アスペルガーの館の掲示板

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[#3881] 若い頃に告知を受けた人に質問です マキナ 05/2/18(金) 4:01 [未読]

[#3950] Re:若い頃に告知を受けた人に質問です Chiquitita 05/2/19(土) 1:47 [未読]
[#3963] Re:若い頃に告知を受けた人に質問です マキナ 05/2/19(土) 12:28 [未読]

[#3950] Re:若い頃に告知を受けた人に質問です
 Chiquitita メールホームページ  - 05/2/19(土) 1:47 -

引用なし
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   ▼マキナさん:
>子供が中学生の頃から学校に不適応を起しまして、児童精神科
>に連れていった所「PDD傾向からの、情緒障碍、精神停滞」と
>診断されました。知能も障碍ぎりぎりの数値でしたが、会話して
>いると、それほど感じません。子供の事を調べていくにつれ
>ここの掲示板でROMしていくにつれ、自分に疑問を抱きまして
>専門医に行った所、私はASの診断を受けました。調べるに
>従い、自分の脳や肉体的に「自閉症」だと、解った次第です。

私もかなりのハイパータイプではないかと思います。
私の場合はまず4歳のときに「自閉症」という形で確定診断がありました。しかし言葉の遅れはほとんどありませんでした。
6歳のとき、幼稚園の年長組で謎の熱病を起こして九死に一生を得る当たりから、幼稚園そのものにも不適応状態を訴えました。そこで根室市内にあった精神科の病院で再度精密検査をした結果、「自閉症」の確定診断に、今で言うところの「高機能」のコメントがつきました。この確定診断が、現在のASにつながっています。

何でも自分が気に入らないものはとことんまで嫌がるタイプだったのもハイパーならではだと思います。当時根室市内には幼稚園が4箇所ありましたが、他の3箇所は制服がスモック型なのに、私の通っていたところだけは襟なしのダブルのジャケットとショートパンツ(女子はボックスプリーツのスカート)だった、というのが何となくなじめませんでした。

今以て解らないのが、なぜひらがなの「よ」を含む単語の発音にひどく抵抗感を覚えたのかです。それも、「よう」といった長音や、「よん」といった撥音がとりわけ抵抗感をもたらし、「よっ」といった促音や「よ」単独、「よる」とか「よこ」といった一般的な文字の並びはほとんど抵抗を感じませんでした。
このため、幼稚園に通い始めてから、「おはようございます」と言えるようになるまで7ヶ月を要した、という記憶もあります。
今から36年前の話ですが、その当時にペ・ヨンジュンがデビューしていたとしたらなかなか「ヨン様」と言えなかったかもしれません。
でも、「おはようございます」と言えるようになったら、「よ」に対する抵抗感がウソのように感じられなくなりました。

>子供の強い希望で現在は通院していません。強い希望といっても
>「病院にもう一度いこうか?」と、言うと、癇癪で暴れます。
>ここまでして…通院?と、思っていたので、本人が困って
>自覚を持つまで待っていました。

やはり私の場合も、親が「自閉症」に対するマイナスイメージを強く持っていた状態でカミングアウトしたので、同じような局面ではパニックになっていたかもしれません。
幼稚園の不適合で疑問を感じたオフクロが、私を精神科に連れて行ったときは、私が何も知らないのをいいことに「ただ検査するだけで、注射も薬もない病院だから」とオフクロがなだめすかした、ということも記憶しています。

結局のところ、「自閉症」に「高機能」のコメントがついて言葉の遅れがないことが解った(ひらがなの「よ」の問題を除いては)ので、オフクロも安心したらしく、精神科や心療内科はこの後私が大学へ通っていて引きこもりに陥るまでの間の約17年間、まったく縁がありませんでした。

引きこもりのとき、統合失調症の疑いがあるからと札幌市内の医療機関にかかっていたときは、精神科通いにもまったく抵抗感を感じていませんでした。

>私は、かなり年齢が進んでから、診断を受けたので、時々困惑を
>しながらも、「なーんだ。そうだったのかー」と、納得する部分も
>大きく、どちらかというと、診断を受けて助かった方です。

前述したように、私の場合は親が「自閉症」をマイナスイメージで捉えて私にカミングアウトしたため、納得どころか大ショックで、最初の「自閉症」としての確定診断から38年を経過しても「自閉症」という呼称にひどく抵抗感を覚えます。

でもオフクロを責めることはできません。私が身障者として生まれてきたことだけでもショックを感じていたのに、夫(=私の親父)や父方(私から見て)の祖父母や親類の無理解との板挟みで苦しんでいるところへ、「自閉症」の告知がダメを押した… 私以上にオフクロはショックを感じていたかもしれません。

[#3963] Re:若い頃に告知を受けた人に質問です
 マキナ メール  - 05/2/19(土) 12:28 -

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   ▼Chiquititaさん:

こんにちは。返信、ありがとうございます。

私は、「この子は変っているなぁ〜」とは、小さい頃から
感じていましたが、マイナスには思っていませんでした。
逆に、マイナスと感じる親類から遠ざけて、育てました。
自分自身が、世代間伝達という経験をした事からです。

私自身が、自閉者であると、娘に伝えた時は、特別に
驚いていませんでした。娘はすでに、他の大人の人の動き等を
比べていて、最近は「おかーさんって、他の人と違うね」と
言っていましたから、何となく、「自覚」は出てくるだろうな
という予感はしていました。

娘がパニックになった理由が、やはり「自分の理屈が他に通用
しないんだ」→「自分は狂っている?」→「狂っているんだ」
と、いうのに混乱したみたいです。少しばかり知能が低いので
本人はそれの自覚があり「自分はあほなの」という考えから
「あほで、狂っていて、何も取り柄がないーっ」という考えに
至って、ぐるぐる混乱していたようです。

ようやく医師に診せるチャンスだと、私も方向転換できました。
情緒障碍を持っていたので、元の発達障碍の検査がなかなか
できませんでしたが、今後、やるべき事はやる。というスタンス
で、進めて行こうと、やっと思うようになりました。
おそらく、SSTなどの訓練は必要そうです。年齢的にぎりぎり
なので、まさにチャンスだと思っています。精神年齢が低いので
特徴が解り易いのです。

もし、PDD傾向が低かったら、訓練でかなりの変化が期待できます。
娘は、私をみてきているので、自閉者に対するマイナスイメージは
もっていません。とにかく、私は二次障碍にならせないようにだけ
考えています。発達障碍にせよ、精神障碍にせよ、苦しいのは
同じですが、どちらかがどう。と、いうのを見極めないと、私が
若い頃に受けた、はちゃめちゃな投薬やカウンセリングで人生を
マイナス方向に歩く羽目になるからです。

ここの記事で、励ましのメールもいただきました。
世の中、なかなかいいものだと痛感しています。
本当にありがとうございました。

もうちょい、ふんばってみます。今、が大事です。

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