り添いかたをしてほしいのか?”というふうに、愛のアンテナを向けてやってほしいです。
今日の笑顔を明日も…ということを重ねることが、多額の学費を工面する前に、
彼の未来を明るくするために必要なような気がします。
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